オペラやコンサート鑑賞後のタクシー事情
オペラやコンサート鑑賞後、カーテンコールに盛り上がり、
劇場の雰囲気も後押しし感動の余韻に浸る愉しみは、日本のそれとまた違って
かけがえのない体験です。
でも、オペラなどは3時間以上の演奏時間となることも少なく無いので、
終演時間の後の帰り道のことを考えるとやはり不安ですよね。
劇場に歩いていけるホテルなら安心ですが、ちょっと離れてしまう場合、
トラムや地下鉄、バスという手段が一般的ですが、遅い時間ですとそれも心配です。
そんなとき、タクシーは強い味方。
ちゃんと登録されたタクシー会社のものであれば、たいていは間違いは無いと
いってよいでしょう。
ただ、このタクシー事情、いざ現地に行ってみると色々と難しい場合があります。
例えば、
・劇場前にタクシーが待機できるスペースが無い。
・劇場前に停まっていても、台数が少ないので捕まえるのが大変。
・劇場自体が郊外や田舎町にある場合。そもそもタクシーが少ない。
流しのタクシーもヨーロッパではなかなかいませんので、利用するとすれば
タクシースタンドなどで待つしかありません。
劇場の近くにタクシースタンドが無い場合、どうすればよいでしょうか?
・劇場から一番近いホテルに行き、そこに停まっているタクシーを利用する。
・行きのタクシーの運転手と交渉して帰りも迎えに来てもらうよう頼む。
・ホテルまたは旅行会社に往復の専用車を依頼する。
・タクシー会社に電話して迎えに来てもらう。
悪天候ですと、さらにタクシー争奪戦が勃発しますので、早めに手配を
しておいたほうが安全ですね。
弊社のツアーでは、ツアーに組み込まれている公演で劇場まで徒歩10~15分
以上かかる場合には、往復バスでご案内をします。
また、オプションで選べる別手配公演などの場合には往復のタクシーの手配を
添乗員がお手伝いをしますので、安心です。
個人旅行の場合も、例えば帰り道だけの専用車を手配する、といったことも
可能ですので、ぜひお問合せください。
最後に、劇場別(?)タクシー事情を独断&勝手にランキングしてみましたので、
ご参考までに☆
【難易度★★★】
・フォルクス・オパー(ウィーン)
・祝祭劇場(バイロイト)
・祝祭大劇場(ザルツブルク)
・モーツァルテウム(ザルツブルク)
【難易度★★】
・ロイヤルオペラハウス(ロンドン)
・楽友協会(ウィーン)
・アン・デア・ウィーン劇場(ウィーン)
・オペラ座ガルニエ(パリ)
・ベルリンドイツオペラ(ベルリン)
・シラー劇場(ベルリン)
・スカラ座(ミラノ)
・チューリヒ歌劇場(チューリヒ)
・コンセルトヘボウホール(アムステルダム)
【難易度★】
・バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)
・ウィーン国立歌劇場(ウィーン)
・コンツェルトハウス(ウィーン)
・ドレスデン国立歌劇場(ドレスデン)
・オペラ座バスティーユ(パリ)
・フィルハーモニーホール(ベルリン)