天空の鏡・ウユニ塩湖

今、社内で注目を集めているのが南米ボリビアの「ウユニ塩湖」です。

この「ウユニ塩湖」、学術的には「ウユニ塩原 Salar de Uyuni(スペイン語)」と言います。ボリビア中央西部アルティプラーノの標高約3,700mという高地にある塩の大地で広さは南北約100km、東西約250km、面積にして約12,000平方km。広大な塩原の中央付近では見渡す限り一面の白。まるで雪原の中にいるような景色となります。

この大量の塩は、かつてアンデス山脈が海底から隆起した際に海水が蒸発して塩が残ったもの。乾燥した気候であるうえに塩を流すような川が無かったことも、この地にこれほどの量の塩が残った要因とされます。


ところで、この塩原は「世界でもっとも平らな場所」としても知られています。地表の高低差が50cmほどしかないのです。乾期(7月〜10月頃)には塩原はほぼ乾いていますが、雨季に冠水すると、平らな大地に雨水が薄く張った状態となり、波ひとつ立たない鏡のような水面が広がります。そう、これが「天空の鏡」なのです!


豊富な塩はこの地の一大産業。原材料として精製工場に出荷されるほか、塩原周辺では塩のブロックを建材に使って家などを作ることもあります。ここで有名なのが塩のホテル「ルナ・サラダ」。壁もテーブルもベッドも全てウユニの塩のブロックで作られており観光客に大人気のホテルです。


また塩原の中央付近には「魚島 Isla de Pescado(スペイン語)」という島もあります。高さおよそ40mの島という低い島には、サボテンがたくさん生えており、白い大地と不思議なコントラストを成しています。

「鏡」になっても「雪原」になっても息を飲む美しさのウユニ塩湖、オススメです!


投稿者名 旅するアヒル 投稿日時 2012年11月07日 | Permalink