アイスランド・グリーンランド紀行~2日目 その3~

北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回はロックミュージアムと世界最大の露天風呂・ブルーラグーンについてお話させていただきましたが、今回はレイキャヴィークメイン通り観光について筆を執りたいと思います!

<お詫び>
すっかり長文になってしまいました。伝えたいことが多すぎて、筆が止まりません(笑)
前回予告していた今回書く予定のグリーンランド編はまた次回、ご案内したいと思います!!


■2日目夕方~夜 レンタカー返却、市内観光
大満足でブルーラグーンを後にし、午後6時前に車を返却します。
2日目 その1でもお話した通り、Full Protection(無傷)、ガソリン満タンがルールです。


帰りがけの雄大な景色。どこをとっても目が離せません。

ここで豆知識、アイスランドでのガソリンの入れ方です。
国内のどの街にもある、「N1」と言うスタンドを利用します。
後日語られることになるアイスランド一周の旅では給油はすべてN1を利用、そのすべての場所でセルフでした。
油種は北欧の多くの車もそうであるように、ディーゼルです。

(1)まずはレンタカーのお店でいただけるN1カードを給油機へ入れます。
 (レンタカー会社と提携しているのか、すごくオススメされます 笑)
(2)次にクレジットカードを入れ、おおよそ入れるであろう金額を先に入力します。もちろん、給油した金額だけ差し引かれます(ここで入力した残高があるのか、確認しているのかもしれませんね)。
(3)そして、給油。レバーを引けば出てきます。ここは日本と変わりありません。
(4)給油後は再びN1カードを入れてレシートと戻ってきたカードを受け取り、完了です。

以上の手順になります。
いつかのご旅行のご参考になれば、幸いです!!


給油機。ディスプレイは基本アイスランド語ですが、設定で英語表記にもなるので安心です。


お世話になったレンタカー点。携帯電話のマップを利用したナビ用に、Wifiルーターなども貸し出してくれます(有料)。

車を返し、メイン通りを観光します。
ちらほらと閉まっている店も見受けられます。

アイスランドのお店の多くは大体が夏季であってもお昼ごろに開店、閉店は午後6時ごろ、冬季であれば午後2時~4時ごろととても早いです。レイキャヴィーク以外の都市ではもっと早かったり、中には冬季は営業していないところも。
買い物などは事前にお店の営業時間のチェック、お早い時間からの行動をオススメします!!


ちょうどこの日は国を挙げてのプライド・パレードの期間ということもあり、通りやお店はレインボーカラーのところが。虹色の帽子を被った可愛らしいお子様もいました。北欧の子供は皆天使のようです。
プライド・パレードとはつまりは同性愛のためのお祭りであり、老若男女問わず夏の終わりの行事の1つとして楽しまれています。


まるで一枚の絵画のようです!

このブログを熱心に読んでいるアイスランド通(?)の方はご存じの方も多いかと思いますが、アイスランドは世界一性差別のない国として位置づけられています。

1980年、世界で初めて女性の首相を誕生させたのもこの国。また後任のつい数年前まで首相を務めていたこれまた女性のヨハンナ・シグルザルドッティル(Jóhanna Sigurðardóttir)さんは世界初、同性結婚をした首相としても、世界を騒がせました。

しかしこのことは、現地の方々からすると何の不思議もないことなのです。

小さい頃からこうしたお祭りや大人の振る舞いを見て学び育っているからでしょうか。
一人ひとりが自分で決めた普通のものさしで人を測らず、人と違っているところはひとつの「個性」として、差別せず対等に扱う。
皆が差別せず平等の権利を認められているところがこの国の独特で素晴らしい空気を生み出していると、私は思います。そんな当たり前を当たり前にできるところに私を含め、世界中から多くの方々が魅かれて訪れる点なのかもしれません。これは私の勝手な想像なのですが、きっといじめなどもないんじゃないかな、とも思いました。


お土産屋さんを物色しながら虹色の通りを歩くこと300メートルほど。その先のハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja)に着きました。

左右対称のこの教会はアイスランドのシンボルとして、初日に訪れたハルパよりも前から存在感を放っています。


メイン通りを突き当たったところに教会があります。

綺麗の一言!写真の像はコロンブスより500年早くアメリカ大陸を発見した(!)アイスランド人ヴァイキングの像です。

外観もさることながら、この教会、内部も見どころ満載です!


