花・花・春、やっぱり桜

年度末、新年度と何かと慌ただしい今日この頃。桜の便りが各地で続々と届いています。
少し前は、ハクモクレンも満開でしたし、雪柳も次々と咲き始め白い花々がとてもきれいで
色彩豊かな春の到来を嬉しく思います。
ミモザの煙るような黄色も大好きですが、やっぱり日本の春の花の代表と言えば桜!
桜の淡いピンクの色合いと咲き始めから、ふんわりと香りが漂い、やがて散り初め、若葉になっていく一連の推移が素晴らしいですよね。


ハクモクレン


雪柳


日本の和菓子は季節とともにあり、桜の季節は何といっても「桜餅」。この桜餅、関東と関西では違いがあります。
関東風は長命寺(ちょうめいじ)と呼ばれ、小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅、関西風は道明寺(どうみょうじ)と呼ばれ、道明寺粉で皮を作り、餡を包んだ饅頭状のお餅です。
いすれも各土地では単に「桜餅」と呼ばれ、販売されているようです。


関東の桜餅(右側)


関西の桜餅


花冷えという言葉もある、日本の春。
明るい日差しと暖かさから急転直下、冬の様な気温に急変することもございます。
夜桜を鑑賞に行かれる際は、油断大敵です。
急な寒さにも気を付けてお出かけください。



投稿者名 Andante 投稿日時 2022年03月31日 | Permalink

音楽ツアーデスクのおすすめ情報!究極の「特等席」で世界最高峰のオペラ鑑賞を・・・METライブビューイング3月のおすすめ公演(2)

(c) Ken Howard/Metropolitan Opera


世界最高峰のオペラ座のひとつ、メトロポリタンオペラ(MET)は只今シーズンまっ盛り。METが世界に誇るオペラ公演を「特等席」で鑑賞できるのが、METライブビューイング。全国20ヶ所の映画館の大スクリーンで楽しむことができます。

今日ご紹介するのは、ヴェルディの名作オペラ《リゴレット》
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの原作に基づくこの作品は、イタリアのマントヴァが舞台。宮廷道化師リゴレットを主人公に人間の苦悩と哀しみ、父と娘の愛情の交差に美しいヴェルディの音楽が重なりあう名作オペラとして知られています。「リゴレットの四重唱」や「女心の歌」など美しく親しみあふれるメロディは、単独でもコンサートなどで演奏される機会の多い人気のアリアです。
出演はクイン・ケルシー(リゴレット)、ローザ‣フェオラ(ジルダ)、ピョートル・ベチャワ(マントヴァ公爵)ほか、指揮はヴェルディをはじめとする数々のイタリア作品て高評価を得ているダニエレ・ルスティオーニ。新演出のバートレット・シャーの美しい舞台にも期待がふくらみます!

3月18日から1週間限定の上映!ぜひ映画館の大スクリーンでご堪能ください♪

名旋律と劇的なドラマの完璧な融合!〈女心の歌〉が舞う悲劇の名作をスタイリッシュな演出で!

ヴェルディ《リゴレット》新演出 
上映期間:3/18(金)~3/24(木)​※東劇のみ4/7(木)までの上映


(c) Ken Howard/Metropolitan Opera


上映期間:3/18(金)~3/24(木)※東劇のみ4/7(木)までの上映
上映時間:3時間5分(休憩1回)
MET上演日:2022/1/29
指揮:ダニエレ・ルスティオーニ
演出:バートレット・シャー
出演:クイン・ケルシー、ローザ・フェオラ、ピョートル・ベチャワ、アンドレア・マストローニほか

詳細はこちらから
METライブビューイング(松竹株式会社)
https://www.shochiku.co.jp/met/program/3766/


投稿者名 カリスマ歌子 投稿日時 2022年03月17日 | Permalink

ポンペイ展の炭化パンに想うこと

自然災害の多い日本。火山の噴火により埋没した古代都市ポンペイの遺跡には以前からとても興味があり、開催中のポンペイ展を訪れてみました。
ポンペイが埋没したのは79年のことで、1943年も前のこと。大河ドラマで話題の鎌倉時代よりも1000年も前の弥生時代あたりとのこと。展示された遺跡の数々を見てみると、とてもそんな昔のこととは思えない、とても高度な技術で作られた絵画や彫刻、工芸品があり驚きを禁じ得ませんでした。そのなかで一番印象的だったのは「パン」です。きれいに焼きあがった大きな丸いパンがそのまま炭化しており、きっと焼きたてでハードタイプの塩パンじゃないかなとも思え、人々の胃袋に収まりもせず、街もろとも眠らされたのは実にお気の毒。炭化したパンの近くに当時のパンを描いた絵画もあり、そのパンがポンペイの人々の主食だったんだろうなと切なくなりました。豪邸のリビングテーブルの見事な彫刻の足や邸宅の庭の彫刻像、巨大な金庫も素晴らしかったですが、なんとも身近なパンに一番心が動かされました。庶民の暮らしが一瞬にして奪われたことがひしひしと感じられるからです。ポンペイ遺跡の発掘はまだまだ続いています。その発掘により災害への備えなどの教訓にもなりうるものだという、会場で公開されてる動画の中で語られた現地のスタッフの話にそんな意義もあったのだと再認識させられました。海外旅行が再び何の気兼ねもなく再開されたら是非、今度は実際にかの地を訪れたいものです。



