アイスランド・グリーンランド紀行~2日目 その1~
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回は夜の到着から無理やり遊んだただの報告になってしまいましたが(笑)、この日は朝から一日中活動しており、少しは皆様の旅のご参考にもなるかと思います。
■2日目 Blue Ragoonに向けて、寄り道ドライブ
朝7時に起床。旅支度をして日本でインターネット予約をしていたレンタカーのお店へ。
お店へ向かう途中、綺麗な湖を見つけました。
チョルトニン(Tjörnin)湖です。
凪いだ水面に雲や家が映え、とてもキレイです。
鳥たちが羽を休める孤島があったり、この写真にはありませんが市庁舎が見えたりと、たくさんの見どころがあります。
チョルトニン湖を抜けて少し歩き、レンタカーのお店に。
無事手続きできていたようで一安心。
FullProtection(無傷)、ガソリン満タンでの返却など基本的なルールは日本と一緒。丁寧な説明を受け、いざ出発です!
慣れない海外運転のドキドキは、この時既にわくわくに変わっています(笑)
アイスランドの車事情を説明すると、左ハンドルに右車線と日本と逆。
寒さに負けないため燃料はディーゼルです。
レイキャヴィークを出るとオフロードの道もありますので、4駆の車がベターです(ほとんど問題ありませんが、国道ではない田舎道では、4駆以外は通行禁止の所もあります)。
他にも信号がとても低い位置にあったり、ラウンドアバウトと呼ばれる日本にはないサークル状の分岐があったり、ところどころで日本とは違うポイントがありますが、渋滞も皆無、人々のマナーも良く、何よりレイキャヴィークを過ぎれば地平線まで延々と続く一本道です(笑)
ハンドルと道路を意識していればとても運転しやすい国と言えました。
スマートフォンのナビを駆使して、目的地に向かいます。
レイキャヴィーク中心を少し外れれば、地平線まで続く一本道です。
朝食を求め郊外のパン屋さんへ。お腹が空いていたので、ベーグル(レタスチーズトマト)、ねじりドーナツ、チョコドーナツを購入。ベーグルはどこの国にもありますが、ねじりドーナツについてはアイスランドで旧くから愛されているものとのことで、この先幾度となくお世話になる、どのパン屋さんにも置かれていました。
チョコがかかっていたりもします。甘すぎることなく、飽きのこない味です。
お腹も膨れたところで、再び車を走らせます。
ただの道であっても日本とはかけ離れたものであり、片時も目を離すことができません(今後たくさんアップするので、外の景色はまた次回以降、とさせてください 笑)
レイキャヴィークから1時間弱走ると、いよいよ第一の目的地に到着しました。
世界で最も名の知れているアイスランドのグループの1つでもある、ポストロックバンドのシガーロス(Sigur Rós)。
彼らのアルバムのプロモーションビデオで使われた、あの崖です。
幻想的な音楽の中で崖をスローに駆けるSigur Rósのメンバー。そのまま足は止まらず、崖を超えそのまま宙へ駆けていくあの、崖です。
・・・何のことやらな方がほとんどでしょう、わかります、わかってますよ(笑)
ただ知っている方は知っている、熱いスポットなのです。
車を降り、目を疑いました。
そこはアイスランド。目的地以外の部分でも魅せてくれます。
アイスランドは『火と氷の国』と呼ばれているだけあり、国名通りの氷河はもちろん、火山の国でもあり温泉(後日語ります)や溶岩の台地が地平線まで広がっております。
ここは間欠泉地帯。岩の隙間から出ていくぬるめの空気を感じます。蒸気が噴き出している部分は100℃にも達しているとのことで、注意が必要です。
近くまで行くことができ、勢いよく噴き出す蒸気を浴びてしまい、びしゃびしゃです。
日本の温泉と同じ臭いがします。むき出しの自然を感じつつ、あの崖を探します。
見つけました。
遠い。遠いですよ。
距離は片道2Kmほどでしょうか。
これからの予定を考えると往復4Km、1時間ほどの時間はどうしても取ることはできません。
そもそも崖に行ってどうするのか、シガーロスさながら崖を駆け、そのまま宙を駆けるのか。無理でしょう。
泣く泣く断念し、必死にカメラをズームさせ写真を撮ることでその場に行った気もちになります。
『こんな遠いならちゃんと調べて早起きしていれば・・・』
昨日のオーロラ同様、言葉に出すと悲しくなるので心でつぶやきます。
やることはまだまだあります。悲しんでいる暇はありません。
次回は最近できたロックミュージアム、そしてアイスランドで最も有名なスポットの1つ!世界最大の温泉、Blue Ragoonについてお話したいと思います!!
~素敵な旅は、郵船トラベルで~
to be continued...