リージェント・セブンシーズ・エクスプローラーがこの春、日本発着クルーズを行います。さて、究極のオールインクルーシブとは?


リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー(REGENT SEVEN SEAS EXPLORER)


 ホテルがそうであるように、クルーズ船もカジュアル船からラグジュアリー船までランクはさまざま。小さなお子さまをお連れなら、ラグジュアリーなクルーズ船よりもディズニー・クルーズ・ラインが大人気なのも納得。でも、クルーズ上級者の大人の旅は、日本船では体験できないすべてのサービスが含まれた、究極のオールインクルーシブをご提供する船もおすすめです。
 ヨーロッパのラグジュアリークルーズを牽引しているのが、こちらでご紹介したシルバーシーですが、米国のラグジュアリーシーンを彩るのはリージェント・セブンシーズ・クルーズ。それでは、この春、日本発着クルーズを実施するリージェント・セブンシーズ・エクスプローラーをご紹介します。

<セブンシーズ・エクスプローラー 主要目>
総トン数:55,254トン 乗客定員:732名 乗組員数:567名 就航:2016年(2019年改装) 


ウェルカムドリンクをいただいたらお部屋へ。右はベランダスイート


 まずはお部屋、全客室がスイートタイプでベランダ付き。最小のお部屋でも28.5㎡。ウェルカムシャンパンボトルとフルーツ、大理石のバスルーム、有名ブランドのアメニティ、毎日補充されるミニバー、リージェントのバスローブとスリッパ、靴磨きサービス、24時間ルームサービスなど、他船ではスイートでなければ受けられないのおもてなしを全室でご体験いただけます。
 ところで、最大のお部屋の広さはどのくらいかと思いますか。リージェントスイートは、なんと400㎡を超える広さなのです。(え?自宅より広いって?)ベッドルーム、ダイニングルーム、リビングルームのみならず、セラピストを招いてのプライベートスパやジャグジー、サウナなどもあり、お部屋の中で1日中過ごせる仕様となっています。お部屋と言うよりプライベートヨットのよう。まさに究極の客室ですよね。

 お食事は朝、昼、夕ご利用いただける予約不要のメインダイニング「コンパスローズ」の他、6か所のレストランがあり、今回はテーマのある3か所のスペシャリティレストランをご紹介します。


コンパスローズ(COMPASS ROSE)


●プライムセブン(PRIME 7)・・・ステーキハウス(夕のみ営業/要予約) 
ピカソやシャガールの作品が飾られた、エレガントなステーキハウス。プライムニューヨークストリップ、ポーターハウス(フィレ肉の大きなTボーンステーキ)、アラスカのタラバガニ、ジューシーなフィレミニヨンなど、お肉やシーフードグリル料理をお楽しみいただけます。


プライム7(PRIME7)


●シャルトリューズ(CHARTREUSE)・・・フランス料理(夕のみ営業・要予約) 
シャルトリューズは修道院で造られた薬草系リキュールの銘酒。その名を冠するレストランは伝統的なフレンチにモダンなアレンジを凝らしたメニューをご提供しています。床にはアールデコ調のタイル、壁には輝くゴールドタイルをあしらい、どこに座っても、素晴らしい海の景色を楽しみながらお食事していただけます。


シャルトリューズ(CHARTREUSE)


●パシフィックリム(PACIFIC RIM)・・・アジアフュージョン料理(夕のみ要予約) 
アジアが誇る最高級の美食を取り揃えたディナーが自慢。シラチャソース(タイの辛いソース)のタイガーエビや、ブラックアンガス牛のプルコギ、韓国のバーべキューラムチョップなど、一口ごとにご満足いただける創作アジア料理です。


パシフィックリム(PACIFIC RIM)


