魚もびっくり!
歓迎セレモニーが終わり、清水港に停泊中の飛鳥IIです。
地元の方が船を見ながらお散歩していたり、のどかな風景です。
ところでこの清水港の日の出埠頭、釣り人の姿がちらほら。巨大な船が来ると魚もびっくりして出てくるのでしょうか。うーん、釣りをしている人に聞いてみればよかった…。
乗客の皆さんは午後のオプショナルツアー出発まで船内でランチを食べたり、またはツアーには参加せず個人で市内観光に出発したりと、最終帰船時間の9時半まで清水の一日を楽しみます。
12時から4時半まではエスパルスドリームプラザの観覧車前まで15分間隔で無料連絡バスが運行されるので、市内観光や、ちょっとだけお出掛けするにも便利。至れり尽くせりです。
暑くて喉が渇いたので、船内に戻って早目のランチにします。
「軽いランチはリドガーデンで」に続く…
歓迎セレモニー@清水港
10月6日(木曜日)、飛鳥IIは予定の午前11時よりも少し早く10時半過ぎに清水港に入港しました。日の出埠頭にはテントやレッドカーペットが見えて、ブラスバンドの皆さんもスタンバイ。間もなく静岡県・静岡市の皆さんによる歓迎セレモニーが始まります。
午前中、入港前の船上で講演会に出演してくださった滝田栄さんは、清水で下船されました。岸壁から船に向かって手を振る長身のお姿、さすが絵になりました。(写真が掲載できなくて残念です…すみません。)
ここまで船の上から見ていましたが、セレモニーを近くで見るために船から降りて岸壁に出てみることにしました。
清水港ではボーディングブリッジを使わないので、乗船したときの5デッキではなく一階下の4デッキから下船します。
案内画面には最終帰船時間のお知らせも。間に合わなかったら大変です!個人で外出する方はお気をつけくださいませ。
さて、快晴の清水港での歓迎セレモニーです。
飛鳥IIの船長、機関長、ホテルマネージャーの紹介、続いて清水客船誘致委員会の望月会長と飛鳥IIの浅井船長による挨拶。そして花束と記念品の贈呈が行われました。
静岡市消防音楽隊の皆さんによる歓迎演奏がセレモニーを飾ります。
静岡県議会、静岡市議会、国港湾関係機関、静岡県・静岡市港湾関係団体の皆さん、そして静岡市民の皆さんによる大歓迎♪でした。
「魚もびっくり!」に続く…
清水港入港
滝田栄さんの講演会が終わって外に出てみると、飛鳥IIは今まさに清水港の日の出埠頭に接岸するところでした。
時刻は午前10時半。お天気はすっかり良くなって気温も上がってきています。
乗客の皆さんは7デッキのプロムナードデッキに出てきて思い思いに接岸風景を見物しています。
ちなみに岸壁は4デッキと同じ高さなので、7デッキから見下ろすとビルにしたら3階分の高さなのですが、岸壁より更に低い位置に海面が見えているせいか、実際以上に高さを感じました。
左写真の中央に見えているのはエスパルスドリームプラザの観覧車。
今回は清水客船誘致委員会のご厚意で船からこの観覧車前まで無料連絡バスが運行されます。
歩いても行かれる距離とのことですが、気温がぐんぐん上がってきていてこの中を歩くのはちょっときつそうなのでバスを利用できるのはかなり有り難いです。
清水マリンターミナル前の岸壁では歓迎セレモニーの準備が進んでいます。早めに駿河湾入りしたからか、予定よりも早く接岸が完了したようです。
次回は歓迎セレモニーの模様をレポートします。
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滝田栄さん講演会
今回レポートしている【飛鳥II 日本郵船チャリティークルーズ】ですが、改めてご説明すると公益財団法人プラン・ジャパンの協力のもと実施されたチャリティークルーズです。
クルーズ2日目の午前中にはプラン・ジャパンを支援して20年、現在は同評議員も務める俳優の滝田栄さんによる講演会が開かれました。
会場はプラザデッキ(6デッキ)船首側のギャラクシー・ラウンジですが、ハリウッドシアターのスクリーンと各客室のテレビでも同時中継されていました。
満席の会場で始まった講演会。滝田さんはフィリピン、タイ、ベトナム、インドなど、様々な国で出会った子どもたちとのエピソードを語ってくださいました。
貧しい村やスラムに生きる人々の生活とは…例えば廃品回収のみが収入源、家族全員が一度に横になって眠ることもできないような狭い小屋で寝起きする過酷な生活。
満足な教育を受けることなくエイズや無知な出産の危険に晒されてゆく子どもたち。
せっかく小学校を設立しても、学校生活に馴染めずドロップアウトしてしまう子どもが多いこと。ただし、小学校以前に幼児教育を経験した子どもたちは、小学校以上の学校教育にも抵抗なく馴染んでゆくこと。それだから早期からの教育制度の確立が必要であること。
スラムで育った少女が教育を受けるうちに持った夢「パイロットになって人の役に立ちたい」。そして海外からの小さな支援でこのような境遇に生きる子どもたちに可能性を与えることができること…。
ラグジュアリーなクルーズ船の中で聞くとまるで別世界、けれども今この瞬間にも存在する紛れもない現実。いろいろ考えさせられてしまう内容の濃い講演会でした。
飛鳥IIは間もなく清水港に入港します。
富士山はどこ!?
前日の夕方、雨の横浜港を出航した飛鳥IIは10月6日(木)午前11時に清水港に入港予定です。
夜のうちに雨は止んだものの、朝になって客室(キャビン)のカーテンを開けると空にはグレーの雲が低く垂れ込めていました。
6日の清水は晴れる、という天気予報が当たりますように…。
海から見る富士山を楽しみにしているお客様も多いはず。
朝食の後、とりあえずデッキに出てみました。
出て来い、富士山〜。
すると…清水方面の空が晴れてきているではないですか。
近付くにつれ、青空が開けて、ついに富士山の姿が見えました。
お客様みなさんの行いが良いのですね。何てったってチャリティークルーズです。
キャプテン(船長)からのアナウンスによると、昨夜の相模湾は少し波が高かったので、揺れを軽減するため予定よりも速度を上げて早めに駿河湾に入り、湾内で旋回して時間調整していたとのこと。ゆっくり航行すると波の影響を受けやすくなるのだそうです。
無事に富士山を拝めたところで、船内に戻って滝田栄さんの講演会に行きます。
「滝田栄さん講演会」に続く…