鳥たちに教えられたこと

コロナ禍で外出することがはばかられ、生活に必要な食品や日用品の買い出し以外に
友人と街ブラしたり、会食など積極的にアクティブに出かけることができません。
そこで何ができるかというと散歩です。感染リスクも低く、運動不足解消にもなります。
気の向くまま散歩をしていると川のほとり、公園の池などにいる野鳥に目が留まる様になりました。
今までもきっと彼らはそこにいたはずですが、こちらの関心が及ばず見逃していました。
見かけたら写真を撮ると決めて出かけたら、あっという間に数種類の鳥たちに出会いました。
カモたちは公園の池におり、アオサギだけは川にいました。
何気に撮ったら名前が気になり、調べるとくちばしの先が黄色いのがカルガモ、
白黒ツートンカラーの小ぶりなのがキンクロハジロ、きれいなグレーの胴体に黒く
長いしっぽがあるのがオナガガモのようです。
キンクロハジロはカルガモの近くに泳いでおり、カルガモの後ろをチョコマカついていくので
カルガモの子どもかと思ったら、そうではなくハジロ属であり親子ではありませんでした。


カルガモ


キンクロハジロ


オナガガモ


アオサギは大きくてこの写真では首をすくめてますが、首を伸ばすと全長1メートルくらいあります。
結構近寄っても驚かず、優美にたたずんでいました。
アオサギは夏に池で見かけたことがあり、その時は水草の中をのっそり歩いていました。
その時も全く近寄っても動じませんでした。
そんな鳥たちを見ていて、私たちは毎日のコロナ禍報道に右往左往してますが
なんだかマイペースで、たくましいなと好ましく感じました。
都会の中のあまり自然豊かな場所ではなくても飄々と生きているのは素敵だなと。
まだしばらくは、海外旅行には行けないでしょう。
仕方ありません。飄々とあるがまま暮らす鳥たちのように気長に待ちましょう。


アオサギ


アオサギ 夏


投稿者名 Andante 投稿日時 2022年02月04日 | Permalink

おとをさがして

以前、海外出張手配を担う部署にいたころ、業務ビザ申請書作成の担当をしていました。
近頃はWeb申請がずいぶん増えたようですが当時は、紙書類をそろえて各国の領事館に
提出するのが主流でした。
業務ビザは観光に比べ複雑なことが多いものの、社内で申請が頻繁な国のデータは
社内情報共有されており苦労なく必要書類がわかるのですが
その頃、社内で取り扱いが少なく、都度調べることが多かったのがロシアです。
駐日ロシア領事館に電話を入れることたびたび。

こちらはロシア語ができないので、領事館の日本語ができるスタッフがたより。
ところが、あちらも電話の簡単な受け答えはできても突っ込んだ話になると
「お待ちください」という言葉とともに電話を長く保留されることがたびたび。

その際の電話保留音が日本で一般的に聞きなれたものではなく
明るめのアレンジですが、どことなく哀愁を帯びたロシア楽曲なのです。
曲調からロシアの曲だろうとはわかっても「カチューシャ」「カリンカ」のように
すぐ題名を思いつく曲ではなく、聞くたびに何の曲なのかとても気になり・・・。

領事館のスタッフに唐突に仕事内容以外のことを聞くこともできないので
題名のヒントもなく、自分の耳がたよりで探すことに・・。

パソコンでキーワード検索しては聞く、の繰り返しを数日コツコツやって
やっとこの音!と見つけることができました!

「モスクワ郊外の夕べ」




自分の耳を頼りに探り当てたのが嬉しくて、当時、ロシアへの出張が多くロシアに詳しかった
ドイツ在住の友人のドイツ人夫君にいきさつを伝えてみたら
「もっと他にいい曲があるのに駐日ロシア領事館の選曲はいまいち」との感想でしたが。
そうでしょうか?素敵な曲だと思いませんか。   

『モスクワ郊外の夕べ(Moscow Nights)』は、1955年に作曲されたロシア歌曲とのこと。
ジャスアレンジ曲もあるらしく、日本では、テレビロシア語講座のテーマ曲だったとか。

