ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール

今日ご紹介するのはロン=ティボー=クレスパン国際コンクール(Concours Long-Thibaud-Crespin)。



フランスを代表するピアニストのマルグリット・ロン(Marguerite Long)とヴァイオリン奏者のジャック=ティボー(Jacques Thibaud)によって1943年にパリで創設されたコンクールで、当初はロン=ティボー国際コンクール(Concours international Marguerite-Long-Jacques-Thibaud )と呼ばれていました。2011年より声楽部門が加わり、名ソプラノ歌手レジーヌ・クレスパン(Regine Crespin)の名前を加えて、現在のロン=ティボー=クレスパン国際コンクールとなりました。

1年毎にピアノ部門、ヴァイオリン部門、声楽部門、と順番に開催され、2012年はピアノ部門で11月30日から12月6日までです。

スケジュール:
12月2日
 セミファイナル(リサイタル形式)
 会場:サル・ガヴォー(Salle Gaveau)
12月4日
 ファイナル(リサイタル形式)
 会場:サル・ガヴォー(Salle Gaveau)
12月6日
 ファイナル(協奏曲形式)
 会場:オペラ・コミック座(Théâtre national de l'Opéra-Comique)


内容:
セミファイナル(リサイタル)は1人40分までのリサイタル形式。プログラムは最低2作品以上からなり、うち1作品はフランスの作曲家によるものとする。

ファイナル(リサイタル)は1人60分までのリサイタル形式。プログラムは最低2つ以上の異なる様式による作品を選ぶこと。また、コンクールのために作曲された現代音楽作品を演奏すること。

ファイナル(協奏曲)の内容:

【課題曲】
・J.S.バッハ《ピアノ協奏曲大1番 BWV1052》
・ハイドン《ピアノ協奏曲二長調》
・モーツァルト《ピアノ協奏曲第17番》《ピアノ協奏曲第20番》《ピアノ協奏曲第21番》《ピアノ協奏曲第23番》《ピアノ協奏曲第27番》
・ベートーヴェン《ピアノ協奏曲第2番》《ピアノ協奏曲第3番》
・ショパン《ピアノ協奏曲第2番》
・シューマン《ピアノ協奏曲イ短調》
・リスト《ピアノ協奏曲第2番》
・サン・サーンス《ピアノ協奏曲第2番》
・フランク《交響曲変奏曲》
・ラヴェル《ピアノ協奏曲ト長調》
・プロコフィエフ《ピアノ協奏曲第1番》
・ラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》
・プーランク《ピアノ協奏曲》
・ショスタコーヴィッチ《ピアノ協奏曲第2番》
※上記の作品より2作品を選択。セミファイナル終了後審査員の協議により選ばれた1作品を演奏する。


ピアノ部門の過去の優勝者には、ブーニン、チッコリーニ、パスカル・ロジェなど、日本人では清水和音さん、藤原由紀乃さん、田村響さんなどがこのコンクールを経て世界に羽ばたいていきました。

華やかに彩られたクリスマスのパリで新たな才能に出会ってみませんか?

ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール 公式ウェブサイト
 http://www.long-thibaud-crespin.org/en-gb/home.html
サル・ガヴォー 公式ウェブサイト
 http://www.sallegaveau.com/
オペラ・コミック座 公式ウェブサイト
 http://www.opera-comique.com/


ツアー:
ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール<ピアノ部門>2012鑑賞8日間<12月出発>


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投稿者名 マグノリア 投稿日時 2012年09月12日 | Permalink