ショパンはホットチョコレートがお好き


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ポーランド出身の音楽家といえば、ショパン、ショパンといえばホットチョコレートが大好物だったとか。
ショパンの気難しそうなたたずまいからは想像しにくいですが、毎朝ホットチョコレートを飲んでいたそうです。
スミレの砂糖漬けを添えて。おしゃれですね。思った以上にホットチョコレートは栄養があり、朝食に飲むのはとても理にかなっているそうです。
ショパンがそれをわかっていたのか、わからずに習慣にしていたのかわかりませんが。


さて、我が音楽・美術の旅ホームページ には「Films x Music~名作でめぐる音楽の旅」のページがございます。
https://www.ytk.jp/music/other/films_music/
外は寒いし、コロナ&インフルエンザも気になる今日この頃ですので、暖かくしてショパンにあやかって温かいホットチョコレートなどを召し上がりながら、ご自宅で映画を楽しみながらショパンの音楽にゆったりと触れてみてはいかがでしょうか。


ショパンの大好物、ホットチョコレート(Gorąca Czekoladaゴロンツァ・チェコラーダ)のレシピはこちらをご覧ください。
◆準備するもの
・ビターチョコレート 50g (甘いのが好きな方はミルクチョコレートを一緒に使ってみてください。)
・牛乳250ml(低脂肪や無脂肪乳でないもの)
・乳脂肪分30%以上の生クリームをホイップしたものをお好みの分量
・生クリーム(ホイップしていないもの)大さじ1.5杯~2杯
・バニラ、シナモン
◆作り方
牛乳(お好みでバニラ、シナモンなども入れて)を弱火で温めます。沸騰する直前にさらに弱火にします、ここで生クリーム(ホイップしていないもの)を入れてよく混ぜます。チョコレートを割ってひとかけらずつ中に入れて焦げないように注意して、完全に溶けるまでよく混ぜます。牛乳が熱いので火傷に注意。カップに注いだ状態で4,5分おいて飲み頃になるまで待ちます。ちょうどよい温度になったらホイップクリームを上にのせて、ココアの粉を茶こしでかければすっかりポーランド・カフェ風!


※レシピはポーランド政府観光局のサイトからお借りしました。


投稿者名 Andante 投稿日時 2022年12月13日 | Permalink

晩秋の新しい贈り物

近ごろの日本は11月下旬になっても最高気温が20度前後の日が多く、まだまだ秋という感じですが季節の食べ物はさほど以前と変わらず、その到来をもって季節を実感します。毎年、友人からの秋の便りは「黒豆枝豆」で播州のご自宅で収穫された黒豆枝豆がいつも秋の深まりを教えてくれるのです。普通の枝豆は夏場に出回りますが黒豆枝豆は少し生育が遅めで、秋が深まってからの味覚になります。もう何年もの間、毎年いただいているのですが今年は黒豆枝豆にまぎれて5cmほどの実がコロンと入れられていました。私は生まれて初めて見た実で全く何なのかわかりませんでした。果たして食べられるのか?観賞用なのか。香りもなく、さっぱりわからないので友人に聞いてみると「フェイジョアの実」とのこと。追熟させると甘い香りがでてきて、半分に切ってスプーンで食べるとおいしいよとの話。調べてみるとフトモモ科の常緑低木であり、実が生るのは11月~12月の間で南アメリカ原産ですがニュージーランドでよく育てられているそうです。


フェイジョアの花

1週間ほど待つとほのかな香りがしてちょっぴり実は柔らかくなり、恐る恐る半分に切ってみてスプーンですくってみると、ほのかな甘い香りがさわやかで味は洋ナシに似て甘酸っぱい、優しい味でした。味とともに覚えたフェイジョア。これからはこの実を見ると秋も深まったなと思えそうです。

そして、この晩秋の味覚の贈り物を食べ終えるころ、季節は冬を迎えます。


完熟前は固く香りもありません

縦切りと横切りどっちがいい?


