世界遺産へ行く、の巻 〜Part.4〜

久しぶりの更新になります。

7合目半ばで1月以上更新がなく、何かあったのか、あいつは無事なのか、との問い合わせがありました(笑)
申し訳ありません。
ご心配ありがとうございます。無事下山し、日々元気に過ごしていますよ!


と、言うことで久々に富士山登頂の続きを綴りたいと思います。


23時半に山口山荘を出て数時間。
会話も体力も尽き、ただただ足を前に運ぶ一同。
深夜にも関わらず多くの登山客が列をなしています。眼下を覗けば、道に沿ってライトが炯々(けいけい)と輝き、自分が歩いてきた道を示してくれています。

山頂に着くにつれ人も増えていき、時には歩みを止めてしまうことも。日本一高い所で起こっている渋滞は、間違いなくここ富士山でしょう。

途中何度かの休憩を挟み9合目。残り少ない水を計画的に飲みます。

再び歩みを進め、時刻は午前4時過ぎ。もうすぐ10合目、見上げれば山頂が!!
空が明るくなり始めてきました。足の痛みと渋滞で思うように前に進めません。朝日は私たちがいる道とは反対側で上るため、登頂しない限りはご来光を拝めません。


―――ご来光を、拝みたい・・・・


体力の限界で言葉を発する者はいませんが、皆の想いは一つです。


山頂まであと200,,,100,,50メートル・・・


登頂!!!!


鳥居をくぐって全員でゴールイン !!
皆の顔に笑顔が戻ります。
今までにない達成感が、身体の疲れを吹き飛ばします。

ご来光の瞬間は残念ながら拝めず既に陽が出ていましたが、この悔しさをばねにもう一度挑戦する気には、残念ながらなりません。



見下ろすとそこは絶景!!仲間の1人は富士山頂で爆睡!!


そして8月にも関わらず極寒!!!半袖やサンダルで登山をする無謀登山者の方々をTVでよく目にしますが、10度を切る気温の低さに加え、強い風が常に吹いており体感温度は更に下がります。絶対に真似しないでください!!!


しばし横になり、頂上からの絶景を見ながら疲れを癒します。

休憩後は山頂を散歩しました。



火山だけあり、火口を覗くことができました。



ご来光後も、日の出の方角にはたくさんの人がいました。


他にも写真に収めていませんが、日本一高い場所にあるポスト(本当に宛先に届くらしいです)や売店など、興味深いものがたくさんありました。



身体を休めつつ、山頂を一周しました。
もう思い残すことはありません。正直な所一刻も早く、家に帰りたい。
残るは下山。いざ!!!地上へ!!!!




〜下りの富士山は時に上りよりも厳しい。そんな話を昔聞いたことがある、と誰かが言いました〜

『まさか。そんなことあるわけない』

この時の僕たちは、そう信じて疑わなかった。そう、この時までは・・・・


To be continued………


投稿者名 ミネムギ 投稿日時 2013年10月18日 | Permalink