海外からのレポート【フランスの今】(パリ編2)

クラシック音楽ファンに人気のあの街は今・・・?
第5弾は、再びフランスのパリからです。

パリでガイドさんの派遣会社を運営されているパートナーにお話を伺いました。

◆現在の街の様子はいかがですか?
以下の写真をご覧ください。静かです。皆、自宅待機を守っていると思います。
皮肉なことに天気の良い日が続いているので、午後になると人出が増すようです。


がら空きのメトロ1号線







リヴォリ通りのルーヴル入口(左手前方)公害が少ないので、デファンスまできれいに遠望可能






リヴォリ通りのアーケード。通常なら観光客でごった返している場所






オペラ大通り


バスはドライバーの感染予防のため乗車口はブロックして中央にある降車口から乗降。





アパートの中庭で日光浴や子供を遊ばせる人々





◆日々の生活の様子を教えてください

日常品の買い出しに出る以外は、家で過ごしています。

◆生活必需品、買い物などは自由にできていますか?

全く問題ありません。混雑する時間帯を避ければ、行列もありません。

◆食べ物、料理など以前と比べて変化はありますか?

全てそろっていますが、長期保存が可能なパスタ類、
それに合わせる缶詰や瓶詰めのトマト・ソースが品薄の店も見受けられます。

◆このような時期でありながらも、小さな楽しみがあれば教えてください。

ニュース番組を真剣に見るようになり、専門家の討論に耳を傾けています。
フランスでは、大統領の演説がある日は、皆テレビの前に勢ぞろいして視聴しますが、
カメラ目線で国民に切々と訴えるので説得力があると思います。
また良い機会なので、毎日場所を決めて、大掃除兼断捨離を行っています。
どんどん、部屋がきれいになるのが楽しみです。


◆音楽に関連する情報で日本のお客様に伝えたいことがあれば教えてください。

星野源よりも前に、Covid-19が流行り始めた頃に、
ジャンジャック・ゴールドマンがYouTubeに歌「命を救おう」を投稿しています。

https://youtu.be/z7BlM6bSmTM

毎晩20時にバルコニーに出て医療従事者への感謝とエールの拍手を贈ることが
慣習となっていますが、その際に歌を唄ったり、ダンスしたりする人もいます。


世界中から観光客が集まるパリの街。

その街がこれほどひっそりとしているとは写真をみて私たちも驚いています。

You Tubeによる動画配信は、今後も音楽業界に限らず増えていきますね。


投稿者名 マエストロ 投稿日時 2020年04月28日 | Permalink