スプーンですくって召し上がれ


投稿者名 Andante 投稿日時 2022年11月29日 | Permalink

音楽ツアーデスクのおすすめ情報!新シーズンスタート!METライブビューイング11月のおすすめ公演

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

世界最高峰のオペラ座のひとつ、メトロポリタンオペラ(MET)新シーズンがスタートしました。METが世界に誇るオペラ公演を「特等席」で鑑賞できるのが、METライブビューイング。全国20館の映画館の大スクリーンで楽しむことができます。
今シーズンは、モーツァルトの名作オペラ《ドン・ジョヴァンニ》や《魔笛》など、新演出は7作品。映画化もされ、ピューリッツァー賞に輝いた名作を基に描いた《めぐりあう時間たち》や、実在した黒人スター・ボクサーの葛藤を描く、ジャズとオペラが融合した《チャンピオン》といった新作も盛りだくさんです。

今日ご紹介するのは、ケルビーニの《メデア》
MET初演の注目のプログラムです。
あのマリア・カラスが蘇らせたオペラとしても知られ、名作オペラ《ノルマ》の祖先となったギリシャ悲劇に基づくお話です。

愛し尽くした夫に裏切られた王女メデアが企てた復讐劇。
復讐を遂げ、我が子もろとも炎に消える第3幕はプリマドンナの真骨頂。ソンドラ・ラドヴァノフスキーがメデアを演じます。
メデアの復讐の相手となるジャゾーネ役には人気テノール歌手のマシュー・ポレンザーニが、国王クレオンテは艶やかな声を誇る名バス歌手 ミケーレ・ペルトゥージが登場します。
 
演出はMETで多くの作品を手掛けているデイヴィッド・マクヴィカーによる演出で、物語を劇的に映し出す巨大な鏡など、メデアの孤立を表現する舞台セットにも注目です。

11月25日~12月1日まで1週間限定の上演!
ぜひ映画館の大スクリーンでご堪能ください♪
 


王女メデアの苛烈な復讐劇!M・カラスが復活させたギリシャ悲劇に基づく名作オペラが堂々のME T初演!

ケルビーニ《メデア》MET初演 
上映期間:11/25(金)~12/1(木)

 
 
《メデア》のあらすじ

古代ギリシャ、コリント。国王クレオンテの娘グラウチェは、テッサリアの王子で伝説の金羊毛皮を獲得した英雄ジャゾーネとの結婚を控える身。だがそのジャゾーネは、コルキスの王女で二人の子供をもうけた前妻のメデアを強引に離縁し、彼女の恨みを買っていた。復讐に燃えるメデアは、グラウチェへの婚礼祝いに毒を仕込んだローブと王冠を用意し、二人の子供に持たせて送り届ける。ローブと王冠を身につけたグラウチェは悶死。だがメデアの復讐はこれで終わらなかった…。text by 加藤浩子


(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

上映期間:11/25(金)~12/1(木)
上映時間:2時間50分(休憩1回)
MET上演日:2022/10/22
指揮:カルロ・リッツィ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:ソンドラ・ラドヴァノフスキー、マシュー・ポレンザーニ、ミケーレ・ペルトゥージ、ジャナイ・ブルーガー、エカテリーナ・グバノヴァほか
言語:イタリア語

詳細はこちらから
METライブビューイング(松竹株式会社)
https://www.shochiku.co.jp/met/program/4670/


投稿者名 カリスマ歌子 投稿日時 2022年11月07日 | Permalink

音楽ツアーデスクのおすすめ情報★METライブビューイング2022-23がいよいよ始まります!

世界最高峰のオペラ座のひとつ、メトロポリタン・オペラ(MET)新シーズンがスタートしました。METが世界に誇るオペラ公演を「特等席」で鑑賞できるのが、METライブビューイング。全国20館の映画館の大スクリーンで楽しむことができます。

今シーズンは、モーツァルトの名作オペラ《ドン・ジョヴァンニ》や《魔笛》など、新演出は7作品。映画化もされ、ピューリッツァー賞に輝いた名作を基に描いた《めぐりあう時間たち》や、実在した黒人スター・ボクサーの葛藤を描く、ジャズとオペラが融合した《チャンピオン》といった新作も盛りだくさんです。


METライブビューイング2022-23 ラインナップ!


