発表!音楽評論家 加藤浩子と行く バッハゆかりの北ドイツをめぐる「続バッハへの旅」
2年に一度の『ケーテン・バッハフェスティバル2016』を鑑賞!!
ベストセラー「バッハへの旅」の続編 募集開始いたしました。
<本ツアーでの鑑賞公演>
●8/31(水) ~聖アグヌス教会~
バッハ・コレクティフ
指揮&ヴィオロン:ミドリ・ザイラー
アルト:T.ウェイ
ヴァイオリン:平崎 真弓、 E.R.クリスティンドッフィル
ヴィオラ・ダ・ガンバ:R.リシュカ
J.S.バッハ《管弦楽組曲 第2番 ロ短調》
J.S.バッハ《3つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1067R》
ほかアリア、シンフォニア
●9/2(金) ~聖ヤコブ教会~
バッハ・コレクティフ&
ヴォーカル・コンソート・ベルリン
指揮:D.ロイス
ソリスト:M.ファウアージンガー、T.ウェイ、
S.ジャクソン、A.ヴォルフ
J.S.バッハ《ヨハネ受難曲》
●9/3(土)~ケーテン城 バッハホール~
フランチェスコ・トリスターノ ピアノリサイタル
J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》
●9/3(土)~聖ヤコブ教会~ (選択制)
タリス・スコラーズ
指揮:P.フィリップス
J.S.バッハ
《モテット「来たれ、イエス、来たれ」》
シュッツほかのモテット
●9/3(土) ~ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(大ホール)~ (選択制)
ゲヴァントハウス管弦楽団
2016/2017シーズンオープニングコンサート
指揮:H.ブロムシュテット ピアノ:A.シフ
ベートーヴェン《序曲「レオノーレ」 第2番》
ベートーヴェン《ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」》
ベートーヴェン《交響曲 第7番 イ長調》
●8/25(木)~アムステルダム・コンセルトヘボウ(大ホール)~ (13日間コースのみ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:D.ガッティ チェロ:S.ガベッタ
ウェーバー《歌劇「オベロン」序曲》
シューマン《チェロ協奏曲 イ短調》
ブルックナー《交響曲 第4番 変ホ長調》
■2016年8月27日(土)~9月5日(月)8泊10日間
旅行代金:588,000円(2名1室エコノミークラス/お1人様あたり)
■2016年8月24日(水)~9月5日(月)11泊13日間
旅行代金:698,000円(2名1室エコノミークラス/お1人様あたり)
パンフレット希望のお客様は音楽・美術ツアーデスクまでお気軽にご連絡ください。
★ただいま実施中!「バッハへの旅」現地からのレポートをご覧ください。
https://www.facebook.com/yusentravel.music
2015年6月バッハへの旅★現地レポート(2)
バッハへの旅、前半のハイライトはヘレヴェッヘ指揮「ヨハネ受難曲」(ニコライ教会)。ヘレヴェッヘはここできいた2004年のファイナルコンサート「ロ短調ミサ曲」の圧倒的名演が忘れられず。あれとどうしても比較してしまうのでちょっとしんどい部分も。今回も、立ち上がりはまとまりに欠け、?という感じだったのですが、第2部に入るとがぜんよくなり、最後の2曲の合唱は圧巻でした。あまり上演されない1725年稿というのも目新しかったのですが、第1曲が明るすぎるのはやはり違和感。バッハがこの冒頭曲を1度使っただけて引っ込めた理由もわかるような気が。ソリストではソプラノのドロテー・ミールズが頭ひとつ抜けたできばえ。古楽界のプリマの一人ですね。カーテンコール。3階からなので見えづらくて失礼。
