飛鳥2北海道・サハリンクルーズ 函館〜稚内ランドツアー添乗レポート(VOL2)

羽幌〜焼尻〜天売を結ぶ羽幌沿海フェリー高速船「さんらいなぁ2」

羽幌〜焼尻〜天売を結ぶ羽幌沿海フェリー高速船「さんらいなぁ2」

焼尻島と天売島は羽幌の沖合いに浮かぶどちらも周囲わずか12キロの小さな離島です。この小さな島々は大型クルーズ客船での寄港が難しい島です。よってランドツアー後半の大きな見所となっていました。オンコ原生林とめん洋牧場の「焼尻島」、海鳥の楽園「天売島」と異なった特徴のある両方の島を訪ねることでそれぞれの島の良さがわかりました。


焼尻島・オンコの庄 風説により背の低い植生となったオンコの植生地

焼尻島・オンコの庄 風説により背の低い植生となったオンコの植生地

【焼尻島】
羽幌港から西に約23キロ沖合いにある焼尻島は、周囲12キロの小さな島です。島の3分の1が深い原生林に覆われています。焼尻島には5万本のオンコの原生林が群生しています。


焼尻・めん羊牧場、こい!こい!こう!と叫ぶと羊が集まってきた

焼尻・めん羊牧場、こい!こい!こう!と叫ぶと羊が集まってきた

また、スコットランドのような風景が広がるめん洋牧場では羊が放牧されています。潮風を受けてミネラル豊富な牧草を食べているので肉質最高でフランス料理の高級食材として人気です。


【天売島】
焼尻島から4キロ沖合いにある天売島は周囲12キロの天売島は海鳥の貴重な営巣地で絶滅危惧種のオロロン鳥(ウミガラス)が繁殖する場所です。3月頃からウトウ、ケイマフリウミネコなど8種類100万羽の海鳥が飛来し巣を作り卵を産み育てています。


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天売島でただ1箇所の信号機・小学校前に交通教育のために設置されている

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天売島のシンボル「赤岩」

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天売島・赤岩展望台付近には60万羽といわれるウトウの巣穴がいっぱいです。


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天売島・観音崎展望台より焼尻島を望む

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天売観光バスの斉藤暢氏 バスの運転士が観光ガイドをするというより自然観察員がバスを運転するといった表現が正しい

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9/8(日)放送予定・NHKテレビ「小さな旅」の舞台は天売島。バスの車内と走行風景で取材がありました



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天売島では天売ウニ祭りが開催されていました

天売島・炭火海鮮番屋でウニ・ホタテ・青ぶつ・かれい・いかを炭火で焼いて頂きました。ホタテがでかいです!これにミニうに丼が付きました。



サロベツ原生花園には20分コースと40分コースの木道が整備されていました

サロベツ原生花園には20分コースと40分コースの木道が整備されていました

【サロベツ原生花園】
2万ヘクタールのサロベツ原野の中でもっとも自然観察に適しているのがサロベツ原生花園です。一周歩いて20分と40分の木道が整備されて湿原に咲く花々が観察できました。


宗谷丘陵・これぞ北海道の大自然だ!と叫びたくなる大自然がどこまでも広がっていました

宗谷丘陵・これぞ北海道の大自然だ!と叫びたくなる大自然がどこまでも広がっていました

【稚内】
稚内には日本最北端の地「宗谷岬」があります。雄大な起伏が続く宗谷丘陵もドライブしましたが、最北の大自然を満喫できる最高のスポットでした。


稚内市内を走行中突然バスの前に現れたエゾシカの群れ 思わずシャッターを切った!

稚内市内を走行中突然バスの前に現れたエゾシカの群れ 思わずシャッターを切った!

今回のランドツアーでは世界自然遺産登録の候補にもできるすばらしい自然と出会えました。世界遺産といえば世界文化遺産も思い出されます。11月には【世界文化遺産「客船飛鳥II」で繋ぐ厳島神社と三保の松原クルーズ】がございます。こちらへのご乗船もお待ちしております。


投稿者名 影の横浜情報屋 投稿日時 2013年08月24日 | Permalink

飛鳥2北海道・サハリンクルーズ 函館〜稚内ランドツアー添乗レポート

7月23日(火)〜7月28日(日)にかけて飛鳥2北海道・サハリンクルーズの函館下船〜稚内乗船のランドツアーに添乗してまいりました。


このツアーは「花と離島」そして「グルメ」をテーマに北海道を縦断する旅です。バスの中の挨拶で地図をご覧頂きながら「北海道の南端から北の端までの壮大な旅ですよ!」とご案内したところ参加者の中に鹿児島からご参加の方がいらっしゃいました。北海道どころか日本の南端からのご参加。添乗員よりもお客様のほうが覚悟ができていました・・・。もう脱帽!です。