左右対称の中身はこれまた対象、美しいです。見ずらいですが、左手にオルガンがあります。

中心には雲の絵が吊るされていました。気ままなアイスランドだからこそ、教会ともよくマッチしています。


後方にはパイプオルガンが。正面のオルガンの鍵盤を弾けば重厚でありながら繊細な音楽が響きます。


内部もさることながら、エレベーターで屋上へ。地上約74メートルから360度、市内を一望できます(観覧料800ISK)。

おもちゃのようなポップな家々を眺めることのできる街側。
夕焼けが凪いだ海に映える海側。


歩いてきたメイン通りを一望。

午後19時半ごろの夕焼け。

どこから見た景色も目に焼き付けたくなるようなものばかり。

北欧ということもあり基本的に雨が多いのですが、この日は晴れてくれて本当に良かったです!!
街を見渡すこと約30分。ここは2年前の旅行時には行けなかった場所なので思い入れがあり、景色ひとつでなかなか粘ってしまいました(笑)


大満足で教会を後にしたところで、晩御飯をいただきます。
晩御飯の場所は、旅立つ前から決めておりました。
これまた2年前は臨時休業で泣く泣く断念したお寿司屋さん、その名もカタカナで「スシバリン」です!!あの頃と変わらずメイン通りに君臨(?)する日本語の看板に、感動を覚えてしまったことは、言うまでもありません。まだ営業してくれていて、本当にありがとう!(失礼!!)

意気揚々と店内へ。


店内は8席ほどのテーブルとカウンター。テイクアウトもできます。

黒板に描かれた富士山?のような山、レジには鯉の壁掛けの像などもあり、「和」に寄せてきています(笑)
店員さんはアジア系の男性、アイスランド人女性の2人でお店を切り盛りしていました。男性は日本人ではありませんでした。

注文を取ります。
冒険しようと「Philadelphia Roll(フィラデルフィアロール)」なるもの。そして保険にと、北の海で絶対美味しいであろうサーモンを食べたい。との思いでその名も「Sarmon Lovers(サーモンラバーズ)」を注文しました。

お店は繁盛しています。大量のテイクアウトの方の注文が入っていたので、20分ほど待ち、料理が運ばれてきました!


Philadelphia Roll。スモークサーモン・きゅうり・クリームチーズ入りです。

Sarmon Lovers。サーモン好きにはたまりません!

注文時は興奮のあまり気づけず。フィラデルフィアロールはカリフォルニアロールと肩を並べて有名なアメリカ発の巻き寿司でした(笑)まさかアイスランドで食べることになるとは。

お箸はもちろん、お醤油にガリ・わさびもしっかり揃っています。味も美味しいです!
何より驚いたのは、フィラデルフィアロールの巻き方のキレイさです。日本人でもここまでキレイに巻ける方、多くはいないのでは!?

値段は北欧価格、1900ISK(約1850円)と日本人泣かせではありますが、現地の食事のお値段から言うとごく一般的な価格設定です。
わずかに懐かしい2日ぶりのお醤油の味はあと数日後に食べたら、更なる感動をもたらしてくれたことでしょう。
ただここは思い出を作りたい。同じところで食事をするのはもったいないので後日また食べることはありません。

あまりにも早い和食からの決別。この誓いが数日後、私を苦しめることになるのでした・・・・
教会からの展望とスシバリン。この旅の目的をまた二つ、叶えてしまいました。

次回はいよいよグリーンランド突入です!

~素敵な旅は、郵船トラベルで~

to be continued...


投稿者名 レモーネ 投稿日時 2015年11月10日 | Permalink