<セブンシーズ・エクスプローラーの魅力と楽しみ方>
*バレーランドリーサービス(お洋服のお洗濯)が含まれています。
*無制限WIFIが無料です。
*無制限の寄港地観光が含まれています。
*ペントハウススイート以上のお部屋ではバトラーサービスを行っていますので、乗船後のレストランの予約や寄港地観光の予約をお申し付けください。また、インスイートダイニングの手配も承ります。
*インスイートダイニングのサービスはコンパスローズのお食事のみとなりますが、この他に24時間ルームサービスメニューからのお食事もお届けします(いずれも無料/全室可能)。
*上記の他に屋外でもお食事できるビュッフェスタイルの「ラ・ヴェランダ」(朝、昼営業)は夜にはイタリアンの「セッテマーリ」に変身します。また、カジュアルな「プールグリル」もございます。いずれも予約不要です。
*アルコール類を含むお飲み物はクルーズ代金に含まれています(特別な銘柄を除く)。
*チップ、ポートチャージもクルーズ代金に含まれています。
*A, B, C, G1, G2, Hのお部屋はシャワーのみとなります。


<日本発着・おすすめクルーズ>
セブンシーズ・エクスプローラー日本発着クルーズ
2023年3月14日(火)▶3月28日(火) 東京発横浜着 15日間
東京~名古屋~神戸(停泊)~別府~(関門海峡クルーズ)~釜山~済州島~長崎~奄美大島~那覇~(航海日)~高知~清水~横浜
クルーズ代金、詳細は郵船トラベルへお問合せください。


日本発着クルーズ航路図

<予約条件・お支払いについて>
*ご予約後は全額を請求させていただきます。米ドルの為替レートは船会社の請求書発行日の三菱UFJ銀行TTS+2円となります。
*シングル利用は2名1室利用の200%となります。
*韓国の電子渡航認証システム(K-ETA) を事前に取得していただく予定です。詳細は別途ご案内します(別料金)。

【郵船トラベルクルーズセンター】
■東 京☎ 03-5213-9987  ✉
■神 戸☎ 078-251-6218  ✉  
■福 岡☎ 092-475-0011  ✉  

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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2023年01月31日 | Permalink

今年1年の感謝を込めて、2022年クルーズ重大ニュース大特集!あんなことも、こんなことも・・・


 あと数日で新年、年末になると恒例の重大ニュースがTVに流れます。悲しいニュースは避けたいところですが、2月から始まったウクライナ侵攻と7月の安倍元首相銃撃事件だけはその後も注視せざるを得ない出来事だと思います。
 とはいえ、今年は北京オリンピックでのスノーボード、フィギアスケートのメダルラッシュ、野球では海の向うの大谷翔平選手の2桁勝利・2桁本塁打、1964年の王貞治選手以来、シーズン最多本塁打記録を塗り替えた村上宗隆選手の56本塁打、深夜の日本を釘付けにしたサッカーワールドカップ日本代表のブラボーな活躍などスポーツ界は私たちに感動と勇気を与えてくれました。

 さて、我らがクルーズ業界はどんな一年だったのでしょうか。コロナ禍の影響がまだまだ続き、残念なことも多かったのですが、未来への展望が期待できる海外航路や新造船のニュースも!ごく一部とはなりますが、ご紹介させていただきます。


Queen Anne©Cunard Line

☹1月21日:クリスタル・クルーズ全船、4月で運航停止決定。
日本郵船株式会社(NYK)が建造し、1990年にデビューしたクリスタル・ハーモニー(現飛鳥II)より世界最高峰のラグジュアリークルーズとして世界中のクルーズファンを魅了したクリスタル・クルーズ。日本では郵船トラベルがご紹介したお客様が最も多いクルーズ会社でした。現時点での運航会社ゲンティングループの破綻により廃業。再建が待ち焦がれる状況です。

☺2月9日:キュナードの新造船、船名「クイーン・アン」に決定。
英国王室の名を戴き、日本で最も有名な外国客船「クイーン・エリザベス」を保有するキュナードが現行では4隻目となる客船の船名が決定しました。2022年5月より販売が開始され、2024年5月にサウザンプトンより処女航海に出航予定です。郵船トラベルのお客様からも処女航海の予約を頂戴しています。

