日本の中心は淡路島だった? ~神話に彩られた秘密を戎さまと探りましょう~

淡路島の伊弉諾神宮にある石碑(陽の道しるべ)


 世界地図を初めて見たとき、日本列島はなんて小さいのだろうかと驚きながらも「あれ、アフリカって九州に似てる?」「オーストラリアは四国みたい?」よくよく見ると本州こそユーラシア大陸なのでは、と思ったことはありませんか。

 明治時代の新宗教の開祖は「日本は世界のひな型である」と唱え、最近でもネット民の話題になったことがあります。つまり、世界の陸地をギュッと縮めると日本列島になるということのようです。それでは記紀(古事記、日本書紀)の国生み神話に登場し、日本で最初に生まれた島とされる淡路島は世界のどこに相当するのでしょうか。


キプロス島

 瀬戸内海が地中海に当てはまることは容易に想像できるので地中海の島を探してみました。淡路島あたりにある島はキプロス島、形もなんとなく似ています。なにより、この島にはギリシャ神話の最高神ゼウス以下12神が住まう宮殿があると言われているオリンポス山(ギリシャにもオリンポス山はあります)があり、天地創造の舞台として淡路島と符合する点があるようです。とはいえ、これは神秘家の間での一説に過ぎず、真偽は定かではありません。それでは古事記に描かれた日本の「国生み」の様子を見てみましょう。 


国生みをされる伊邪那岐、伊邪那美

 伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)は高天原の神に大八島(日本列島)を造るように命じられました。まだ漂っていた大地を完成させるために天浮橋(あめのうきはし)に立ち、天沼矛(あめのぬぼこ)で混沌としていた大地を掻き混ぜると矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となりました。
 ニ柱の神は淤能碁呂島に降り立ち「国生み」のため結婚の儀式を行います。ところが、最初は天の御柱(あめのみはしら)を左右から回り、出会ったところで女性神の伊邪那美から先に求愛の声をかけたため、不具の子である水蛭子(ヒルコ)が生まれ、葦船に乗せて海に流してしまった、と書かれています。現代であれば、女性蔑視、育児放棄と糾弾されそうですが、神話なので仕方ありません。
 改めて伊邪那岐から求愛し無事に結婚が成立。その後、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島の順に次々と島を生み出し最後に本州ができたそうです。


上立神岩(沼島)

 おや、最初に二柱の神が降り立ったとされる淤能碁呂島はどこにあるのでしょうか。神話では最初に生まれた島は淡路島とされているのですが、淤能碁呂島のことではないようです。一説では淡路島の南の沖合、4.6kmに浮かぶ沼島(ぬしま)が淤能碁呂島ではないかと言われています。この島には高さ30mの上立神岩(かみたてがみいわ)という奇岩があり、これが二柱の神が結婚するときに回った天の御柱だと伝わっています。
 沼島は鱧の水揚げでとても有名な島。夏のシーズンになれば、南あわじ市の土生(はぶ)港から渡し船に乗り、沼島の鱧を食べにくる観光客でにぎわいます。

 さて、話は淡路島に戻ります。淡路島の中央には社格が高く、日本最古の神社(諸説あります)と言われている伊弉諾神宮が鎮座しています。その名の通り伊邪那岐の神をお祀りしているのですが、ここにはちょっとユニークな石碑があるのです。その名も「伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図(陽の道しるべ)」。口絵の画像をご覧いただくと一目瞭然、伊弉諾神宮を中心として、日本の主要な神社と神秘のラインで結ばれていたのです。
 東・・・伊勢皇大神宮(内宮)
 西・・・海神神社(対馬國一ノ宮)
 南・・・論鶴羽神社
 北・・・出石神社(但馬國一ノ宮)
 
 夏至・・・日の出の方向に熊野那智大社。日没方向に高千穂神社
 冬至・・・日の出の方向に諏訪大社。日没の方向に出雲大社


戎舞(画像提供:淡路人形座)

 それがどうした、と思った方も多いかもしれません。ですが、日本建国当時、磁石も測量機器も、ましてやインターネットもドローンもない時代に日本を守る結界のように主要な神社が配置され、さらに淡路島が日本の中心であるかのごとく存在しているのはなんらかの、隠された意味があるのかもしれません。エネルギーが集中するパワースポットと感じる人も多いようです。

 それはさておき、葦の船で流された水蛭子が心配です。その後どうなったのでしょうか。安心して下さい、淡路人形座にゲストエンターテイナーとして出演されていました。海に流された水蛭子は摂津國(阪神間)に流れ着き、海を領する神「夷三郎殿」として西宮大明神となり祀られることになりました。そうです、あの福男の神事が行われる西宮神社です。1月9日の宵えびすの夜、神馬に乗った戎さまが市中を巡行されるとのことで、上を向いた松の葉で戎さまが傷つかないようにと「逆さ門松」を掲げるそうですから、大変大切にされているようです。


逆さ門松(西宮神社)

 淡路島では江戸時代初期から庶民の楽しみとして淡路人形浄瑠璃が演じられてきました。第二次世界大戦後、観客数の減少や財政難などにより継続が困難になりましたが、「郷土の古典芸能を守ろう」という気運が高まり昭和39年(1964)に「淡路人形座」が誕生、昭和56年(1971)に国指定重要無形民俗文化財として指定されました。それでは淡路人形座で人気の戎さまの演目をご紹介します。

<戎舞>

 戎さまが釣竿を担いでやってきました。庄屋さんはお神酒を出します。盃を飲み干した戎さまは、自分の生まれや福の神であることを話しながら舞い始めます。海の幸、山の幸を前にみんなの願いを叶えようと、お神酒を飲み、酔った戎さまは舟に乗り、大きな鯛を釣り、めでたし、めでたしと舞い納めるのでした。

