加藤浩子の旅びと通信 第10回 「バッハへの旅」オンラインツアーを実施します!
こんにちは、musicaです。
郵船トラベルの講師同行ツアー「バッハへの旅」「ヴェルディへの旅」などでおなじみの、加藤浩子氏による特別寄稿、第10回目をお届けします。
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こんにちは。加藤浩子です。
「郵船トラベル」さんが主催する音楽ツアーで、同行講師をさせていただいています。
新型コロナで海外ツアーがストップしてしまった今年、「郵船トラベル」さんのサイトからこの「加藤浩子の旅びと通信」を発信していますが、今回で第10回目となりました。
それを記念して?というわけではないのですが、来月、「バッハへの旅」のオンラインツアーを実施することとなりました!
オンラインツアーって何?そう思われる方もいらっしゃることでしょう。
ある目的地を設定し、訪問先の写真や、現地からの中継も交えて、ご自宅にいながら旅した気分を味わっていただくバーチャルツアーです。
最近、色々な旅行会社が企画するようになりました。
これまで、私自身、カルチャーセンターで、「オンラインで楽しむバッハへの旅」をテーマに、写真や動画を交えてバッハゆかりの地をご紹介する講座を手掛けてきましたが、今回、郵船さんと組んで立ち上げる「バッハへの旅」オンラインツアーは、とてもスペシャルです。「バッハへの旅」のエッセンスをギュッと詰め込んであるのです。
まず、ツアーの旅程と同じように、バッハゆかりの地を写真とお話でご紹介し、最終目的地のライプツィヒへ。
ライプツィヒでまず待っていてくださるのが、ゲヴァントハウス管弦楽団の現役コントラバス奏者である、エーベルハルト・シュプレーさんです。
シュプレーさんはバッハ学者でもあり、バッハの二人目の妻、アンナ・マグダレーナ・バッハに関する研究で博士号を取られています。
「バッハへの旅」では、近年、シュプレー博士にライプツィヒでの一部観光ガイドをお願いしていますが、今回のオンラインツアーでは、それを再現してくださることになりました。
ライプツィヒ中央駅から、シュプレーさんがどこへお連れくださるか、それはご参加されてのお楽しみです。(なお、この部分はあらかじめ動画を録画してお届けします)
続いては、気鋭のバッハ学者で、ライプツィヒのバッハ音楽祭の芸術監督を務めるミヒャエル・マウルさんにご登場いただき、現地からのライブ中継で、バッハ博物館や、バッハ音楽祭についてのお話をいただきます。バッハ博物館に所蔵されている貴重な資料のご紹介もあるかもしれません。
そしてライプツィヒを締めくくるのは、現地でのオルガン演奏です。
聖トーマス教会のオルガニスト、ウルリヒ、ベーメさんによる、聖トーマス教会のオルガン演奏をお届けします。
(諸事情で、アーカイブ配信になる予定です。日本の皆様へのメッセージを届けていただきます)
第一線の専門家の言葉や演奏を通して味わう、バッハの街ライプツィヒの醍醐味。ぜひ体験してください!
そしてそして、旅はライプツィヒでは終わりません。
締めくくりは人気の古都ドレスデン。バッハも何度も訪れた美しい街です。
街をご紹介した後は、ドレスデンでワイン店を経営する日本人ソムリエ、沼尻慎一さんのお店にお邪魔して、沼尻さんから、ドイツワインやその他の名物をご紹介いただきます。実はドレスデンの近郊(マイセンなど)は、ドイツでも屈指のワインの産地なのです。ツアー参加のおともとして、ご希望の方には事前にソムリエがおすすめするドイツワインをご自宅にお届けします。
現地の方達、とりわけ超多忙のマウルさんのご都合もあり、日本時間の平日の午後という時間帯ですが、オンデマンドでもご覧いただけるよう調整をしておりますので、ご都合が合わなくても大丈夫です。
新型コロナの勢いはまだまだ続いており、ドイツは春に続いてロックダウンに突入してしまいました。日本も油断のできない状況で、厳しい1年となってしまいましたが、この1年、私もバッハの音楽にずいぶん助けられました。生誕250年のベートーヴェンの音楽にも励まされましたが、やはり身近にいてくれたのはバッハでした。そういう方も、少なくないのではないでしょうか。
そんな時だからこそ、ご自宅で、安心して楽しめる「バッハへの旅」を、という思いで企画しました。
これまで「バッハへの旅」にご参加くださった方も、これから「バッハへの旅」に行きたいと思ってくださっている方も、予定はないけれどバッハが好きという方も、1年の締めくくりに「バッハへの旅」体験はいかがでしょうか。
皆様の思い出に残る時間を創り出せるよう、精一杯努めさせていただきます。
オンラインツアー詳細はこちら!