☹3月19日:飛鳥II、電気機器に不具合、6月上旬までクルーズ中止。
これはコロナが原因ではなく、船舶自体が「体調を崩した」ことが原因。仕方のない事とはいえ、お客様はがっかり、郵船トラベルも対応に追われました。


☺5月12日:にっぽん丸、「モーリシャス プレシャスクルーズ」を発表!
2年10ヵ月ぶりとなる海外クルーズ。48日間のクルーズはすべての寄港地で停泊と大変ユニーク。株式会社商船三井(MOL)が現地を支援するモーリシャスでは3泊の停泊。12月15日に横浜港から出航しました。12月27日時点ではマーレに向かい、インド洋を航行中です。

☺5月25日:「クイーン・エリザベス」2024年日本発着クルーズ販売開始!
2023年の日本発着クルーズは好評につきほぼ満席、そんな中クイーン・エリザべスは2024年も日本発着クルーズを6本実施することになり、2020年にオープンしたばかりの東京国際クルーズターミナルから発着します。人気のグリルクラスのお部屋に乗船するチャンスです!特別感のある旅をしてみませんか。詳しくはこちら


©Cunard Line

☺6月29日:飛鳥II、12月実施の「加山雄三ラストクルーズ」を発表!
初代飛鳥より14回も名誉船長を務められた加山雄三さんがラストステージに選ばれたのが12月の飛鳥II船上。発売と同時に完売、2クルーズにわたり船上で歌手人生のフィナーレを飾っていただきました。「とても良かった」「感動した」と乗船されたお客様から多数のお声を頂戴しました。

☺7月18日:世界で最もラグジュアリーな探検船「シルバー・エンデバー」就航
クリスタル・クルーズ社が満を持して建造し、2021年に就航予定であった冒険船クリスタル・エンデバー(20,000トン/乗客定員200名)はクリスタル・クルーズ社の客船事業終了にともない売却され、シルバー・エンデバーとして再デビューしました。11月19日に世界初となる南極での命名式が行われました。

☺7月28日:「シルバー・ドーン」2025年ワールドクルーズ発表。出航は東京港から。
日本食を含む8つのレストランとバーを備えたウルトララグジュアリー客船シルバー・ドーン(40,700トン/乗客定員596名)が2025年1月13日、東京港から136日間、59の寄港地、30か国を訪れるワールドクルーズに出航します。すでに多数の予約が入っていて、現在お取りできるのはクラシックベランダスイート(US$85,500/1人当たり)などのお部屋です。詳しくはこちら


Silver Dawn

☺8月21日:2019年に小笠原から放流したアオウミガメ、台湾で発見!
郵船トラベルが飛鳥IIをチャーターして実施した小笠原クルーズ、父島から放流したアオウミガメが台湾北東部沿岸を海遊中、地元のダイバーに発見されました。再保率3%と言われる中、3年にわたる2,000キロの旅、よく頑張りました。現在4才のアオウミガメは20~30年後、お年頃になると繁殖のため生まれ故郷の小笠原に戻ってくるそうです。関連ブログはこちら

☺9月21日:神戸市、郵船トラベルと「KOBE PORTER」実証実験へ。
全国よりフライトを利用して神戸へ、神戸港から出航するクルーズを手軽にお楽しみいただくため、神戸空港から神戸の提携ホテル、ホテルから神戸港へ手荷物を無料で運搬するKOBE PORTERが始まりました。12月18日神戸港発のぱしふぃっく びいなす瀬戸内海クルーズでは全国から約30名のお客様にご利用いただき好評を博しました。

☹11月1日:日本クルーズ客船、ニューイヤークルーズで客船業務終了。
今年1番の残念なニュースです。1998年に就航、24年間活躍したぱしふぃっく びいなす、運航会社の日本クルーズ客船株式会社は客船事業を1月で終了するとの突然の発表を行いました。お客様のみならずクルーズ業界にも激震が走りました。コロナ禍の影響を大きく受けてしまった結果のようです。


