バイロイト音楽祭
今日はバイロイト音楽祭(Bayreuther Festspiele)についてお話します。
ドイツ バイエルン州北部の小都市バイロイトで毎年7月から8月にかけて開催される、ワーグナーの作品を演目とする音楽祭で、1876年にワーグナー自身が作品の理想的な上演環境を求めて創設しました。
会場となるバイロイト祝祭劇場はワーグナーが自作作品を上演するために自ら設計をし、ルートウィヒ2世の援助によって1876年に完成しました。すべて木造で無駄な装飾は一切なく、上演の理想のみを追求した他に類を見ない劇場です。
特徴的なのはオーケストラ・ピットで、指揮台から階段状に舞台の下に下っていく設計のため、客席からオーケストラの姿が見えません。これは観客に純粋に音楽に集中してもらうための計らいとのことです。
初日には国内外の著名人が招待され、観客の盛装と相まって華やかな雰囲気です。また、予約から10〜20年待ちと言われるほど、チケット入手が非常に困難な音楽祭としても有名です。
バイロイト音楽祭 オフィシャルサイト
http://www.bayreuther-festspiele.de/
バイロイト音楽祭を鑑賞するツアー:
<font size="+1">【バイロイト音楽祭&ザルツブルク音楽祭 7日間】</font>
このツアーで鑑賞可能な演目:
ワーグナー《さまよえるオランダ人》〜新演出〜
指揮: C. ティーレマン
演出: J. P. グローガー
演奏: バイロイト祝祭管弦楽団
出演: F. J. ゼーリヒ、A. ピエチョンカ、E. ニキティン 他
※ツアーは現在、満席となっております。キャンセル待ちをご希望の方は郵船トラベル 音楽・美術の旅ツアーデスクまでお問い合わせください。