アイスランド・グリーンランド紀行~7日目 その2~

北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回は朝からアークレイリ市街を観光、サッカーバーにてお昼ご飯を食べたところまでお話させていただきましたが、今回は前日に行った郊外を再び観光した後、地方の宿でアイスランド一周の旅最後の宿泊をするところまでをお話させていただきたいと思います!

■7日目 アークレイリ観光から、一周旅行最後の宿へ
午後2時を周り、アークレイリのメイン通りを一通り観光することができました。ここから再び車に乗り、少し遠出をします。向かった場所は前日に続き、2日連続のミーバトンネイチャーバスです(笑)この日も晴れており、お風呂から地平線まで続く、苔生した台地を再び見渡すことができました!時間にも余裕があったので、中にあるサウナに入り、ゆっくりとした時間を過ごします。70℃ほどの低温スチームサウナとなっており、長い間入ることができます。お風呂の景色は前日のブログで紹介させていただいておりますので、今回はミーバトンネイチャーバスの周りの光景をご覧いただければと思います。


ネイチャーバスの周りには数個の池があり、いくつかは白い石灰質な色をしています。しかしながら水温は北極圏のそれであり、とてもではありませんが、ちょっくらひとっ風呂できるものではありませんでした(笑)


周囲を散策しつつ、再び前日に圧倒されたゴーザフォスの滝を訪れました。
この旅で日本とはスケールが違う数々の滝を目の当たりにしましたが、2日前にこれまでの人生で一番の滝と思えたグトルフォス(Gullfoss)を早くも抜いて一番の滝となりました(笑)何を思うでもなく、ただただ眺めていられます。

しばらくゴーザフォスを眺めていると、お昼からあまり時間が経っていませんでしたが、早くもお腹が空いてきました。ご飯の量があまり多くなかったのに加えて、お風呂に入ったからかもしれません。

食事ができそうなところは周囲にはアークレイリ以外にないため、再び来た道を戻ります。
1時間ほど走り街へ戻ると、時刻は午後7時を回りました。今晩泊まる宿はこれまでのどこよりも都市部から離れたところにあるため、ここ数日の経験で容易に察することができました。間違いなく、食事処はありません(笑)翌日の朝ご飯を調達するため、アークレイリのメイン通りから見て山側にある、閉店間際のパン屋さんに駆け込みます。スーパーも併設しており、スーベニアショップよりもずっと安価でお土産も買うことができました。物価の高いヨーロッパ圏内では、一度にたくさんの数配らなければならない時用に、スーパーでお土産を購入することを、オススメさせていただきます!


前日の散歩で目を付けていたお店に入ります。
ヨーロッパ圏内にいるからには食べておきたい、フィッシュ&チップスのお店です。


肝心のお味ですが、写真からおわかりいただけるかもしれませんが、日本人には少しハードな量の油でなかなかのパンチが利いておりました。ハンバーガーに合わせるソースを選べたので、少しでも爽やかなレモンペッパーを選びましたが、効果はあまりなく・・・と言うのが正直な感想でした(笑)
隣を見ると、お年を召されたお客様が美味しそうに山盛りのフレンチフライを頬張っておられました。地元の方でしょうか。気さくな方で、丁寧な英語で色々とお話しをしてくださりました。その中でお歳を教えてくださったのですが、なんと傘寿を超えておられました(!!)それにして、このフレンチフライ。。胃もたれ知らずの胃袋に脱帽です。海外、恐るべし。

ご飯を食べ終えたころには午後8時を回っており、そろそろ次の宿を目指さねばなりません。
旅立つ前にどうしても我慢できず、Brynjaのアイスを再びいただきます。油でもたれた胃が、少しクリアーになった気持ちになります。是非とも、日本にも出店していただきたいアイス屋さんです。
何をし終えても名残惜しいですが、泣く泣くアークレイリを発つこととなりました。
アイスランド旅の基本、移動前のガソリンスタンド補給を行い、いつもの国道1号線へ。車で2時間ほど走ってアイスランド北西部をぐるりと周りつつ、宿を目指します。

街を離れてすぐに電灯がなくなりました。10メートル幅ほどのアスファルトで舗装された一本道を延々と走り続けます。外から見えるのは道路と定期的に建てられている反射板付きのポールのみで、そこから先は氷河までの道を走った時と同様、深い闇に包まれています。音楽はもちろんアイスランドのグループで、ライブに定評があるFM Belfastというバンドを、眠気覚ましに流しました。こんな深夜のドライブも今日で最後。明日は1周の旅を終えて、お昼過ぎにはレイキャヴィークに到着予定です。このどこを走っているのかもわからない道すら名残惜しい気持ちになります。この辺りは日中どんな景色をしているのか、全く想像がつきません。

ナビを頼りに車は目的地へ。1号線に沿った場所にある、街でも何でもないところにある民家で、辺りは数十キロに渡り人の気配がありません。あるものと言えば苔生した台地が続き、ぽつぽつと羊と馬がいるくらいです。
車を停めて小さな明かりのある家の前へ。本当に人はいるのかとチャイムを鳴らすと、若い女性の方が出てくださり、離れにあるもう1軒の家へと案内してくださいました。2・3組同時に宿泊できるよう寝室が複数あり、キッチンと共有スペースとも言えるリビングがありました。丁度ペンションのような、木を基調としたとてもきれいな所でした。


すでに日中、ミーバトンネイチャーバスを訪れているためお風呂はいただかず、リビングでくつろぎます。宿泊客は私たちのほかにアメリカからお越しのご夫婦がいらっしゃり、キッチンでパスタを作っており、ニンニクを焼いたいい香りがします。余ったからと振る舞ってくれました。慣れた手つきで盛り付けられたペペロンチーノはとても美味しく、フィッシュ&チップスの後でもぺろりと入ってしまいました。が、もうお腹には何一つ入りません(笑)満たされ切ったお腹で最後の夜を味わおうと外に出ると・・・なんとなんと、そこには一面のオーロラが!!!

ご夫婦も呼び出し、皆で空に見入ります。何回もトライしたのですが、残念ながらカメラに収めることはできませんでした。グリーンランドで見たオーロラは少し緑がかっていたのに対し、この日のオーロラは少し白銀のような色をしていたからでしょうか。撮りやすい色の問題など、カメラの性能の問題でしょうか。いずれにせよグリーンランドのオーロラに匹敵するほどの景色が空に広がっていました。周囲に灯りが全くないことも、空の景色を映えさせてくれます。突然消えたり、動いたりといつまでも見ていられます。

ただ、ここは夜のアイスランド。周囲に何も無いからか、とんでもない寒さが私を襲います(笑)この特別な寒さもオーロラを美しく見せている要素のひとつだとは思いますが、どうにも我慢ができません。もう少し長居すれば大満足だったのですが、痛むほどの寒さに小走りで家へと退散します。室内からでは、よくオーロラが見えません。オーロラを見ながら、静かに眠りにつきました。


翌朝9時に目覚め、朝の支度をします。アークレイリのパンを食べながら、この旅を懐かしみます。今日、私はレイキャヴィークに戻ります。そしてアイスランドグリーンランド旅行の最終日となるのです。

次回は1つ村に立ち寄ってレイキャヴィーク到着、最後の首都観光を楽しんだ様子を、お伝えしたいと思います!

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to be continued...


投稿者名 レモーネ 投稿日時 2017年01月27日 | Permalink