海外からのレポート【スコットランドの今】(エジンバラ編)

海外からのレポート特集も、いよいよ13回目となりました。

今回は、スコットランド(エジンバラ)からお届けします。



車窓から眺めるザ・メドーズの様子


■現在の街の様子はいかがですか?
普段のエジンバラは観光客がどんどん増える時期ですが、
3月末に政府からロックダウンのアナウンスがあり、
学校が閉鎖してから街中を行き交う人の数は激減しました。
基本的に車での移動も必需品の買い出し以外は許されておらず、
犬の散歩などで人気のあるレザボア(溜池)の近辺も
ローカルアクセス以外は通行止めになっています。
ただ、1日一回エクササイズをするための外出は許されているので、
散歩したりジョギングしたり、サイクリングしたりする人の数は
通常よりも増えているようです。


■日々の生活の様子を教えてください
娘はまだ5歳ですが、英国ではすでに学校が始まっているので、
学校が閉鎖してからも日々課題が送られてきます。
とても熱心な先生方のお陰で毎日新しい文字を覚えたり
読み書きをしたりと忙しく過ごしています。
普段は曇りや雨の多いエジンバラですが、4月はお天気に恵まれ
お庭で過ごすことも多いです。


■生活必需品、買い物などは自由にできていますか?
買い出しなどの外出も、その頻度を減らすように推奨されているので、
買い物は2週に一度旦那さんが1人で行っています。
殆どの物品はブランドなどを選り好みしなければ手に入りますが、
パンなどを焼くための小麦粉類(薄力粉、強力粉とも)やイースト、
ベーキングパウダーなどがまだまだ品薄な状況で、手に入らない時もしばしばあります。
また、日本米もなかなか手に入りにくくなっています。


■食べ物、料理など以前と比べて変化はありますか?
レストランなどもテイクアウトのサービスをしていますが、
街の中心地から少し離れたところに居住しているので選択肢も少なく、
感染リスクを考えてテイクアウトは取っておらず、毎食自炊しています。
メニューは手に入る食材に左右されてしまいます。


■このような時期でありながらも、小さな楽しみがあれば教えてください。
エジンバラの郊外に住んでいて5分も歩けば木々が溢れる丘を登って散策できるので、
愛犬と共に家族で散歩するのが楽しみです。
遊具のある公園はロックダウン当初から閉鎖されているので、
子供にとっても木々をくぐって歩くことで気分転換にもなっているようです。


■音楽に関連する情報で日本のお客様に伝えたいことがあれば教えてください。
毎年8月に催される様々な国の(音楽を含む)芸術と文化が集まる
エジンバラフェスティバルですが、残念ながら今年の開催は中止になってしまいました。
毎年、1ヶ月間に300以上の会場で五万人以上のパフォーマーによる3000以上の様々ショーが
行われるイベントでとても大切な夏の風物詩です。
来年には今までにも増して活気ある8月を迎えられることを願うばかりです。



海外からのレポートも13回目を迎え、今回で一旦ひと区切りとなります。
各国も少しずつですが、段階的にロックダウン緩和、一歩ずつコロナ前に
戻れるように歩みを進めています。

また、再び海外からのレポートをお伝えする際には、
活気の戻った暮らしや生活、音楽シーンをお届けできるよう
スタッフ一同、願いを込めて今日のブログを締めくくりたいと思います。


投稿者名 マエストロ 投稿日時 2020年05月19日 | Permalink