海外からのレポート【チェコの今】(プラハ編)

クラシック音楽ファンに人気のあの街は今・・・?

第10弾は チェコのプラハからです。

毎年この時期のプラハといえば、「プラハの春音楽祭」
毎年郵船トラベルでもツアーを企画し、多くのお客様をご案内してまいりました。

プラハ在住のガイドさんにお話をお伺いしました。


プラハのシンボル「カレル橋」にも殆ど人はいません



◆現在の街の様子はいかがですか?
 
チェコ政府の緊急事態宣言延長のためほとんどのお店は閉鎖です。
開いているのは日常生活品を売ってるお店、
パン屋さん、スーパーマーケット、肉屋さん、タバコ屋などです。
町の中は静かです。歩いてる人はチェコ人ばかり。
楽しい雰囲気で人は明るく、いつもより親切です。
ただ、みんなマスクをしないといけません。演奏者もです。

◆日々の生活の様子を教えてください。
 
たくさんのレストラン、喫茶店は開いていますので
食べ物、飲み物はテイクアウトができます。
各お店の入り口には消毒ジェルがあります。町はきれいになりましたし、
空気もきれいです。青空の日々で、安全です。
レストラン、ホテル、劇場、コンサートホールなどは6月8日まで再開
しないと言われていて、さらに50人までしか入れないのではと言われています。





ヴィシェフラード墓地に眠るスメタナ


ヴィシェフラード墓地に眠るドヴォルザーク


◆このような時期でありながらも、小さな楽しみがあれば教えてください。
 
楽しみは小鳥の鳴き声を聞くこと、おうちでパンを焼くこと、
自分でマスクを作ること、お花を見ること、オンラインでコンサート、美術館などを
観ることです。

最近のプラハの写真を何枚か撮りましたので、日本のお客様にお贈りします。












1日遅れとなってしまいましたが、昨日、5月12日はチェコの作曲家スメタナの命日。
プラハの春の音楽祭のオープニングで演奏される《わが祖国》はチェコの人々にとっても
特別な作品。きっと今年は心の奥で響きわたっていたことでしょう。


投稿者名 マエストロ 投稿日時 2020年05月13日 | Permalink