☺11月25日:にっぽん丸の後継船、2027年頃竣工予定。
少し先のこととは言え、嬉しいニュースです。株式会社商船三井(MOL)はにっぽん丸の後継船となる35,000トンクラスの客船を2隻、1,000億円をかけて造船する計画を発表しました。1隻目が2027年頃の就航予定とのことで、環境に配慮した新造船に期待が高まります。

☹☺12月23日:郵船クルーズ株式会社、飛鳥II2023年世界一周中止を発表、2024年世界一周を計画中
やはり・・・と思った方も多かったかもしれません。飛鳥IIの世界一周クルーズは「クルーズオブザイヤー」を受賞した2018年を最後に実施していません。2020年から始まったコロナ禍で4年連続中止となり、今年こそ、とお思いになって心待ちにしてるお客様が増え続けているのが現状です。とはいえ、2024年世界一周は計画中とのこと、期待を込めて実現する日を待ちたいと思います。

 いかがでしたでしょうか。上記の他にも様々な出来事があったクルーズ業界ですが、コロナ禍も収束に向かい、外国客船は順調に航行しているようです。
 クルーズをご愛顧してくださってみなさまへ、この一年を感謝を込めて、来るべき2023年もより良い年となりますよう、スタッフ一同お祈り申し上げます。飛鳥IIの2023年春~初夏のクルーズは1月に発表予定となっています。詳細が決まりましたらメールマガジン、ブログにてご案内いたします。2023年も郵船トラベルをどうかよろしくお願い申し上げます。

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年末年始の休業日:12月29日(木)~1月3日(火)


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年12月22日 | Permalink

2021年2月5日発、世界遺産に登録されたバガンをクラシカルなリバー船で悠々クルーズしませんか?


ヤンゴンを代表するシュエダゴォン・パヤー
黄金に輝くライトアップが美しい


ここがイラワジ川のハイライトです。

 2020年3月、催行が決定していたイラワジ川クルーズですが、新型コロナウイルスの為やむなくツアーを中止いたしました。ご旅行を楽しみにされていたお客様には大変申し訳なく、是非また参加して頂きたく思い、2021年2月に同様のツアーを設定いたしました。シングル利用の旅行代金が大変お得となっていて、お1人参加も歓迎です。また、10月7日(水)までのお申込でお得な早期申込割引代金も設定しました。弊社のツアーでお申込を頂きますと、外務省の海外安全情報等によりツアーが安全に催行されないと判断した場合は本年同様お客様の安全を第一と考えツアーを中止し、取消料は発生いたしません。どうか安心してお申込下さい。


わずか48名のお客様を乗せてゆったりクルーズ。三密とは無縁です。


お部屋数は24室です。アッパーデッキがおすすめ。

 ミャンマーは1年を通して高温多湿の国ですが乾期の2月は比較的過ごしやすく、平均気温は23℃。観光に最も適しています。とはいえ、日中は30℃を超えることもあり、ここで大活躍するのがリバークルーズ船です。午前、午後と観光をしてお昼はゆったり船で休憩しますので、体調にあわせてお過ごしいただくことができます。また、ミャンマーのインフラはまだまだ遅れていてイラワジ川にはほとんど橋がかかっていません。このため、陸路での観光ですと、両岸にある観光地に訪れるためにはフェリーの利用や迂回を強いられてしまいます。それもあり、リバークルーズ船は大活躍なのです。


ラウンジはオープンエアー換気はばっちり!

