海外からのレポート【オーストリアの今】(ウィーン編)

クラシック音楽ファンに人気のあの街は今・・・?

第4弾は、オーストリアのウィーンからお届けします。


ウィーンのパートナーとガイドさんにお話を伺いました。


国立歌劇場前のバスのりば


国立歌劇場前(現在閉鎖中)




◆現在の街の様子はいかがですか?
「人通りも余りなくとても静か。ステファン教会前広場やケルントナー通りも
殆ど人を見かける事がありません」

「クリスマスみたいな静けさです。でもスーパーに行くと、結構、人はいます」

◆日々の生活の様子を教えてください
「外出禁止ですから、スーパーに買い物に出かける以外家に篭っています」

「Kurzarbeit (時短勤務)が導入されているため、週3.51時間勤務です。
午前は仕事、午後は買い物とか、のんびり過ごしています。
日本の番組が見れるので、お笑いやサスペンスドラマなどを見て楽しんでいます。
身体を動かしたり、ストレッチをしたり、友達とも連絡を取り合い無事を確認しています」

◆生活必需品、買い物などは自由にできていますか?
「必要な物は、トイレットペーパーも含めて十分にありますので、
その点不自由を感じてはいません」

「生活必需品の買い物は自由です。物も豊富にあります。
無いものといえば、マスクが義務になったにも関わらず売っていないことでしょうか」

◆食べ物、料理など以前と比べて変化はありますか?
「レストラン、カフェハウスなど飲食店も一切営業をしていませんので、外食ができず、
手料理をずっと食べ続けています」

「これが一番大変です。デリバリーはやっているようですが、クレジットカード払いのみで、
玄関に置く、というシステムです。私は利用しません。
ですので、ほとんど毎回自炊しております。味にも飽きてきています。
そのうちマクドナルドのドライブスルーがオープンするので行こうと思っています」


市立公園前もほとんど人がいません


◆音楽に関連する情報で日本のお客様に伝えたいことがあれば教えてください。
「コロナストレスが広がる中、人々が考える事は、外食したい、旅行したい、
コンサートに行きたい、などがあると思います。コロナ終息後は、イベントは
多く開催されるのでは、と思っています。

楽友協会のサイトが興味深いのでご紹介します。
https://www.musikverein.at/en/lesen-statt-hoeren

Lesen statt hören

Die Musik im Haus muss schweigen ‐ es geht nicht anders im Moment. Doch machen wir das Beste daraus. Indem wir uns, zum Beispiel, Zeit zum Lesen nehmen. Wir wollen Sie dazu einladen. Was Sie in diesen Tagen hätten hören können, soll Anlass für Texte sein, die wir Tag für Tag für Sie schreiben. Viel Vergnügen beim Lesen wünscht Ihnen

Ihre Gesellschaft der Musikfreunde in Wien

聞く代わりに読む

家で音楽を聴く時は、静かじゃないといけません。今はそれ以外できないですから。
でも、それを最大限にしようではないですか。例えば、読書のために時間を取るとか、
私たち(楽友協会)は、あなたがたを招待したいのです。あなたがたが最近聞いた事は、
私たちが毎日あなたがたのために書いているテキスト(文章)になるのです。読書を楽しみましょう。
(ウィーン楽友協会)

聞くだけが音楽ではないですよ、というメッセージでしょうか・・・?」



楽友協会ホール前(こちらも閉鎖中)


投稿者名 マエストロ 投稿日時 2020年04月26日 | Permalink