アイスランド・グリーンランド紀行～5日目 その2～
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回は番外編として少し脱線させていただき、先日訪れたアイスランドイベントについてお話させていただきましたが、今回はアイスランド１周の旅に再び時計の針を戻し、ヘプン（Höfn）村へ向かう途中のゴールデンサークル観光について、お話したく思います！！
■５日目 ゴールデンサークル観光
時刻はお昼過ぎ。 相変わらずの晴天の中、地球の割れ目ことシングヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)を観光し、車は巨大な間欠泉のあるゲイシール(Geysir)へと向かっております。
前々回にお話した馬や羊との触れ合いももちろんですが、当たり前のようにある非日常である自然も忘れてはいけません。
フカフカの苔のじゅうたん。
何もない。本当に地平線まで何もないところで車を停め、道路の外へ降り立ちます。
遠巻きに警戒していた羊たちを再度、追いかけてみます。わかってはいましたがなかなかのスピードで、群れをなして逃げて行ってしまいました。
ここまで避けられると、この旅が終わるまでになんとしても一度は触れてみたい、強くそう思わせてくれます。
目的地に向かおうと後ろを振り返ると、自分で停めていながら、乗っていた車がＣＭさながらの様子で佇んでいて驚いてしまいました（笑）
何割にも増して良い車に見えます！
シングヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)から１時間ほど車を走らせ、ゴールデンサークル２番目のスポット、ゲイシール（Geysir）に到着しました。
入り口です。間欠泉から出る熱湯について、注意が促されています。
辺りには硫黄の臭いも立ち込めています。２年前に訪れた際と全く変わらず、相変わらず間欠泉からは勢いよく熱湯が吹き上げていました。
環境汚染が騒がれる昨今ですが、ここは昔と変わらず地球が元気に呼吸してくれているように見え、少し安心しました。
ここにある間欠泉は１つではなく、この一帯でいくつも存在しています。また、２日目に訪れたシガーロスのプロモーションビデオに出た丘も然り、この国ではそこかしこで間欠泉を見ることができます。ならば、なぜゲイシールが間欠泉として有名なのか。それはこの後ご紹介する画像を見ればお分かりいただけるかと思います。
一番人が集まっている、最奥の見どころのスポットまで、足を運びます。
最低限の柵しか付いておりません。
大きな間欠泉の前にぽつりとあった、その名もリトルゲイシール。
リトルゲイシールの前で足を止めます。７０ｃｍほどの窪みに、熱湯がぼこぼこと音を立てています。
お湯が噴き出すこともなく、かわいらしい見た目です。
リトルゲイシールより大きいにも関わらず、名もなき間欠泉。十分な迫力です。
多くの間欠泉を眺めつつ、ついにメインの場所へと到達しました。
近くに寄ると、このようになっています。中央の窪みからお湯が噴き出します。
約５分ごとに一度、爆発と言ってもよいほどの大きな噴き出しがあります。
泉を眺めると、中はうねるように、これから起こす爆発の雰囲気を盛り上げてくれるようで、少し動きがあるごとに、世界各国の観光客の方々が「オオー」、「オオオー」と一様に声を上げています。間欠泉を前にしてのリアクションは世界共通であることが、この時わかりました（笑）
じわじわ、じわじわと焦らすようにうねっていた水が急に中に引き、弾けました！！！
国内の間欠泉の中でもトップの噴き出しであること間違いなし！です。
まさかここまで高いとは！！！！
数ある間欠泉の中で最も有名な観光地となっていることもうなずけます。
どかんと音をたて、勢いよくお湯が吹き出しました。立ち位置が悪かった方はずぶ濡れになっています（笑）
他の場所の泉はぼこぼこと音を立てるだけで、噴き出したりはしません。
数回近くで眺めた後、遠巻きにも眺めてみました。
遠くで見ても圧巻です！
近くても遠くても迫力があります。
遠くで見ていて、「あれほど近くに寄っても良いのか・・・」と驚きます。日本では恐らく、もう５メートルほど離れたところに、紐でなく頑丈な柵を設け、警備員さんも立っていてもおかしくないはずです。すごいぞアイスランド。
数回の噴き出しを眺め、大満足です。
お土産屋さんを見て、その場を後にします。店内の写真はありませんが、品ぞろえがとても豊富でした。レストランもあり、食事も可能です。アイスランドで有名な洋服のブランドの１つでその名も「GEYSIR」があり、レイキャヴィーク市街含め、主要都市には必ずと言ってよいほどお店を構えています。観光客の方々に人気です。
日本でも最先端とも言えるファッション！？（筆者談）
再び車を走らせます。
続いて目指すのは、ゴールデンサークル最後のスポット、グトルフォス(Gullfoss)の滝です。
車は滝から少し離れた場所で、５分弱歩きます。
道は舗装されており、緩やかです！
道が大きくなり、見えてまいりました！！
本日一番の自然です！！！
個人的には、ゴールデンサークルで一番楽しめた場所でした！
ゲイシール同様、この場所もぎりぎりまで近づき、自然を感じることができます。
滝の下流。ここで下流です。十二分な迫力です。
なんと虹が！！！！
ゲイシールよりもほんの少しだけしっかりした紐が、かかっています（笑）
水の音で、何も聞こえません。
もはや、説明はいりませんね。
日本の滝にも大きなもの、趣のあるものなどたくさんございますが、このグトルフォスの滝の規格外ぶりには衝撃を受けると思います！写真では絶対に伝えきれないこの光景、ぜひともその目で、お確かめください！！
しばらく滝の近くでマイナスイオンをいただきましたが、悲しきかなそれだけでは満たされず、お腹は空くものです（笑）滝を少し離れたところにある休憩所で、遅めのお昼をいただきます。
綺麗な店内。お昼時にはグトルフォスの滝を見に来た方で一杯になります。
実はここでのお昼ご飯、個人的な理由で少し思い入れがあるものとなっておりました。
２年越しに、いただきます！
こちらの、その名もIceland Traditional Soupですが、２年前のアイスランド旅行で訪れた際に現地の食べ物に挑戦する勇気が出ず、何よりもその値段２,０００ISK（約２,０００円）をどうしても払う気になれず、無難にベーグルを食べてしまった苦い思い出があったのです。
日本に帰って写真を見返すたび、食べとけばよかったと後悔すること数知れず。ようやく過去の思い出を吹っ切ることができました。食べてみると、やっぱり美味しい！若干羊臭さはあるものの、具だくさんの野菜スープのようなもので食べごたえがあり、お腹いっぱいになりました！
これでゴールデンサークルは制覇（？）することができました。
普通のツアーでしたらここでＵターンをして再びレイキャヴィークへと戻るところですが、これはアイスランド１周の旅。さらに奥へ奥へと進み、これからよりマニアックな情報を、お届けしてまいります！
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to be continued...