  1. ケルビーニ《メデア》(MET初演)
  2. ヴェルディ《椿姫》
  3. ケヴィン・プッツ《めぐりあう時間たち》(世界初演)
  4. ジョルダーノ《フェドーラ》(新演出)
  5. ワーグナー《ローエングリン》(新演出)
  6. ヴェルディ《ファルスタッフ》
  7. R.シュトラウス《ばらの騎士》
  8. テレンス・ブランチャード《チャンピオン》(MET初演)
  9. モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》(新演出)
  10. モーツァルト《魔笛》(新演出)

詳細はこちらから
METライブビューイング(松竹株式会社)
https://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2022-23/


今年6月に実施したオンラインオペラツアー「ニューヨーク&ミラノ!世界最高峰の歌劇場と 魅力の街歩き」でも、多数の反響と根強い人気を誇るメトロポリタン歌劇場をご紹介しました。
ほんの4、5日間もあれば、ほぼ日替わりでオペラを楽しめるMET。まさに芸術都市ニューヨークならでは、ですね。
上記でご案内した10作品を含め23作品が、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で2022年9月27日から2023年6月10日まで上演されます。

次回は、新シーズンのオープニングを飾る注目の新制作 ケルビーニの《メデア》MET初演についてご紹介の予定です。


投稿者名 カリスマ歌子 投稿日時 2022年10月25日 | Permalink

信州の秋を旅して

コロナ禍の前までは、ほぼ年に2回は海外旅行をしていたのに最近はかなわず、それなら国内でもと思いつつ、昨年の夏もコロナ大流行中であきらめてしまい今年こそは海外へ行けるかなと期待したものの、徐々に海外旅行も行けなくはないが、9/7までは帰国時の陰性証明提出のハードルも高かったし、その上円安が加速したことでやっぱり国内旅行に落ち着かざるを得ません。色々調べるうちに「ろくもん」に乗る旅を見つけました。
長野から軽井沢までの2時間、食事をしながら乗車、途中駅で観光もできるというもの。長野県はスキーのイメージはあるものの、ちゃんと旅をしたことがなくて非常に興味をかきたてられるものでした。
鉄道マニア でもないので、しなの鉄道という私鉄があり、「ろくもん」が豪華列車「ななつ星」のデザイナーと同じ水戸岡鋭治氏のデザインした観光列車であることも、この旅で初めて知りました。
「ろくもん」は3両編成。とてもこじんまりとした列車ですが、スッキリとしたデザインで機能的、マルーン色の車体がとても素敵。また、観光列車らしく、車窓からの景色を楽しみやすく配慮された座席の配置もとても好ましいものでした。


ろくもん


車内には予めお食事がセットされています


始発駅のため、ホームに列車は早めに待機しており、発車時刻の10分前ほどだったか、ほら貝の合図を受けてから乗車します。席には予め、お料理がセットされており、お飲み物はワインかりんごジュースが1杯無料でついてきます。
アテンダントが地元メーカーのワイン、地酒など追加の飲み物のオーダーを取りに来てくれます。アテンダントはお食事の説明と配膳、車窓の風景の案内、そして停車駅での観光案内まで大活躍。とてもきめ細やかにサービスしてくれます。お抹茶も車内でたててくれ提供され、そして最後には信州そばのお土産もあるのです。至れり尽くせり。今回、長野から軽井沢のルートで和食でしたが、軽井沢から長野までの行程では洋食(軽井沢イタリアン)だそうで季節を変えてまた訪れるたいなと思いました。
旅に出たのは大雨続きの後だったので、車窓風景は千曲川の水が泥色となっていましたが、晴れており浅間山も少しの雲にかくれてはいるものの、清々しい雄大な風景を楽しむことができて、心地よい時を過ごすことができたことが一番の収穫でした。
旅はやっぱり海外、国内にかかわらず非日常の体験となり、リフレッシュにはうってつけですね。
とはいえ、マスク必須の旅は窮屈で、本当はどこへ行くのもマスクなしの旅が普通にできることが一番だという思いを新たにした旅でした。


列車に乗る前立ち寄った、小布施のリンゴの樹


車窓から千曲川を望む


車窓からの浅間山


投稿者名 Andante 投稿日時 2022年10月04日 | Permalink