後半はライプツィヒを離れてベルリンとドレスデンへ。(ツアーは後半2コースに分かれライプツィヒにそのまま滞在するプランからお選びいただきました)
「ヨハネ」の翌日はベルリンでベルリンフィル。ラトルの指揮、テツラフの独奏でブラームス「ヴァイオリン協奏曲」、ドビュッシー「映像」、ユネスク「ルーマニア狂詩曲第1番」。テツラフのの求道者ぶりがきわだったブラームス、各メンバーのヴィルトゥオジティ満開のユネスクが対照的で面白かった。ドビュッシーは、2012年にベルリンフィルでこの曲を振った(とプログラムにありました)サロネンで聴いてみたかったかも。ベルリンフィルの外観。
そしてベルリンの翌日はドレスデン。ザクセン州立歌劇場で「フィガロの結婚」のプレミエ。若手中心の歌手陣はかなりな水準で(ケルビーノ役のクリスティーナ・ボックという1986年生まれ!のメッゾは声に個性があり、伸びがあり、また聴いてみたいと思いました)、チェンバロを弾きながらのオマール・マイアー・ヴェルバの指揮は素晴らしかった。(バレンボイムの弟子だというヴェルバ、ヨーロッパではかなりでています。日本にも呼んでほしい)。
ヨハネス・エラートの演出は、コメディアデラルテに始まる喜劇の歴史数百年?を見せてしまおうという意図で、それ自体は面白いし、舞台も基本的にはキレイなのですが、第4幕はレチタティーヴォを全部なくしてせりふにし、音楽も変えるなど作品をいじりすぎ。そんなことしなくてもわかると思うのですが。。。で、やっぱり、演出はブーイングの嵐でした。写真は歌劇場とカーテンコール。
ベルリン、昼間の観光はサンスーシ宮殿。バッハが晩年に関係したフリードリヒ大王の夏の居城。フルート好きな大王にちなみ、入り口でフルートを吹くバロックコスチュームの男性は、いつもここにいるとか。宮殿外観。フリードリヒ大王のお墓。ジャガイモをドイツに定着させたフリードリヒ大王にちなみ、お墓にはジャガイモが備えられていました。王冠をかぶったジャガイモはご愛嬌。
バッハツアーもいよいよ最終日。朝はドレスデンの聖十字架教会で礼拝に。なんと野外での礼拝で、雨もぱらつきましたがなんとか無事に最後までたどりつきました。聖十字架合唱団の少年たちを指揮するカントールのクライレ氏は、われわれにわか信者も含めた信徒たちの歌の指導をする一場面も。聖十字架教会外観。かつてシュッツも活躍した教会。野外礼拝での少年聖歌隊員たち。
ドレスデンから再びライプツィヒへ。今日はファイナルコンサートの「ロ短調ミサ曲」。このフェスティバルのファイナルは毎年「ロ短調」と決まっています。日本だとどうしても「ロ短調」より「マタイ受難曲」のほうが人気があるのですが、やっぱり受難曲は「季節物」であり、礼拝のなかでやるものだ、ということが、バッハツアーでここに通っているとよくわかります。やはり「ミサ曲」のほうが時節を問わず、普遍的。バッハもそのあたりも考えて「ロ短調」を作ったのではないかと自然に感じられます。
開演前、会場の聖トーマス教会前のバッハ像周辺。ファイナルコンサートのポスター。カーテンコール。今年の出演者はラーデマン指揮のバッハコレギウムシュトウットガルト.ゲッヒンガカントライ。あのリリングが指揮していたバッハの演奏団体。とてもよかった。とくに合唱のデュナーミクのつけ方の大胆さに惹かれました。指揮者の解釈がよく浸透している演奏でした。
バッハへの旅、現地レポートいかがでしたか?
