サンチアゴ巡礼
今日のテーマはツアー発表以来、たくさんのお問合せをいただいているサンチアゴ巡礼についての“ミニうんちく”です。
そもそもツアーの目的である「サンチアゴ巡礼」とは!?
サンチアゴ巡礼の目的地はスペイン北西部に位置するサンチアゴ・デ・コンポステーラ。ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の3大巡礼地のひとつです。
「サンチアゴ」はスペイン語で「聖ヤコブ」のこと。サンチアゴ・デ・コンポステーラには、聖ヤコブの遺骸があるとされているのです。この地を目指して、主にフランス各地からピレネー山脈を経由してスペイン北部を横断する道が巡礼路となっており、1000年以上の歴史があります。
現代でも巡礼者は年間およそ10万人に上るといわれ、信仰のためだけではなく観光やスポーツとして歩く人も多いようです。
巡礼路はピレネー山脈からすべて歩くと780〜900kmの距離となり、1日平均30km歩いても約1か月は掛かります。自転車や車、バス、鉄道で移動することもできますが、サンティアゴ・デ・コンポステーラで証明書をもらうためには、徒歩で100km以上という条件があります。
巡礼路のうちスペイン国内の道は、1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
ちなみに、巡礼者のシンボルはホタテ貝。
ホタテ貝は巡礼の証として、首から掛けたり荷物にぶら下げて歩きます。ホタテ貝がなぜ巡礼者のシンボルなのかというと、ヘデロ王によって斬首されたヤコブの遺骸が船で運ばれてきたとき、船底にたくさんのホタテ貝が付着していたことが由来となり、ホタテ貝はヤコブの象徴となったとされています。ホタテ貝を着けた巡礼者は沿道の各施設で暖かくもてなされる文化があるそうです。
ツアー:
【サンチアゴ巡礼の道 15日間<5月出発>】