【スケジュール】 7/23 横浜港 飛鳥2乗船 7/24 クルージング 7/25 函館港下船=    函館駅ー(特急北斗)−南千歳駅=    夕張= 富良野(泊) 7/26 富良野=ファーム富田=旭川=羽幌(泊) 7/27 羽幌〜焼尻島〜天売島〜羽幌(泊) 7/28 羽幌=サロベツ湿原=    宗谷岬=稚内・飛鳥2乗船

まずは夕張へ 幸せの黄色いハンカチ広場

まずは夕張へ 幸せの黄色いハンカチ広場

【夕張】
函館から南千歳までは列車で移動、南千歳からはバスに乗り換え夕張に向いました。夕張では夕張炭鉱歴史館としあわせの黄色いハンカチ広場を見学。夕張メロンの試食もしました。


夕張の隠れた名物「ぱんじゅう」発見!

夕張の隠れた名物「ぱんじゅう」発見!

写真は小倉屋の「ぱんじゅう」といってパンとまんじゅうを併せたような夕張の隠れた名物でしす。おいしいとうわさで聞いていたので夕張に入るとすぐにお店に電話して予約。出来立てを皆でバスの中で食べました。バスガイドさんも「初めて食べました」と感激していました。


新富良野プリンスホテル内風のガーデン

新富良野プリンスホテル内風のガーデン

【新富良野プリンスホテル】
1日目の宿は新富良野プリンスホテルです。ドラマの舞台ともなった「風のガーデン」はホテルの敷地内にあります。ホテル出発前の早朝散歩で楽しみました。


富田ファーム ラベンダーがちょうど見頃でした。

富田ファーム ラベンダーがちょうど見頃でした。

富田ファーム 白・紫・緑・黄色・ピンクのコントラストが美しい

富田ファーム 白・紫・緑・黄色・ピンクのコントラストが美しい

【ファーム富田】
ラベンダーが一番見頃な時期に訪ねることができましたが、ファーム富田は手入れも良く行き届いており道内から多くの観光バスが訪れていました。ラベンダー畑一面が紫で染まり圧巻でした。


【旭川グランドホテル】
旭川グランドホテルでは花をテーマとした「北海道ガーデン街道ランチ」を頂きました。地元食材と北国ならではの旬の味覚による多彩なメニューで見た目も楽しめるランチでした。


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旭川グランドホテルの花をテーマにした北海道ガーデンランチ「前菜」

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メイン料理です。地元農家の野菜のほかホテル自前の農園で収獲した野菜も提供しています。

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料理旅館「富士屋」の前菜。料理写真の全てを見せられないのが残念!


【羽幌】
旭川からは留萌を経由して海岸線の眺めのいい国道をひた走り、途中花田家ニシン番屋で休憩して羽幌へ。2日目の宿ははほろサンセットプラザホテルに宿泊しました。夕食は羽幌市内の料理旅館「富士屋」へ。家族経営の小さな旅館なれど料理は本格的な懐石料理で女将さんの羽幌の話を伺いながら食事を堪能しました。次回は羽幌から焼尻島と天売島の旅を中心にレポートをお届けいたします。


投稿者名 影の横浜情報屋 投稿日時 2013年08月16日 | Permalink

飛鳥IIで航く 地中海クルーズ

5月13日より26日までの2週間、『飛鳥IIで航く 地中海クルーズ』の添乗に行って参りました。

ガウディの街バルセロナ、世界三大美港のひとつナポリ、水の都ベニス、アドリア海の真珠ドブロヴニク、ヨーロッパとアジアの文化が融合した大都市イスタンブールと、魅力的な寄港地満載の素晴らしいコースでした!

【スケジュール】
5/13 成田/関空より経由便にてバルセロナへ
5/14 バルセロナ市内観光後、飛鳥IIに乗船!
5/15 終日航海
5/16 ナポリ(イタリア)
5/17・18 終日航海
5/19 ベニス(イタリア)
5/20 終日航海
5/21 ドブロヴニク(クロアチア)
5/22・23 終日航海
5/24 イスタンブール(トルコ)にて下船、市内観光へ
5/25 イスタンブールより経由便にて成田/関空へ
5/26 無事帰国


いつ完成?

いつ完成?

【バルセロナ】
ガウディの街バルセロナでも一番有名なサグラダ・ファミリア。
皆様、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家が日本人だということをご存知でしょうか?

石工を目指すべく25歳でヨーロッパに渡り、いまよりももっと未完成のサグラダ・ファミリアにその時点で感銘を受け、何度も門前払いされながらも通いつめ、そしていまや主任彫刻家だなんて、同じ日本人として誇らしい気持ちになりますよね!

