春雨とともにミュージカル音楽を

「ウエストサイドストーリー」の映画がスピルバーグ監督作品で公開されたり、映画公開から70周年記念「雨に唄えば」の映画上映とともにフルオーケストラの生演奏公演が企画されていたり、なんだか近頃ミュージカル映画の話題を目にします。「ウエストサイドストーリー」はあまりにも有名で多くの方がご存じと思いますので、こちらでは「雨に唄えば」をはじめ、ミュージカル映画黄金時代の音楽について少し。
「雨に唄えば」の中で有名なシーンは主演のジーン・ケリーが雨の中を幸せな気分で歌い踊るもので、この映画を知らなくても挿入歌の「Singing in The Rain」は耳にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
百貨店で不意に雨が降り出したら、お客様への雨対応開始を従業員にお知らせするために合図として流していることもありますね。
一般的に雨は憂鬱な暗いイメージですが、この映画の中では雨などなんのその、ずぶ濡れでも実に楽しくのびやかに歌い踊っていて、曲調も明るく、観ていてHappyな気分になります。
古き良き時代のMGMミュージカル映画には、他にも「オズの魔法使い」のOver the Raibowや「私を野球に連れてって」のTake Me Out to the Ball Gameが歌われており、「巴里のアメリカ人」では、I Got Rhythm、'S Wonderful、そしてAn American in Parisなど、ガーシュインの曲が全編にわたり使われています。
この時代の映画の主題曲や挿入歌が、今やスタンダードとなっているのも数多くあります。
これからの春真っただ中には、雨の日も増えるでしょう。
そんな雨の日のおうち時間に、Happyで肩の凝らない古き良き時代のMGMミュージカル映画を楽しむのもいいかもしれませんね。

※「雨に唄えばシネマオーケストラ」について詳しくはこちらからご覧ください⇒https://cineoke.info/on/singin_intherain/



投稿者名 Andante 投稿日時 2022年03月03日 | Permalink