炭化したパン
出来上がりのそのままの形です。つまみ食いもしてません。
ほんとの焼き上がりの色は右の絵のようだったのでしょうね。



投稿者名 Andante 投稿日時 2022年03月15日 | Permalink

春雨とともにミュージカル音楽を

「ウエストサイドストーリー」の映画がスピルバーグ監督作品で公開されたり、映画公開から70周年記念「雨に唄えば」の映画上映とともにフルオーケストラの生演奏公演が企画されていたり、なんだか近頃ミュージカル映画の話題を目にします。「ウエストサイドストーリー」はあまりにも有名で多くの方がご存じと思いますので、こちらでは「雨に唄えば」をはじめ、ミュージカル映画黄金時代の音楽について少し。
「雨に唄えば」の中で有名なシーンは主演のジーン・ケリーが雨の中を幸せな気分で歌い踊るもので、この映画を知らなくても挿入歌の「Singing in The Rain」は耳にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
百貨店で不意に雨が降り出したら、お客様への雨対応開始を従業員にお知らせするために合図として流していることもありますね。
一般的に雨は憂鬱な暗いイメージですが、この映画の中では雨などなんのその、ずぶ濡れでも実に楽しくのびやかに歌い踊っていて、曲調も明るく、観ていてHappyな気分になります。
古き良き時代のMGMミュージカル映画には、他にも「オズの魔法使い」のOver the Raibowや「私を野球に連れてって」のTake Me Out to the Ball Gameが歌われており、「巴里のアメリカ人」では、I Got Rhythm、'S Wonderful、そしてAn American in Parisなど、ガーシュインの曲が全編にわたり使われています。
この時代の映画の主題曲や挿入歌が、今やスタンダードとなっているのも数多くあります。
これからの春真っただ中には、雨の日も増えるでしょう。
そんな雨の日のおうち時間に、Happyで肩の凝らない古き良き時代のMGMミュージカル映画を楽しむのもいいかもしれませんね。

※「雨に唄えばシネマオーケストラ」について詳しくはこちらからご覧ください⇒https://cineoke.info/on/singin_intherain/



投稿者名 Andante 投稿日時 2022年03月03日 | Permalink

音楽ツアーデスクのおすすめ情報!究極の「特等席」で世界最高峰のオペラ鑑賞を・・・METライブビューイング3月のおすすめ公演(1)

(c)Jonathan Tichler/Metropolitan Opera

世界最高峰のオペラ座のひとつ、メトロポリタンオペラ(MET)は只今シーズンまっ盛り。METが世界に誇るオペラ公演を「特等席」で鑑賞できるのが、METライブビューイング。全国20ヶ所の映画館の大スクリーンで楽しむことができます。

今日ご紹介するのは、マスネの作品《シンデレラ》
誰もが知っている童話がオペラとなって生まれました。シンデレラといえばロッシーニの《ラ・チェネレントラ》も良く知られていますが、マスネのそれも大変すばらしい作品です。もともとはフランス語で書かれた作品で《サンドリヨン》と呼ばれており、METでも2018年に上演されました。現代最高のメゾ・ソプラノの一人、ジョイス・ディドナート主演で高評価を得たこともあり記憶に残っている方も少なくないのではないでしょうか。

今シーズンは、フランス語から英語に、作品名も《シンデレラ》として登場します。上演時間も3時間から2時間弱に短縮、フランス語版とはまた違った楽しみ方ができますね。安定した人気を誇るロラン・ペリーのおしゃれな演出と、イザベル・レナードとエミリー・ダンジェロの共演も期待が膨らみます。オペラ初心者でも、オペラファンにも楽しめる《シンデレラ》1週間限定の上演!ぜひ映画館の大スクリーンでご堪能ください♪

あの『シンデレラ』がオペラになった!きらめく音楽とおしゃれな演出が贈る夢のひととき!

マスネ《シンデレラ》(短縮・英語版) 
上映期間:3/4(金)~3/10(木)


(c)Karen Almond/Metropolitan Opera

上映期間:3/4(金)~3/10(木)
上映時間:1時間52分(休憩なし)
MET上演日:2022/1/1
指揮:エマニュエル・ヴィヨーム
演出:ロラン・ペリー
出演:イザベル・レナード、エミリー・ダンジェロ、ジェシカ・プラット、ステファニー・ブライズ、ロラン・ナウリほか

詳細はこちらから
METライブビューイング(松竹株式会社)
https://www.shochiku.co.jp/met/program/3767/

音楽ツアーデスクでも根強い人気のメトロポリタンオペラ鑑賞の旅。
来シーズン(2022年9月下旬~)には、海外鑑賞ツアー復活も期待したいところです・・・!


投稿者名 カリスマ歌子 投稿日時 2022年02月21日 | Permalink