ツール・ド・モンブラン〜2〜
山小屋の朝食は、パンとジャムとチーズが基本。
暖かいコーヒーやココアを大きなカフェボールで飲んだら
出発です。
ボンノム小屋からフゥー峠(2665m)を超える道中はお花畑です。
どこからかカウベルの音が聞こえる草原を、ゆっくり進みます。
お腹を空かせた牛さんが上がってくるとお花が全部食べられてしまう
のですが、雪解け後の数週間は名もないお花畑が続きます。
なだらかで見晴らしの良い道。
はるか遠くに見える山も谷もすぐに風景を変えて、
いつの間にか流れていきます。
欧米の人達は半袖&半ズボンに大きなザックを背負って、
「ハーイ」「ボンジュール」と声をかけながら、
どんどん追い越してしていきます。
しかし、ツアーではゆっくり・楽しくをモットーにガイドが皆さんの
ペースを見ながら最適な速度で次の小屋までご案内いたします。
トレッキング2日目の宿
モッテの小屋 に到着です。
正面の小屋は、牛舎を改装した乾燥室とベッドルーム。
前後を山に囲まれた、のどかな1軒宿です。
昨年からは新しくなった2階建てのドミトリーに宿泊です。
シャワー室も洗濯場もありますので、汗を流してさっぱりとお過ごしいただけます。
宿の食堂は、昔の農具で飾り付けられて古民家風。
夜は美人の女将さんがアコーディオンを弾いてくれることも。
この日は満室で、ビールで乾杯して和気あいあいとした食卓。
11時を過ぎれば、満天の星空とのことですが、
一日歩き疲れた我々は天の川を見上げる前にすぐに夢の中へ。。。
明日は、エリザベッタ小屋へ