来年も6月にツアーを企画中です。
仮申込も随時受け付けておりますので、
資料請求、仮申込ともにご興味のある方は
音楽・美術ツアーデスクまでお気軽に
お問い合わせ下さいませ。
下記の「総合お問合せフォーム」をご利用下さい。
「お問い合わせ内容」欄に「バッハへの旅について」とご記入下さい。
2015年6月バッハへの旅★現地レポート(1)
今年も始まりました『バッハへの旅』
現地から続々とレポートが届いております☆
今年のバッハフェスティバルは、ライプツィヒ市が記録に
現れてから1000年という「ミレニアムの年」で、
近年になく内容が充実。左の写真はメイン会場のひとつで、
バッハも働いていたニコライ教会。
外観にはフェスティバルのポスターが・・・
バッハフェスティバルで最初に聴いたコンサートは、
ガーディナー&イングリッシュバロックソロイスツ、
モンテヴェルディ合唱団(ニコライ教会)
モーツァルトのレクイエムと「アヴェヴェルムコルプス」、
そしてバッハのカンタータ198番(ザクセン選帝侯妃の
葬送カンタータ)というプログラムは、葬送の音楽という
テーマでくくられます。モツレクが圧倒的名演。
ガーディナーは2013年から、ライプツィヒのバッハ
アルヒーフ(フェスティバルの主催もしている)
のプレジデントです。
ライプツィヒの旧市庁舎内に展示されている,おなじみのバッハの肖像画。
唯一、本物と証明できる生前の肖像画とされてきました(1746年作)。が、なんと2年後に同じものが制作されていて、100年以上にわたって個人が所蔵していたことが判明!その2枚目の肖像画が、このたびライプツィヒ市に返還されることになり、フェスティバルのオープニングで紹介されたようです。今回、返還された第2の肖像画もバッハ博物館に展示されていたので見ることができましたが、撮影禁止だったので写真は撮れず。でも、その第2の肖像画、保存がよかったのか、この写真の1746年のものよりはるかに鮮やかな色彩で、1746年のものが相当くすんでいるのだ、とよくわかりました。
ドイツは白アスパラガスの季節。茹でて食べるのが一般的ですが
スープも美味しいのです。
バッハへの旅、小都市めぐり。バッハが初めての結婚式をあげたドルンハイムの聖バルトロメオ教会。小さな村落の小さな教会なのに、
ひっきりなしにツアー客が。「バッハが結婚してくれなければこの教会はもうなくなっていただろう」という信徒代表の言葉もうなずけます。
バッハへの旅、バッハの暮らした街めぐりは、ヴァイマールへ。みどりと文化遺産の多い素敵な街。いつか数日ゆっくり滞在するのが夢です。夕暮れの市庁舎広場と、名物のテューリンガーソーセージ。
まだまだ、バッハへの旅はつづきます。
加藤浩子氏による同行・解説とともに新たな発見と、
爽やかな陽気の中きっとたくさん素晴らしい音楽に出逢えることでしょう。
バッハを知る、ドイツを知る 「バッハへの旅」好評受付中!!!
本日は、2000年以来延べ29回!(※)
延べ676名さまご参加のベストセラーツアー!
「バッハへの旅」をご紹介します。
◆音楽評論家 加藤浩子と行く「バッハへの旅」
旅行期間:2015年6月13日(土)〜23日(火)11日間
♪ライプツィヒにゆったり滞在しバッハフェスティバルを
存分にお楽しみいただくAコース。
♪ベルリン、ドレスデンに宿泊するBコースの2本立て。
【本旅行の魅力のポイント】
1.ライプツィヒ・バッハフェスティバル2015の
ハイライトを鑑賞!
2.バッハゆかりの教会で貸切オルガンコンサートを、
アイゼナッハのバッハハウスでは古楽器コンサートを鑑賞!
3.音楽の国ドイツを満喫!オーケストラの名門、
ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団や
ドレスデン国立歌劇場のオペラ、ベルリン・フィルを
鑑賞するコースも!
4.音楽評論家の加藤浩子氏が同行!
「バッハへの旅」(東京書籍)ほかバッハ関連の
著作も多い、音楽評論家の加藤浩子氏が同行!
豊富な現地経験を生かし、現地でのご案内を担当します。
鑑賞演目の開設や演奏家の紹介、教会やコンサートホール
でのマナーやドレスコードなども必要に応じてご案内を
いたします。
5.加藤浩子氏のバッハ関連書籍をプレゼント
6.宿泊は4ツ星以上の快適なホテルを厳選
7.音楽ツアーに経験豊富な添乗員が同行
毎年満員御礼となる人気のツアーです!
ぜひこの機会にご参加下さい。
★「バッハへの旅」特集ページ
★「バッハへの旅」現地レポート(2014年)
(※)「バッハへの旅」「続バッハへの旅」合計
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バッハへの旅★現地レポート第2弾のはじまりは、
《ヨハネ受難曲》の会場、ヴァイマルの市立教会から。
市立教会での《ヨハネ受難曲》は、ジョン・バット指揮
ドウネーディン・コンソート。
当時の礼拝に近づけて、オルガン曲、コラール、モテット
などをはさんでいました。
カーテンコール、とはいえ拍手なし、のはずが、
おもわず拍手するひとも多数!
《ヨハネ受難曲》名演の後の余韻にひたりながら、
旬の食材を愉しむのも、旅のすばらしさのひとつ。