ペーザロ・ロッシーニ音楽祭
今日は「ペーザロ・ロッシーニ音楽祭(Rossini Opera Festival Pesaro)」をご案内します。
この音楽祭はロッシーニ作品の上演の機会を増やすことを目的に1980年に始まった比較的歴史の新しい音楽祭で、毎年8月にロッシーニの故郷であるイタリア マルケ州の都市ペーザロ(Pesaro)で開催されます。
会場はペーザロのロッシーニ劇場とアドリアティック・アレーナ。 世界中のロッシーニ・ファンの注目を集める音楽祭で、ロッシーニ歌手と言われるJ. D. フローレスはこの音楽祭から世界的なスター歌手となりました。 2012年の会期は8月10日〜23日。 演目は≪バビロニアのチーロ ※新演出≫、≪マティルデ・ディ・シャブラン≫、≪ランスへの旅≫、≪ブルスキーノ氏≫ほか。
ペーザロ・ロッシーニ音楽祭 オフィシャルサイト http://www.rossinioperafestival.it/
イタリア マルケ州政府観光局 オフィシャルサイト http://www.italy-marche.info/jp/opera/index.html
ペーザロ・ロッシーニ音楽祭を鑑賞するツアー: <font size="+1">【音楽評論家 水谷 彰良と行く ヨーロッパ夏の音楽祭めぐり 10日間<8月出発>】</font>
このツアーで鑑賞可能な演目: ≪バビロニアのチーロ CIRO IN BABILONIA ※新演出≫ 指揮: W. クラッチフィールド 演出: D. リヴァーモア 出演予定: J. プラット、E. ポドレス、M. スパイレス、M. パラッツィ ほか 演奏: ボローニャ歌劇場管弦楽団 ≪マティルデ・ディ・シャブラン MATILDE DI SHABRAN≫ 指揮: M. マリオッティ 演出: M. マルトーネ 出演予定: J. D. フローレス、O. ペレチャッコ、P. ボルドーニャ、S. オルフィラ ほか 演奏: ボローニャ歌劇場管弦楽団 ≪ランスへの旅 IL VIAGGIO A REIMS ≫ ※別手配 ロッシーニ・アカデミー受講者による若者公演 ≪ブルスキーノ氏 IL SIGNOR BRUSCHINO≫ ※別手配 指揮: D. ルスティオーニ 出演予定: M. アレイダ、C. アマル、A. クドリャ 演奏:オーケストラ・シンフォニカ・ロッシーニ
ヴェローナ音楽祭
今日はヴェローナ音楽祭をご紹介します。この「ロミオとジュリエット」の舞台としても有名な街で開かれる音楽祭、正式名称は「アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭(Arena di Verona Festival)」。1913年にまで遡る歴史あるオペラ音楽祭です。
ヴェローナは人口27万人のイタリアの都市。中世の街並みが残るヴェローナ市街は2000年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。街のシンボルは3万人を収容可能な古代ローマの円形競技場の遺跡「アレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)」で、ここが音楽祭の会場となります。音楽祭が始まる夕刻には、観客が持参したキャンドルを灯すのが伝統となっています。
2012年の演目はドン・ジョヴァンニ、アイーダ、カルメン、ロミオとジュリエット、トゥーランドット、トスカ。
ヴェローナ音楽祭を鑑賞するツアー:
<font size="+1">【ヴェローナ、ルツェルン!夏の音楽祭めぐり 9日間<8月出発>】</font>
このツアーで鑑賞する演目:
■プッチーニ《トスカ》〜指揮:M. アルミリアート、演出:H. デ・アナ、出演予定:M. セラフィン、A. アントネンコ、A. マストロマリーノほか
■ヴェルディ《アイーダ》〜指揮:M. アルミリアート、演出:G. デ・ボシオ、出演予定:A. ニッツァ、C. ヴェントレ、G. Gカゾッラ、G. プレスティアほか
ルツェルン音楽祭
今日はルツェルン音楽祭についてお話します。
中央スイスに位置するルツェルンは湖とアルプスの山、そして中世の建物が美しい街。かつてワーグナーやラフマニノフが暮らしていました。
ルツェルンの音楽祭の起源は1938年にルツェルン湖畔のトリプシェンにあるリヒャルト・ワーグナーの邸宅前で開かれたアルトゥーロ・トスカニーニ指揮によるガラコンサート。
以降、世界のトップクラスのオーケストラ、指揮者、演奏家たちが迎えられて毎年夏、7月末から8月にかけて国際的な音楽祭が開かれるようになりました。
2001年からは正式名を『ルツェルン・フェスティバル (Lucerne Festival)』として、春のイースター音楽祭(Ostern)、メインとなる夏の音楽祭(Sommer)、秋のピアノ音楽祭(Piano)という3つの音楽祭が開催されるようになりました。
2003年からは独自のオーケストラ「ルツェルン・フェスティバル・オーケストラ」が編成され、クラウディオ・アバドが音楽監督として指揮を務めています。毎年約8万人が集まる一大音楽イベントです。