 今回ご紹介するのはチーク材をたっぷり使ったコロニアル風のリバークルーズ船、パンダウⅡ。英国統治時代を彷彿とさせるクラシカルなインテリアです。アジアのリバークルーズには定評があり、メコン川にも多くの船が就航していて欧米のお客様には高い評価を得ています。親切で、暖かいサービス、地元の特産品を使い、洗練されたアジア料理は日本のお客様にも毎日食べても飽きないと、好評を博しています。お食事は洗浄、調理ともミネラルウォーターを使用しているので安心です。お客様は英国人が多く、ステーキなどの西洋料理もお得意です。


味も盛り付けも繊細なお料理


チーク材を使ったナチュラルテイストのお部屋

 パンダウ社のリバー船は天然素材にこだわり、チーク材、籐の椅子、天然大理石を使っています。お部屋はすべて外廊下に面し、いつも川風が通り抜けています。夜は涼しくエアコンを付けずに網戸の付いた窓を開ければ涼やかな風がお部屋に入ります。ラウンジは屋外、昼間はイラワジ川の悠久の流れに身を任せて冷たいお飲み物を楽しみ、夜の帳が下りた後は地元のダンサーやミュージシャンによりエキゾチックな踊りや音楽をお楽しみください。


乗客もロンジーを着用して盛り上がりましょう!


ここからクルーズは始まります

 マンダレーの船着場から仏教遺跡がお出迎え。繊細な白い塔が丘の上に並んでいます。このあたりは良質の大理石が産出されることもあり、白く美しい建築物が多いのです。特に有名なのがマンダレーより上流にあるミングォンのシンビューメエ。他界した王妃のために建てられた須弥山に見立てた仏塔です。


7段になった波状の回廊は須弥山の山並みを表しています。

 次に訪れるウー・ベイン橋は19世紀前半にインワからアラマプラに遷都された際、インワの旧王朝からチーク材を運ぶために架けられた1.2kmもある木造の橋。160年間も修復されながら利用され、現在でも人々の生活に役立っています。夕日の美しいイラワジ川、必見の風景のひとつです。


なんともフォトジェニックなウー・ベイン橋を渡る僧のシルエット!

 船イラワジ川を下りサレーに向かいます。総チーク材で高床式のヨーソー僧院を訪れます。1882年の英国統治時代に建てられたのでとても洗練されていて美しい建築物です。内部は博物館になっていて、バガン、インワ、ヤダナボン時代、それぞれの仏像があり、見応えがあります。


バガンとはまた趣の異なる美しいヨーソー僧院

 そして最後はいよいよバガンに到着します。NHKでもたびたび特集され、2019年にバガンの仏教遺跡群はついに世界遺産に登録されました。バガンで最高傑作と言われているアーナンダー寺院には四隅に高さ9.5mもある仏像が安置され、訪れる人を圧倒します。北と南の像は寺院創建当時のもので、東と西の像は再建されたものです。仏像は遠くから見ると微笑みのお顔なのですが、近寄って真下から見ると真面目なお顔に変化します。これは優しい微笑みで仏の世界に誘うのですが、修行は厳しいという意味だとも言われています。


バガン1の見所、アーナンダー寺院の4体の仏様

 もうひとつのバガンを代表する仏塔はシュエズイーゴォン・パヤー。名称のシュエは「金」、ズィーゴォンはパーリ語(現存する最古の上座部仏教の経典で使われている言語)の「勝利、栄光、祝福の土地」という意味です。この寺院にも絶え間なく仏教徒が訪れ、祈りを捧げています。バガンの3,000以上もある仏教建造物は11世紀~13世紀のもので、それぞれの素晴らしさに感動します。多くの仏教遺跡は観光施設ではなく、現在も篤い信仰を受けている生きた寺院なのです。


バガンを代表する黄金の寺院、シュエズィーゴォン・パヤー


 成田発着の航空機は安心の全日空、ヤンゴンとの往復は乗り換えなしの直行便です。到着日の夜は、ヤンゴンのシンボル、シェダゴォン・パヤーの黄金に輝く姿をご覧いただきます。
今一番行ってみたいアジアの国、ミャンマーに是非この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?
※6月4日時点でのミャンマーの新型コロナウイルス感染者数は233人、死者数6人です。各種制限措置は6月30日までとなっており、現在は各国からの入国は規制されています。7月1日以後、緩和予定です。


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2020年06月04日 | Permalink

帆船は見るもの、ではなく乗船するもの。2020年の夏はバリ島から秘境クルーズはいかが?


