鳥たちに教えられたこと 夏 

今年の梅雨はあっという間に、あっけなく終わると今度は容赦ない暑さに頭がクラクラ。早めの猛暑かと思えば、梅雨の終わり頃のように雨が続いたり、それもまた厄介です。運動不足解消のための散歩も暑すぎるとさぼりがちになります。冬から春の散歩時に近所の公園や川辺で出会った野鳥たちですが、冬鳥が多かったようなので夏になったら、果たして彼らはどうしているのか気になり、久しぶりに訪れてみました。まず池には水草が生い茂り、木々は青々とし、雑草さえも茂っており、春からも様相がすっかり変わっています。あれほど見かけたキンクロハジロは全く姿をみせず、そうそう、冬鳥のためどこかに移動していったようです。今年の夏、アオサギは空には飛んでるのを見かけますが、池に降り立つのは時々です。池の水もぬるくて居心地が悪いのかもしれません。


それとも、この辺りをカラスが占領しているために他の鳥は近寄り難いのかもしれません。
小さな灰色の鳥は見かけるのですが警戒心が強く、すぐ飛び立つので何の鳥やら判断できません。とはいえ野鳥は喧騒にあふれた街中の、ささやかなオアシスである公園の池や、大自然の中の川のように透明な水ではない川辺でも数羽であれ、たくましく生活しており感心してしまいます。
こんな風にありふれた近所の風景の中でも、よくよく見れば、季節とともに少しずつ何らかの変化があり、そうして時は流れていくのだなと思います。


コロナ禍の中の夏も3度目、もう4回目はないと信じたい今日この頃、何があっても飄々と都会の真ん中でたくましく生きる鳥たちのようにしなやかに生きていきたいものです。





投稿者名 Andante 投稿日時 2022年07月25日 | Permalink