世界遺産へ行く、の巻 〜Part.3〜

ようやく予約した山小屋へと着いた一同。
これまでなんだか機嫌の悪かった5人ですが、山荘に着くなりテンションが上がります。
今回お世話になったのは、7合目半ばにある「山口山荘」でした。



本荘を予約したのは2ヶ月前ですが、その時点で我々の分の空きしかありませんでした。世界遺産登録をされたことにより、山頂に近づくほど山荘の予約は取りずらくなっているようです。予約はお早目に!!

しばしの休憩。
荷物を置いて身軽になると、一同は腰をおろし、いつの間にか寝てしま・・・うわけもなく、早々に外に出てここまで登って来た軌跡を見てはしゃぎまくります。

ここは日本一高い山、山と言えばカッコいい、カッコいいと言えばBOØWY!!!!!!と言うことで写真を一枚。ソウルフルなポージングを取ることによりここまでの疲れを一気に吹き飛ばします。



そうこうしているうちに、待ちに待った晩ごはん完成のお知らせが・・・

今日のメニューはアウトドアの定番、カレーでした。

――僕は今日までここまで美味しいカレーを食べたことがありませんでした!!写真がないのが残念ですが、撮影を忘れるほど夢中で食べました。運動した後のカレーは骨身に沁みますね。久々に部活で汗を流した学生時代を思い出しました。富士山、ありがとう!!!

カレーと一緒にいただいたコップ1杯の水も、ここでは貴重です。一気に飲まず、計画的に飲むことを忘れずに!!

食後、しばし談笑して時刻は20時半。この時間になると早々に布団が敷かれます。
小屋いっぱいに敷き詰められた布団。当然ながら各団体ごとのスペースなどありません。山では皆家族!!

ひとりひとりに与えられたスペースは、自分の幅分しかありませんでした。

――「これがウワサに聞いていた富士山のルールか・・・あぁわかってる。わかっているとも。」

この山荘での就寝スタイルについて事前に情報を入手していた我々は、同室の戸惑う面々を尻目に臆することなく横になります。


横になると同時に寝てしまうであろうと思っていましたが、何しろ狭いスペースです。隣の友人の生温かい体温をどうしても意識してしまい、なかなか眠れません。
身動きもとれず、どうしようかともやもやしているうちに、いつの間にか深い眠りについていました。。


――23時半。
山荘のオーナーに起こされ、早々に一同は準備を始めます。
夜を徹して登山するのは、ご来光を拝むためです。

『――もう下山しても良いのではないか。』

眠い目をこすりながらこの言葉を必死に噛み殺す私に、何故だか友人はカンカンに怒っています。

どうしたのかと聞くと、私のいびきがうるさくて眠れなかったとのこと。どうもすみませんでした!!!


靴紐を締め、頬を叩く。なんだか気合が入りました。気分を改め、いざ、山頂へ!!!!!!



もう帰りたい率200%!!!!!


To be continued………


投稿者名 ミネムギ 投稿日時 2013年08月27日 | Permalink