スター・クリッパーと同型船のスター・フライヤー 一番人気のフォトテンダーの様子


 もしかするとあなたは、帆船は見るものだと思っていませんか?あるいは、船員を目指す若者が訓練の為に早朝からデッキ磨きをし、ロープを引っ張って帆を張る練習船・・・自分には関係のないもの、と思っていませんか?いえいえ、ちゃんと乗客をお乗せして優雅に、かつエキサィティングに未知なる世界にお連れする帆船があるのです。
 乗客定員は170名。2,298トン。一般のクルーズ船に比べると小さいながらも4本マストにかかる帆の面積は3,365㎡。畳が200枚並べられる広さです。また、マストの高さは63mで20階建のビルに相当します。



まずは船内をご案内します

 スタッフに誘われて船内へ、ぴかぴかに磨かれたマホガニーと真鍮が素敵な内装、ウェルカムドリンクで喉を潤して、乗船受付をすませたら今日から始まる帆船の旅にわくわくします。
 スター・クリッパーはその船名からうかがえるとおり、19世紀初頭から20世紀半ばまで活躍し、インドから英国にわずか100日間で紅茶を運んだ快速帆船クリッパーに由来します。当時はエンジンがなく、帆の力だけで外洋を走り、速度を競ったのですが、現在の帆船はエンジンも搭載されています。とはいえ、「正統派」のスター・クリッパーは気象環境が良ければ、風の力だけで推進する本格帆船なのです。


カテゴリー2~4のキャビン

 お部屋の鍵はメタルキー。多くの船がICカードを採用している中、なんともクラシックなスタイル。ドアノブを回してお部屋に入ると真っ白なリネンが美しい落ち着いた空間です。メインダイニングでフルコースの夕食をいただいて、夜がふけていく内、船は静かに出港します。


エレガントな内装のダイニング

ロゴ入りプレートで本格的なお料理を

 今回の航路はバリ島よりロンボク島とスンバワ島の間を北上し、無人島のギリ・コンドに寄港。その後コモド島、神秘の火口湖のあるサトンダ島、そしてロンボク島の北西にある人気の二つのギリ・メノ、ギリ、トゥラワガンを訪れます。最後に南下し、ギリ・ナグに立ち寄りバリ島に戻ります。



静かな朝です

 目覚めると、バリ島のベノア港より出港したスター・クリッパーはすでに帆を揚げ、滑るように波を切り、インドネシアの秘密の島とも呼ばれるギリ諸島に向かっています。バリ島の東側にはロンボク島があり、この島の周辺には岩礁のような小さな島々(インドネシア語でギリ)が多数存在しています。珊瑚礁に囲まれているため、喫水の深い船では近寄ることができず、また島によっては半径200m程度の無人島。島内は車の乗り入れができないので大型船の乗客を受け入れることができません。都会の喧騒とはかけ離れた隠れ家ビーチのあまりの海の美しさには驚愕すること間違いなし、のんびりシュノーケリングを楽しみ、ご自身のペースで思い思いにお過ごしください。


移動手段は喫水の浅いボートのみ


老いも若きもとにかく引っ張る!

 船上では、額に汗してデッキ磨き、ではなく、帆船ならではのイベントが行われます。通常は巻き上げ機で、するすると揚げる帆を「ハリヤードを引け!」の合図とともに乗客もいっしょになってロープを引っ張り、手動で帆を揚げます。綱引きの要領なのですが、思った以上に重労働、もちろん、参加は自由なのですが、乗組員も乗船客も一体となる楽しいひとときです。また、毎日行われるセイルアップ、セイルダウンは感動的。是非、サンデッキにお出まし下さい。


こんな眺めが楽しめます

海賊気分でとにかく登る!

