黒壁スクエアと由緒正しき近江牛

毛並みつやつや、大切に育てられる黒毛和牛


 近江は長浜、北国街道沿いに続く古い町並の一角に町のシンボル「黒壁スクエア」が佇みます。1900年(明治33年)に第百三十国立銀行長浜支店として黒漆喰の壁で建造され、その後、紡績会社の配送所、煙草専門公社、長浜カトリック教会と変遷し、1989年(平成元年)に黒壁1號館黒壁ガラス館としてオープンしました。


黒壁1號館 明治時代の銀行の建物です。

 エミール・ガレをはじめ、国内外のガラス作家の作品展や講演会、世界各国のガラス工芸品販売などを行ってきた中心的な存在で、その後「黒壁まちづくり」に参画した地元民間企業が周辺の古民家を改築し、ギャラリーやガラス体験教室、飲食店、カフェなど次々オープンし、現在、黒壁30號館まで広がりました。


サシが美しい黒毛和牛

 この黒壁スクエアからほど近い場所に、黒壁19號館として近江が誇る和牛を堪能できるお店「毛利志満(もりしま)長浜黒壁店」があります。創業130年、「毛利志満」は自家肥育牧場を持ち、黒毛和牛の中でも最高級と評される兵庫県但馬産の血統正しい生後7~8ヶ月の雌牛のみを限定移入しています。飼料を個別に調合するなどの細心の注意を払い2年余りの歳月をかけて水も空気も澄み渡る近江で育て最高級品質の近江牛(おうみうし)として出荷しています。


近江牛のステーキ

 日本の三大和牛(近江牛、松阪牛、神戸牛)は但馬産の牛としてルーツが同じで、中でも近江牛は最も古い400年の歴史を誇ります。
 宝玉のような赤い光沢と柔らかな繊維、美しく均等に入ったサシとのバランスはまさに逸品。口に入れれば、とろけるような食感の中から鼻にぬける香りも一級品!そーっとかむとあふれる肉汁が舌を包みこみます。

 郵船トラベルが贈る2021年3月28日発「奥琵琶湖のオーベルジュ“ロテル・デュ・ラク”連泊と若狭海の幸、桜満喫の旅」では、老舗近江牛レストラン「毛利志満」にてステーキのご昼食をお召し上がりいただきます。
若狭の美食の次は近江の美食をご堪能ください。


投稿者名 emix 投稿日時 2021年02月26日 | Permalink