開催報告「バッハとライプツィヒ」オンラインツアー第2弾(8月16日14時30分~ライブ配信)
こんにちは、musicaです。
昨年12月に開催された、バッハへの旅オンラインツアーから約8か月。
第2弾「バッハとライプツィヒ」加藤浩子氏&鈴木雅明氏のライブ対談、ビデオと写真でたっぷりドイツ・ライプツィヒを満喫する旅
無事終了いたしました!
今回は、特別ゲストに世界的バッハ演奏家である鈴木雅明先生をお呼びし、約2時間たっぷりとバッハの魅力を、加藤浩子先生とともに語っていただきました。
平日の昼間にもかかわらず、ライブ視聴者数は70名を超え、アーカイブ配信と合わせて100名様を超えるお客様にご参加いただきました。ありがとうございました。
ツアーのオープニングは、「ライプツィヒの今」
今年の5月にライプツィヒで撮影された街の様子をライプツィヒを拠点に活動するガイドさんのカメラに収めてもらい、弊社で動画編集を施したものをツアー本番で公開しました。
バッハファンにはお馴染みの聖トーマス教会のバッハ像や、旧市庁舎前、ツィンマーマンのコーヒーハウス跡、さらに森鴎外の壁画でも知られるコロナ前はいつも観光客が溢れていた有名レストラン「アウエルバッハスケラー(現在はクローズ中)」などをバッハのBGMにのせてお届けしました。
バッハ博物館の貴重な展示物(アンナ・マグダレーナの遺品や、自筆のスコアなど)もこのツアーのために博物館からお借りし、鈴木先生と加藤先生の解説とともにご案内しました。
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第一部の後半は、バッハのオルガン巡り。
アルテンブルクの城内教会にあるトロースト・オルガンにはじまり、ナウムブルクのヴェンツェル教会やシュテルムタールの聖十字架教会のヒルデブラントオルガンなどを写真でご紹介。
オルガン鑑定者としてのバッハの足跡から、ヒルデブラントとジルバーマンとの関係性なども交えながら、それぞれのオルガンの特徴や鈴木先生によるフライベルク大聖堂のジルバーマン・オルガンの演奏動画とともにお楽しみいただきました。
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その後、休憩を挟んで後半は、「ライプツィヒ・バッハ音楽祭」がテーマ。
昨年はコロナ感染拡大の影響を受け開催延期を余儀なくされ、今年も、無観客なのか有観客なのかの調整がギリギリまで決まらず開催直前に有観客での開催が決定しました。
しかしながら、世界中から訪れるバッハファンの多くが、現地でライブでの鑑賞を断念せざるを得ませんでした。
バッハ音楽祭の実質的責任者であるミヒャエル・マウル氏からは、日本にいるバッハファンへの熱いメッセージが届けられ、
鈴木先生からは自身が創立されたバッハ・コレギウム・ジャパンの音楽祭でのエピソードとともに、バッハ・メダル受賞時の想い出などをお話しいただきました。
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オンラインツアーが開始してから1時間半が過ぎ、ツアーもいよいよ終盤に。
ツアーのメインイベントのひとつ、今年6月に開催されたバッハ音楽祭の映像紹介です。
時間の関係ですべての演奏をお聴きいただくことは難しく、2つの作品から一部を抜粋して音楽映像をお楽しみいただきました。
1曲目は《クリスマス・オラトリオ》BWV248。
聖トーマス教会で撮影、聖トーマス教会合唱団とベルリン古楽アカデミーの演奏、感染対策を万全に施し、奏者たちも間隔を空けての演奏でした。
続く2曲目は、《復活祭オラトリオ》BWV249。
鈴木先生の指揮によるバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏で、音楽祭に先立ち、神戸松蔭女子学院大学のチャペルで撮影された映像をお楽しみいただきました。
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最後は、オンラインツアーならではの視聴者との双方向性コミュニケーション「質問コーナー」です。
画面にあるお2人の先生の背景はどこでしょうか?というご質問から(ライプツィヒのヨハンナ公園という公園だそうです)バッハを知るにあたり参考になる書籍やサイトを紹介して欲しいといったリクエストや、バッハは大酒飲みだったのか?といった幅広いご質問が寄せられました。時間ちょっとオーバーしてしまいましたけど、およそ2時間15分のツアーが終了となりました。
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開催後のアンケートも多数寄せられました。その一部をお届けします。
- 鈴木先生のトーク、解説が興味深かったです。BCJの演奏、録音の苦労話などもっとお聞きしたかったです。
- クリスマス・オラトリオの中で、受難のコラールにのせて歌われる箇所の解説は鈴木先生ならではと思いました。
- 背景にある土地や雰囲気を感じながら、演奏を聴くことが出来て、とても良かったです。
- バッハの曲に大きなエネルギーを感じます。
- 本も色々とご紹介いただいたので、勉強していつか本当にドイツに行って、心の中でバッハと語り合いたいです。
- ライプツィヒのバッハ博物館の様子や、バッハゆかりのオルガン紹介、そしてバッハと救世主をテーマにしたバッハ音楽祭の演奏と見所たくさんの映像、最後の質問コーナーで紹介されたバッハ参考Webサイトや参考文献とどれをとってもバッハフリークを自認する自分にとって大満足な内容でした。
- 鈴木雅明氏と加藤浩子氏のトークが実に軽妙で、知的好奇心を満たすのに専門的すぎず、とても楽しむことができました。
- バッハは近寄りがたいという先入観が少し和らいだ気がします。
- ルターやメンデルスゾーンにも興味がわきました。
- 当時の筆写譜中、連桁部分が直線でなく曲線や微妙な波形になっているものがありました。何か意図があるのか、記した人のデザインなのか、面白く拝見しました。
アンケートには、そのほか、音声や全体の構成に関するご指摘、貴重なご意見なども届きました。
ありがとうございます。これからも、一回一回と回数を重ねるごとに少しずつ改善してまいりたいと思っております。
リアルの旅行が戻るまでの間、今後も様々なテーマで、オンラインツアーをお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。
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