 もうひとつ、必ず参加して頂きたいエキサイティングなイベントが「マスト登り」。航行中に海上から高さ17mにある第一見張り台まで登り、船と大海原を俯瞰します。カメラをぶら下げ、ハーネス(安全器具)を装着したら、とにかく登るのみ!一生忘れられない思い出になること間違いなしです。高所恐怖症の方はデッキからクライマーを応援してください。


複雑な景観を持つコモド島。ピンクビーチも必見。


 船はいよいよ、本クルーズのハイライト、コモド島に入港します。世界遺産に登録されたこの島には恐竜の子孫と言われるコモドドラゴン(現地名はオラ)が隣のリンチャ島と合わせて2,500頭ほど生息しています。大人になると体長3m、体重100kg~150kgになり、世界最大。上陸後、専任のレンジャーと一緒に観察します。午後は世界でも珍しい赤い珊瑚が作り出す芸術品、ピンク色と白のグラデーションが美しい、ピンクビーチを訪れます。


美しいテガラランの棚田。結婚式も行われています。


 下船後のバリ島では人気の芸術の村ウブドを訪れます。世界遺産に登録された美しいテガラランの棚田や世界的に名高いバリコーヒーの試飲ができるコーヒープランテーションバリプリナにご案内し、ウブドではバリ島らしいカフェ・ワヤンでランチをご用意しています。まだまだ、ご紹介したいことがたくさんあるのですが、今日のところはこのくらいにして、説明会開催のお知らせです。2020年7月3日出発、コモド・ドラゴンと出会う魅惑の楽園を巡る旅の魅力を十分にご理解いただくため、クルーズ説明会を行います。ゲストにスター・クリッパーズ社日本総代理店、メリディアン・ジャパンの荻原久美子氏をお招きし、帆船の魅力を余すところなくお話しいただきます。お電話にてご予約の上、是非お越し下さい。

東京会場: 2020年1月24日(金) 13:30~15:00 クルーズセンター東京 8階会議室 TEL:03-5213-9987
神戸会場: 2020年1月31日(金) 15:30~17:00 クルーズセンター神戸 会議室 
TEL:078-251-6218


帆船・スター・クリッパー コモド・ドラゴンに出会う魅惑の楽園を巡る旅
2020年7月3日(金)~7月12日(日) 10日間
旅行代金 598,000円~756,000円

<おすすめポイント>
*成田・関空よりガルーダインドネシア航空の直行便でバリ島へひとっ飛び。
*入島制限されているコモド島、ロンボク島周辺の小島の隠れ家ビーチに寄港します。大型船では訪れることはできません。
*ギリ・ナグではスタッフ総出のビーチバーベキューイベントでお楽しみ頂けます。
*バリ島のホテルはヌサドア地区のラグジュアリーなムリア・リゾートをご用意しています。


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2019年12月26日 | Permalink

催行決定!2020年3月20日発、クラシカルなリバー船でイラワジ川を悠々クルーズしませんか?アッパーデッキは早期代金延長です。


ヤンゴンを代表するシュエダゴォン・パヤー
黄金に輝くライトアップが美しい


ここがイラワジ川のハイライトです。

 2017年3月、郵船トラベルとして初めてイラワジ川クルーズを実施いたしました。ご参加のお客様より高評価を頂き、インドまで行くロングクルーズにも乗ってみたいとおっしゃるお客様もいたほどです。食事や衛生環境、気温、治安など心配しながら参加した方もいらっしゃったのですが、船が提供する新鮮でおいしいお料理、ぴかぴかに磨かれたマホガニーの清潔な床、意外にも夜は涼しくぐっすりと眠ることができ、穏やかで優しく真面目なミャンマー人に癒される旅となりました。


わずか60名様だけを乗せてゆったりクルーズ。揺れとは無縁です。


お部屋数は30室です。アッパーデッキがおすすめ。

 ミャンマーは1年を通して高温多湿の国。乾季の3月は最高気温が40℃まで達することもあり、ここで大活躍するのがリバークルーズ船です。午前、午後と観光をしてお昼はゆったり船で休憩しますので、体調にあわせてお過ごしいただくことができます。また、ミャンマーのインフラはまだまだ遅れていてイラワジ川にはほとんど橋がかかっていません。このため、陸路での観光ですと、両岸にある観光地に訪れるためにはフェリーの利用や迂回を強いられてしまいます。それもあり、リバークルーズ船は大活躍なのです。


