海外からのレポート【スイスの今】

クラシック音楽ファンに人気のあの街は今・・・?
定期的にみなさまにお伝えしていきます。

第3弾は、スイスのチューリッヒ&ルツェルンから。

チューリヒは、壮麗なオペラハウス(チューリヒ歌劇場)、トーンハレ管弦楽団を抱え、
列車でわずか1時間の距離には、世界中の有名オーケストラが集結する夏の音楽祭が
開催される美しい湖の街、ルツェルンがあります。


チューリッヒの街


チューリッヒ在住のガイドさんにお伺いしました。


◆現在の街の様子はいかがですか?
ロックダウンも5週目になり慣れてきたのもありますが、
気候が良くなったので外出する人が多くなりました。
人々も慣れと陽気のせいで表情も落ち着いて良くなったと感じます。
もちろん一定の距離は保っていると思います。
スイスのロックダウンですが、薬局、銀行、郵便局、スーパーマーケット、
テイクアウトは普通に開いています。
ロックダウン初日から2-3日は不慣れなせいかトイレットペーパーなどの
パニックがありましたが、それでもそこまで酷くありませんでした。
割と皆さん落ち着いています。ただ私はドイツ語圏在住なので
フランス語圏やイタリア語圏、もしくは州によって多少の規制が違います。
ロックダウンの効果がでてきているようで、先週くらいから感染者数も
かなり減ってきました。
スイスの医療事情もあり死亡者数も抑えられていると思います。

◆日常生活はいかがですか?
ロックダウン中で学校は休校でオンライン授業です。
仕事はうちの夫もホームオフィイスになっています。多くはホームオフィイスです。
食料品も普通に買えますし、問題はないです。我が家の近所でも
1人で散歩(多くても2人)やジョギングをしている人を多く見かけます。
子供達は自転車に乗ったり、シュピールプラッツで遊んだり、
サッカーも少人数でしています。距離はとっていますね。
まだマスク着用の規制はありませんが、
スイスでもマスク着用をする人が増えてきましたので、
私も堂々とマスクをすることができるようになりました。

◆食べ物、料理など以前と比べて変化はありますか?
レストランで食事ができないので毎日、料理ばかりしています(笑)。
おさんどんの毎日ですが、食欲旺盛の夫と子供がいるのでエンゲル係数が
跳ね上がっています。たまにテイクアウトを利用しています。

◆このような時期でありながらも、小さな楽しみがあれば教えてください。
今の時期ですと楽しみは本を読んだり、ネットを観たり、家族、親類、
友人に連絡を取ったり、電話で話したり。その他部屋の模様替え、断捨離などしました。
3月から4月も仕事がかなり入っていたのですが、勿論キャンセルなので時間が空いた分、
他に使っている感じです。あとは観光地についてのアップデートなど。


音楽祭シーズンのルツェルンの街


ルツェルン近郊のトリプシェンにあるワーグナーの別荘


お話によれば、ルツェルンが一番早くロックダウンが解除されそうとのこと。
夏のルツェルン音楽祭の開催がどうなるか、気になるところです。


投稿者名 マエストロ 投稿日時 2020年04月23日 | Permalink