2020年頃に完成予定と言われているサグラダ・ファミリア。
果たして本当にその頃完成を迎えているのでしょうか?


【ナポリ】
マルゲリータ発祥の地と言われるナポリ。世界三大美港だけあって、船からの眺めは素晴らしいものでした。
突然ですがここで問題!世界三大美港のうち、残り2つはどこでしょう?
下の写真がヒントです。(答えは一番下に)


写真があると簡単過ぎるかも...

写真があると簡単過ぎるかも...

右手奥に砂糖パン!

右手奥に砂糖パン!


早朝の船上からのベニス、美しい...

早朝の船上からのベニス、美しい...

【ベニス】
右の写真は早朝入港前の船上からのベニスの街並み。
この後、まさかサンマルコ広場で大雨に見舞われるとは...
それでも昼食後は雨もすっかり上がり、顔を出してくれた太陽に照らされた美しいベニスの街並みを皆様にお楽しみいただけました!


山頂からの旧市街の眺めは最高です!

山頂からの旧市街の眺めは最高です!

【ドブロヴニク】
本船のオプショナルツアーが設定されていないこともあり、わたくしがツアーガイドとなり、急造ツアー『旧市街・城壁とスルジ山山頂散策』を決行!
2時間弱の城壁散策を頑張っていただき、美味しいランチの後はスルジ山へ。山頂からの旧市街の眺めは、皆様時を忘れてその美しさに見とれていました。来て良かったという言葉は添乗員冥利に尽きる有難い言葉でした。
(私もドブロヴニクは初、片手にガイドブックを持っていた事は内緒です!)


【イスタンブール】
飛鳥IIでの優雅な船旅に別れを告げ、イスタンブールで下船し市内観光へ。
トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクなど、世界遺産の数々をお楽しみいただきました。
(オリンピック誘致は日本とマドリードに傾いた?かもしれませんが、イスタンブールのデモ報道は悲しいですね。
一刻も早く沈静化してほしいものです。)


2013年世界一周も残すところ約1ヶ月。
7月半ばに日本に戻った後は、北海道や夏祭り・花火など、夏を満喫出来るクルーズが盛りだくさんです。
『夏の北海道・サハリンクルーズ』は、船上クーポン1万円券など、郵船トラベルオリジナル特典付きのおすすめクルーズです。
この夏のご旅行にぜひご検討くださいませ!!


そして、飛鳥II初となる5つの大陸を巡る世界一周クルーズ、
『2014年世界一周クルーズ』もまだまだ好評発売中です!


《世界三大美港の答え》
ナポリ・シドニー・リオデジャネイロ
※他にもサンフランシスコなど、諸説ございます。
 皆様の目で確かめてください。
 横浜や神戸も負けないくらい美しい港だと思います


投稿者名 リンリン 投稿日時 2013年06月10日 | Permalink

セレニティ 神秘の黒海・魅惑の地中海〜寄港地編(1)スメラ僧院〜

断崖にあるスメラ僧院   真ん中の小さい建物が僧院です。

断崖にあるスメラ僧院 真ん中の小さい建物が僧院です。


トルコの港「トラブゾン」は黒海に面しています。
古くから交易の中継地点として栄えていました。


大きな地図で見る


今回は交通の便が不自由な「スメラ僧院」まで足を伸ばしました。
トラブゾンの港から車で50分ほど、
山道を経て僧院の入り口へ向かいます。




=スメラ僧院とは?=

深い峡谷を見おろす270mの絶壁の上にあります。
現存するのは14世紀のもので、
修道士たちの住居跡に囲まれた教会は鮮やかなフレスコ画で覆われています。
現在はここで修道生活は行われていません。
この周辺にはオスマン・トルコ時代に
ポントス人と呼ばれたギリシャ系のキリスト教徒が住んでいた場所でもあります。
スメラ僧院はそのポントス人を例証するための重要な文化財であり、
今後世界遺産に登録される可能性があります。
参考:トルコ観光局


木の根の道を経て階段を昇り、更にもっと急な階段を昇っていきます。


階段の先にはこのような岸壁をえぐったような場所となっていて、まるでミニチュアの街のようですが、石造りでしっかりしています。


当時のフレスコ画を見ることが出来ます。

普段の旅行ではなかなか訪れることも出来ない場所ということもあり、お客さんの期待度はかなり高く、急な階段もがんばって昇ることができました。

黒海クルーズでトラブゾンを訪れた際は、ぜひ健脚の方はスメラ僧院に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。


投稿者名 N.K. 投稿日時 2011年10月19日 | Permalink