私にとってはちょっとした旅気分を満たし、ロシアらしい哀愁の名曲に出会えた心に残るできごとでした。


投稿者名 Andante 投稿日時 2022年01月27日 | Permalink

春のあしおと

はじめましてAndanteです。
これから折々のおたよりいたします。

鏡開きも通り過ぎると春の足音がひたひたと聞こえてきます。
毎日見る天気予報の日の出時間が1分づつ早くなり嬉しくなりますよね。

いつのころからか季節の行事を大事にしようと思い立ち、それからずっと季節を追ってます。

次の行事は節分ですね!
恵方巻き、もちろんいただきます。
年々数えるのも大変ですが、節分豆も年齢数がつっといただきますよ!
イワシの頭を柊に刺して魔除けするとコロナ禍も退散してくれるでしょうか。

そして桃の節句、ひなまつりと続きます。
寒い時期ながらも節分からひなまつりまでの流れはとても好きです。
桃の花の香りとともにふんわりと温かい気分になります。

昔は御殿付きの段飾りのおひなさまを飾っていましたが、年に1回のことで
いつのまにやら説明書もなくし、御殿が組み立てられなかったり
人形たちの立ち位置がわからなかったりで近頃は小さなおひなさまだけを飾っています。
ひなあられを必ず添えて。
「あかりをつけましょぼんぼりに~」と小さくくちずさみながら。



待ち遠しいひなまつり


投稿者名 Andante 投稿日時 2022年01月17日 | Permalink

【開催報告】 12月21日(火)後編【お家で楽しむオンラインツアー】ベートーヴェン生誕251年企画 第3弾「不滅の恋人は誰だったのか? 」& クリスマスに輝く中欧3カ国の旅


ベートーヴェンに想いを馳せながら、中欧3ヵ国を旅するオンラインツアー第3弾!
第3弾のテーマは「不滅の恋人は誰だったのか?」 12月14日と21日の2日間、前編後編のライブ配信が終了しました。今日は後編の様子(ちょっと裏話も)をお届けします。




前編と同様ツアーの開始は15時30分。

その1時間前から最終打合せ&直前リハーサル、ウィーンにいる高島先生とプラハのマルケータさんは朝6時30分という早朝からのスタートとなりました。
実は、お2人とも前日は深夜まで映像の最終チェックをしていたとのこと。眠い目をこすりながら??のスタートとなりました。(ありがとうございました)


・・・ところが、リハーサルの時間になってもマルケータさんが現れません。なんと前週のリハーサルで動作確認したパソコンが動かない!と連絡が。本番まで残り45分しかない中で、急遽、別のパソコンを立ち上げて繋げることができましたが、そこにいた全員がヒヤリ・・・(前日の映像チェックでパソコンを酷使しすぎたようです)



ただ、このプチアクシデントが却って場の緊張感を和ませたのか(!?)
ツアーは順調に予定通りスタートしました。




今回のツアーも、前編と同様に今年の3月と9月にオーストリアとチェコでそれぞれに高島先生と現地スタッフのチームで撮影した動画や写真を編集し、字幕やナレーションを入れた映像をテーマごとに分けトークを交えながらお届けしました。

ただ、少しだけ前編のやり方に変更を加え、後編では映像が流れている間にトークを被せるやり方を取り入れました。話すタイミングを取り合うのがちょっと難しいのですが、トークも膨らみ全体的にテンポよくツアーが進んでいきました。





撮影にあたっては、チェコの中でもプラハに関しては予算内での撮影許可を得ることが出来ませんでしたので、観光局からの映像や画像などをお借りしてご案内。テプリツェと、カルロヴィ・ヴァリ、ビリナやフランティシュコヴィ・ラーズニェは十分すぎるほどの動画がありましたので、地図や資料などをまじえながらご案内しました。

テーマである「不滅の恋人」のトークは前編からの流れを受けて、さらに深掘り。
ベートーヴェンの人間味あふれる様子なども、恋人たちを追いかけていくなかで垣間見えました。ツアーではベートーヴェンにとどまらず、ショパンやリストが弾いたピアノなども紹介、またプラハからテプリツェに移されたモーツァルト像(ちょっぴりマッチョ!)なども登場しました。旅はいつも驚きと発見の連続ですね。