 今回ご紹介するのはチーク材をたっぷり使ったコロニアル風のリバークルーズ船、オリエント・パンダウ。英国統治時代を彷彿とさせるクラシカルなインテリアです。アジアのリバークルーズには定評があり、メコン川にも多くの船が就航していて欧米のお客様には高い評価を得ています。親切で、暖かいサービス、地元の特産品を使い、洗練されたアジア料理は日本のお客様にも毎日食べても飽きないと、好評を博しています。お食事は洗浄、調理ともミネラルウォーターを使用しているので安心です。お客様は英国人が多く、ステーキなどの西洋料理もお得意です。


味も盛り付けも繊細なお料理


ここからクルーズは始まります

 マンダレーの船着場から仏教遺跡がお出迎え。繊細な白い塔が丘の上に並んでいます。このあたりは良質の大理石が産出されることもあり、白く美しい建築物が多いのです。特に有名なのがマンダレーより上流にあるミングォンのシンビューメエ。他界した王妃のために建てられた須弥山に見立てた仏塔です。


7段になった波状の回廊は須弥山の山並みを表しています。

 次に訪れるウー・ベイン橋は19世紀前半にインワからアラマプラに遷都された際、インワの旧王朝からチーク材を運ぶために架けられた1.2kmもある木造の橋。160年間も修復されながら利用され、現在でも人々の生活に役立っています。夕日の美しいイラワジ川、必見の風景のひとつです。


なんともフォトジェニックなウー・ベイン橋を渡る僧のシルエット!

 船イラワジ川を下りサレーに向かいます。総チーク材で高床式のヨーソー僧院を訪れます。1882年の英国統治時代に建てられたのでとても洗練されていて美しい建築物です。内部は博物館になっていて、バガン、インワ、ヤダナボン時代、それぞれの仏像があり、見応えがあります。


バガンとはまた趣の異なる美しいヨーソー僧院

 そして最後はいよいよバガンに到着します。NHKでもたびたび特集され、2019年にバガンの仏教遺跡群はついに世界遺産に登録されました。バガンで最高傑作と言われているアーナンダー寺院には四隅に高さ9.5mもある仏像が安置され、訪れる人を圧倒します。北と南の像は寺院創建当時のもので、東と西の像は再建されたものです。仏像は遠くから見ると微笑みのお顔なのですが、近寄って真下から見ると真面目なお顔に変化します。これは優しい微笑みで仏の世界に誘うのですが、修行は厳しいという意味だとも言われています。


バガン1の見所、アーナンダー寺院の4体の仏様

 もうひとつのバガンを代表する仏塔はシュエズイーゴォン・パヤー。名称のシュエは「金」、ズィーゴォンはパーリ語(現存する最古の上座部仏教の経典で使われている言語)の「勝利、栄光、祝福の土地」という意味です。この寺院にも絶え間なく仏教徒が訪れ、祈りを捧げています。バガンの3,000以上もある仏教建造物は11世紀~13世紀のもので、それぞれの素晴らしさに感動します。多くの仏教遺跡は観光施設ではなく、現在も篤い信仰を受けている生きた寺院なのです。


バガンを代表する黄金の寺院、シュエズィーゴォン・パヤー


 まだまだご紹介したい場所が目白押しのイラワジ川流域なのですが、ここで皆様に朗報!2020年3月20日発、オリエント・パンダウ、イラワジ川クルーズのアッパーデッキに若干の空席がございますので、アッパーデッキはお部屋、フライトがお取りできる限り、早期の代金を延長します。、是非ともこの機会をお見逃しなく。
 成田発着の航空機は安心の全日空、ヤンゴンとの往復は乗り換えなしの直行便です。到着日の夜は、ヤンゴンのシンボル、シェダゴォン・パヤーの黄金に輝く姿をご覧いただきます。
今一番行ってみたいアジアの国、ミャンマーに是非この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2019年12月25日 | Permalink