ルツェルン音楽祭 オフィシャルサイト
http://www.lucernefestival.ch/en/
ルツェルン音楽祭に行くツアーはこちら(電子パンフレット):
<font size="+1"> 【ルツェルン音楽祭オープニングとザルツブルグ音楽祭 8日間<8月出発>】</font> 〜ルツェツン祝祭管弦楽団によるオープニングコンサートを鑑賞 指揮: C. アバド ソリスト: R. パーペ、J. バンゼ、A. プロハスカ、A. ラーション、S. ミンガルドほか 合唱: バイエルン放送合唱団、スウェーデン放送合唱団ほか 曲目:マーラー《交響曲 第8番「専任の交響曲」》
<font size="+1">【ヴェローナ、ルツェルン!夏の音楽祭めぐり 9日間<8月出発>】</font> ■ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮: S. ラトル 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 演目:リゲティ《アトモスフィア》、ワーグナー《ローエングリンへの前奏曲》、シベリウス《交響曲 第4番》、ドビュッシー《遊戯》、ラヴェル《ダフニスとクロエ 第2組曲》 ■ミラノ・スカラ座管弦楽団 指揮: D. バレンボイム ソリスト: J. カウフマン、E. ガランチャ、A. ハルテロス、R. パーペ 演目: ヴェルディ《レクイエム》 ■M.ポリーニ&クラングフォルム・ウィーン ★別手配 演目:ベートーヴェン《ピアノソナタ 第30番 ホ長調》/《ピアノソナタ 第31番 変イ長調》/《ピアノソナタ 第32番 ハ短調》、シャリーノ《Carnaval》第10番、11番、12番
シューベルティアーデ音楽祭
今日はシューベルティアーデ(Schubertiade)についてご紹介します。
名前の通りフランツ・シューベルト(Franz Schubert)のための音楽祭で、シューベルトが友達や音楽ファンに囲まれて開いていた自宅コンサートが「シューベルティアーデ」という名称の起源です。
1976年にオーストリアのホーエネムス(Hohenems)という町で始まったシューベルティアーデは、現在では期間中に声楽、室内楽、ピアノリサイタルが多数催され、オーケストラのコンサートや講演会、マイスターによる講習会までが開かれる世界屈指のシューベルト音楽祭となっています。世界中から毎年4万5千人もの観客が訪れ、その評判に相応しく参加する歌手や演奏家も豪華です。
ホーエネムス宮殿の改修に伴い、1994年からシューベルティアーデは会場を近隣の町フェルトキルヒのアンゲリカ・カウフマン・ホール(Angelika Kauffmann Hall)に移しましたが、2005年にホーエネムスのマルクス・シティクス・ホール(Markus Sittikus Hall)がリニューアル・オープンしたことにより、シューベルティアーデは再びホーエネムスでも開かれるようになりました。上記2会場にブレゲンツの森地方の伝統的なこけら板葺きの家々が印象的な人口1,700人の町シュヴァルツェンベルク(Schwarzenberg)を加えた3つの町が会場となっています。
美しいアルプスの山々に囲まれた環境で、世界有数の歌手たちが集うこの音楽祭は、観客だけではなくゲスト出演のアーティストたちをも惹きつけてやみません。
<開催期間>
ホーエネムスのシューベルティアーデ:
2012年4月20日〜24日と10月11日
シュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデ:
2012年6月16日〜25日と8月27日〜9月9日
シューベルティアーデ公式ウェブサイト(ドイツ語、英語)
www.schubertiade.at
<font size="+1">シューベルティアーデを鑑賞するツアーはこちら!
【シューベルティアーデ音楽祭 7日間<8月出発>】</font>
サンクト・ペテルブルグ白夜祭
今日はロシアのサンクト・ペテルブルグ(St. Petersburg)の白夜祭をご紹介します。
サンクト・ペテルブルグは「北のヴェネチア」とも呼ばれるバロック建築の街並みが美しい街。このサンクト・ペテルブルグの夏の風物詩が白夜祭(White Nights Festival)です。
深夜になっても太陽が沈まない百夜のシーズンに催される白夜祭。その歴史は1993年にまで遡ります。
5月にマリインスキー劇場(Mariinsky Theatre)でオペラ、バレエ、コンサートなどが上演される「白夜の星音楽祭(the "Stars of the White Nights" )」が開かれるのを皮切りに、7月まで各所で様々な催しが行われ、市内が活気づきます。
郵船トラベルの【サヴォンリンナ音楽祭&サンクト・ペテルブルグ白夜祭 9日間<7月出発>】では、7月13日〜15日の公演を鑑賞します。
※演目はまだ発表されていませんが、情報が入り次第お知らせいたします。