平野先生からも「本当にはやく現地に赴きこれらの場所を訪ねたいですね」くりかえしのコメント。
はい、私たちもそう願っています。





前半で不滅の恋人のテーマは終わり、後半はチェコの食とクリスマス、ガイドさんがおすすめするカフェやレストランを紹介。マルケータさんが画面越しにチェコでお祝いの際に食されるパンや、セロリやパセリの根っこなどを見せると、ゲスト一同「おお!」と反応。
こういったこともオンラインならではの面白さですね、と終了後にお客様からメッセージをいただきました。

そしてウィーンのカフェやスイーツ、名門ホテルブリストルのキッチンで「シュニッツェル」の調理風景や試食の様子をお届けしました。





最後はオーストリア各地のさまざまなクリスマスマーケットの様子と、きよしこの夜が生まれたオーベルンドルフからの映像をお届けしました。美しい雪景色と音楽ともに静かにツアーも無事終了しました。




2021年4月からスタートした「ベートーヴェン生誕251年企画」第1弾から第3弾まで、4回にわたりお届けしてまいりましたが、今回で一区切りとなります。

ツアーの終了間際には平野先生から「・・・次回は、ボンやコブレンツですかね!?」とのコメントもあり、ひょっとしたら第4弾が生まれるかもしれません(笑)

とはいえ、なによりも海外旅行が再開して欲しい、
というのがゲスト全員の一致した意見でした。

ご参加いただきました皆様には改めてお礼を申し上げます。

なお、本ツアーのアーカイブ動画の申込受付を12月31日まで延長いたします。
年末年始のおうち時間に、中欧3カ国の音楽の旅に出かけてみませんか? 


申込ページ http://ptix.at/NO4vES


投稿者名 カリスマ歌子 投稿日時 2021年12月24日 | Permalink

【開催報告】 12月14日(火)前編【お家で楽しむオンラインツアー】ベートーヴェン生誕251年企画 第3弾「不滅の恋人は誰だったのか? 」& クリスマスに輝く中欧3カ国の旅

ベートーヴェンに想いを馳せながら、中欧3ヵ国を旅するオンラインツアー第3弾!
第3弾のテーマは「不滅の恋人は誰だったのか?」 12月14日と21日の2日間、前編後編のライブ配信が終了しました。今日は前編の様子をお届けします。



ツアーの開始は15時30分。その1時間前から最終打合せ&直前リハーサルを実施。
日本は午後ですが、ウィーンにいる高島先生とブダペストのガランボさんは朝6時30分という早朝からのスタートとなりました。



今回のツアーは、今年の6月と9月にオーストリア、ハンガリーそれぞれに高島先生と現地スタッフのチームで撮影した動画や写真をつないで編集し字幕やナレーションを入れた映像をテーマごとに分け、トークを交えながらお届けしました。ツアーはウィーン21区のエルデーデイ別邸、郷土博物館に残されたベートーヴェンの髪の毛や肖像画などを紹介するオーストリア編からスタート。




その後、ハンガリー編ではガランボさんのガイドが加わり、世界遺産の街ブダペストの魅力あふれる建造物やドナウ川などの風景をお楽しみいただきながら、ベートーヴェン関連の建物や、マルトンヴァーシャルの不滅の恋人の足跡、フランツ・リスト博物館や音楽院ホールなどをご紹介しました。リスト音楽院シンフォニーオーケストラの迫力ある演奏映像もちょっとだけですがご紹介しました。



休憩を挟んで後半は食とクリスマスをテーマにさまざまな映像とトークをお届けしました。
映像とトークを重ねる2時間のツアー、高島先生のナビゲートを軸に、平野先生、ガランボさん、それぞれから興味の尽きないトークが繰り広げられました。



視聴後アンケートでは、「ベートーヴェンの不滅の恋人というテーマが、実にわかりやすくて興味深く、楽しませていただきました」「ベートーヴェンゆかりの地ということでどちらの国も街並もとても楽しく視聴させて頂きました。作曲当時の時代背景や彼の暮らし、人間関係なども、博物館や住んでいた場所の記念プレートなど見所と共に勉強になり、楽しかったです」といったようなお声をいただきました。ありがとうございました。

後編もどうぞお楽しみに!
なお、本ツアーのアーカイブ動画の申込受付を12月31日まで延長いたします。
年末年始のおうち時間に、中欧3カ国の音楽の旅に出かけてみませんか? 

申込ページ http://ptix.at/NO4vES



投稿者名 カリスマ歌子 投稿日時 2021年12月23日 | Permalink