シューベルティアーデ音楽祭
今日はシューベルティアーデ(Schubertiade)についてご紹介します。
名前の通りフランツ・シューベルト(Franz Schubert)のための音楽祭で、シューベルトが友達や音楽ファンに囲まれて開いていた自宅コンサートが「シューベルティアーデ」という名称の起源です。
1976年にオーストリアのホーエネムス(Hohenems)という町で始まったシューベルティアーデは、現在では期間中に声楽、室内楽、ピアノリサイタルが多数催され、オーケストラのコンサートや講演会、マイスターによる講習会までが開かれる世界屈指のシューベルト音楽祭となっています。世界中から毎年4万5千人もの観客が訪れ、その評判に相応しく参加する歌手や演奏家も豪華です。
ホーエネムス宮殿の改修に伴い、1994年からシューベルティアーデは会場を近隣の町フェルトキルヒのアンゲリカ・カウフマン・ホール(Angelika Kauffmann Hall)に移しましたが、2005年にホーエネムスのマルクス・シティクス・ホール(Markus Sittikus Hall)がリニューアル・オープンしたことにより、シューベルティアーデは再びホーエネムスでも開かれるようになりました。上記2会場にブレゲンツの森地方の伝統的なこけら板葺きの家々が印象的な人口1,700人の町シュヴァルツェンベルク(Schwarzenberg)を加えた3つの町が会場となっています。
美しいアルプスの山々に囲まれた環境で、世界有数の歌手たちが集うこの音楽祭は、観客だけではなくゲスト出演のアーティストたちをも惹きつけてやみません。
<開催期間>
ホーエネムスのシューベルティアーデ:
2012年4月20日〜24日と10月11日
シュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデ:
2012年6月16日〜25日と8月27日〜9月9日
シューベルティアーデ公式ウェブサイト(ドイツ語、英語)
www.schubertiade.at
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【シューベルティアーデ音楽祭 7日間<8月出発>】</font>