2015年6月バッハへの旅★現地レポート(1)
今年も始まりました『バッハへの旅』
現地から続々とレポートが届いております☆
今年のバッハフェスティバルは、ライプツィヒ市が記録に
現れてから1000年という「ミレニアムの年」で、
近年になく内容が充実。左の写真はメイン会場のひとつで、
バッハも働いていたニコライ教会。
外観にはフェスティバルのポスターが・・・
バッハフェスティバルで最初に聴いたコンサートは、
ガーディナー&イングリッシュバロックソロイスツ、
モンテヴェルディ合唱団(ニコライ教会)
モーツァルトのレクイエムと「アヴェヴェルムコルプス」、
そしてバッハのカンタータ198番(ザクセン選帝侯妃の
葬送カンタータ)というプログラムは、葬送の音楽という
テーマでくくられます。モツレクが圧倒的名演。
ガーディナーは2013年から、ライプツィヒのバッハ
アルヒーフ(フェスティバルの主催もしている)
のプレジデントです。
ライプツィヒの旧市庁舎内に展示されている,おなじみのバッハの肖像画。
唯一、本物と証明できる生前の肖像画とされてきました(1746年作)。が、なんと2年後に同じものが制作されていて、100年以上にわたって個人が所蔵していたことが判明!その2枚目の肖像画が、このたびライプツィヒ市に返還されることになり、フェスティバルのオープニングで紹介されたようです。今回、返還された第2の肖像画もバッハ博物館に展示されていたので見ることができましたが、撮影禁止だったので写真は撮れず。でも、その第2の肖像画、保存がよかったのか、この写真の1746年のものよりはるかに鮮やかな色彩で、1746年のものが相当くすんでいるのだ、とよくわかりました。
ドイツは白アスパラガスの季節。茹でて食べるのが一般的ですが
スープも美味しいのです。
バッハへの旅、小都市めぐり。バッハが初めての結婚式をあげたドルンハイムの聖バルトロメオ教会。小さな村落の小さな教会なのに、
ひっきりなしにツアー客が。「バッハが結婚してくれなければこの教会はもうなくなっていただろう」という信徒代表の言葉もうなずけます。
バッハへの旅、バッハの暮らした街めぐりは、ヴァイマールへ。みどりと文化遺産の多い素敵な街。いつか数日ゆっくり滞在するのが夢です。夕暮れの市庁舎広場と、名物のテューリンガーソーセージ。
まだまだ、バッハへの旅はつづきます。
加藤浩子氏による同行・解説とともに新たな発見と、
爽やかな陽気の中きっとたくさん素晴らしい音楽に出逢えることでしょう。