寒い時期の旅のヒント
ヨーロッパでは冬の時期もたくさんの素晴らしいオペラやコンサートが
各地で開催されます。
ところが、日本から遥々出かけるとなると、春や夏に比べると
ちょっとだけ億劫になりますね。
「夏に比べると荷物が多くなるし、スーツケースも重くなるのでは?」
「ヨーロッパは日本より寒いし、日も短いから観光もあまり楽しめない?」などなど。
一方で、航空券やホテルなど年末年始などを除けば「割安」なことが多いので、
あたたかい時期に比べると、少しお得な料金設定になるというメリットもあります。
さて、いざ寒い時期の音楽ツアーに参加することなった場合に備えて、
あると便利!なグッズなど、ちょっとだけお伝えいたします。
(1)マフラー、冬用の帽子、イヤーウォーマーなど
→ 特に朝晩などは、氷点下になることもあるヨーロッパの冬。
マフラーは必須のアイテムですが、帽子やイヤーウォーマーなどもあると重宝します。
(2)カイロ
→ 貼るタイプの軽量のカイロなどは、やはりあると便利です。
(3)温度調節のしやすいアウター、インナー
→ ヨーロッパの多くの建物内と屋外とは、寒暖差があります。たくさん着込んで外に
でかけたものの、屋内に入った途端汗だく・・・ということもありますので、
温度調節のしやすいアウターやインナーをうまく利用すると良いでしょう。
(小さいポーチにしまえるダウンジャケット、フリース地やヒート効果のある
インナーなど軽くて重宝します)
(4)滑りにくい靴
→ 雪の多いヨーロッパは、雪が降っても都市部などは比較的、早い段階で融雪剤が
撒かれますが、それでも路面凍結してしまうことが少なくありません。
安心して旅を楽しむためにも、滑りにくい靴をご用意されると良いでしょう。
(5)オペラ、コンサート鑑賞のときにはショールやストールがあると便利
→ お洒落してワンピースやドレスなどお召しになると、首元などちょっと
寒くなってしまうのでは?と不安になります。殆どの劇場、コンサートホール
では、きちんと温度調節がされており、むしろ「ちょっと暑いかな」と感じる
ことも多いのですが、寒さが苦手な方は、ショールやストールなど
持って行くと便利です。(教会などでコンサートを鑑賞する場合などは、底冷え
しますので、あたたかい服装で行くと良いでしょう)
(6)悪天候時には靴はクロークに預ける
→ 劇場やコンサートホールまで徒歩で行けるものの、冷たい雨や雪が降っていると、
せっかくの靴が汚れないかどうか不安ですね。そんなときは、会場までは
滑りにくい普段履きの靴で行き、クロークに預けて履き替えてしまいましょう。
クロークでは気持ちチップ(1ユーロ程度)を渡すとスマートです。
最後に、日本より空気が乾燥しているヨーロッパ。喉を傷めやすいため、
風邪の予防にマスクを・・・と思われる方も多いのですが、ヨーロッパでは、
マスクの着用は「顔を隠す=犯罪を企んでいる?」「危険な病気だからマスクをしている?」
、、と誤解されてしまうことが多いのが実状ですので、避けたほうが無難です。