 戎さまはみごと故郷の淡路島で凱旋公演を果たし、お住まいになっている西宮でも多くの信仰を集め、ご趣味の釣りに興じ、幸せに過ごしていらっしゃるようです。もし、淡路島に訪れる機会がありましたら、日本の中心ともいえる場所で海を守り、福を授けて下さる戎さまとともに楽しい時間をお過ごしになってはいかがでしょうか。
 郵船トラベルでは、飛鳥Ⅱに乗船後、ラグジュアリーバスのゆいプリマで淡路島を巡り、淡路人形座で「戎舞」を楽しむプランをご提供しています。皆様のご参加をお待ちいたしております。
✿2022年3月24日(木)▶3月27日(日) 横浜発/羽田・茨城・仙台着
 飛鳥II&ゆいプリマで行く 淡路島を巡る旅 4日間
 


クリックするとパンフが開きます。

 まだまだ新型コロナウイルスの感染が収束していないのでご不安をお感じになられている方も多いかと存じます。飛鳥Ⅱの新型コロナウイルス感染症予防対策についてはお客様の安心、安全のため万全の体制を取っています。詳細は郵船トラベルにお問合せ下さい。

船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218 
■福 岡☎ 092-475-0011 
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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年01月19日 | Permalink

【飛鳥Ⅱ】2022年春・初夏の新クルーズ発表!!<1月25日(火)発売となります>


 クルーズファンの皆様、新年はいかがお過ごしでしたでしょうか。穏やかな天候の日は春の息吹も感じられ、暖かな日差しに誘われて、新しい旅の計画にワクワクされていると推察いたします。

 さて、飛鳥Ⅱの3月30日から5月24日出発、春・初夏の新クルーズ17本が発表となりました。今回は最長7日間クルーズも設定されていますので、少しでも長く飛鳥Ⅱへの乗船を希望している方へ朗報となります。またゴールデンウィークのクルーズも発表されました。予約殺到が予想されますのでお早目のご検討をおすすめいたします。
 
 発売は1月25日(火)10:30~となり
、郵船トラベルでは現在発売前の受付を行っています 今回も各種キャンペーンが設定されていますので、お得にクルーズするこができるコースが満載。お目当てのクルーズがありましたら、お急ぎ郵船トラベルへお問合せ下さい。


【2022年春・初夏の新スケジュール一覧】☆お得なキャンペーンが設定されています。 
●3/30(水)▶4/4(月) 神戸発着 春の岩国・中津クルーズ 6日間
神戸~岩国~中津~神戸
☆ダブル乗船割引対象クルーズ、☆Cスイートトリプル

●4/4(月)▶4/6(水) 神戸発 のんびり春旅 神戸・横浜クルーズ 3日間
神戸~(終日航海)~横浜
☆おひとりD旅、☆Cスイートトリプル、☆W・Aスイート体験

●4/6(水)▶4/11(月) 春の土佐・みやこ大阪クルーズ 6日間
横浜~(終日航海)~高知~大阪~(終日航海)~横浜
☆ダブル乗船割引対象クルーズ、☆Cスイートトリプル


一目千本桜 吉野山(奈良県)

●4/11(月)▶4/15(金) 春の東北 小名浜・宮古クルーズ 5日間
横浜~小名浜~宮古~横浜
☆Cスイートトリプル

●4/15(金)▶4/17(日) A-styleクルーズ ~春爛漫~ 3日間
横浜~(終日航海)~横浜
☆初乗船者向け特典

●4/17(日)▶4/19(火) 春の横浜・門司クルーズ 3日間
横浜~(終日航海)~門司
☆おひとりD旅、☆Cスイートトリプル、☆W・Aスイート体験、

●4/19(火)▶4/23(土) 門司発着 金沢・境港 春の日本海クルーズ 5日間
門司~(終日航海)~金沢~境港~門司
☆Cスイートトリプル、W・Aスイート体験


金沢城 石川門

●4/23(土)▶4/25(月) 門司発着 春のウィークエンドクルーズ 3日間
門司~(終日航海)~門司
☆ミドルエイジ割引10%

●4/28(木)▶5/2(月) ゴールデンウィーク ひたち・大船渡クルーズ 5日間
横浜~常陸那珂~大船渡~(終日航海)~横浜

●5/2(月)▶5/8(日) ゴールデンウィーク 北海道・青森クルーズ 7日間
横浜~(終日航海)~函館~青森~釧路~(終日航海)~横浜


岩木山とりんごの花(青森県)

●5/8(日)▶5/11(水) グループサウンズクルーズ 4日間
横浜~(終日航海)~四日市~横浜
☆シニア割引10%(除くS・K)、☆Cスイートトリプル

●5/11(水)▶5/13(金) 初夏の横浜・神戸 ぶらり旅クルーズ 3日間
横浜~(終日航海)~神戸
☆おひとりD旅、☆Cスイートトリプル、☆W・Aスイート体験

●5/13(金)▶5/15(日) 神戸 A-trip クルーズ ~フランス気分~ 3日間
神戸~(終日航海)~神戸
☆ミドルエイジ割引10%

●5/15(日)▶5/20(金) 神戸発着 薫風の長崎・日南クルーズ 6日間
神戸~(終日航海)~長崎~油津(日南)~(終日航海)~神戸
☆ダブル乗船割引10%(神戸発着 春の岩国・中津クルーズにご乗船いただいた方が対象です)
☆Cスイートトリプル、☆W・Aスイート体験


鵜戸神宮(宮崎県日南市)

●5/20(金)▶5/22(日) 神戸 A-styleクルーズ ~春彩~ 3日間
神戸~(終日航海)~神戸
☆初乗船者向け特典

●5/22(日)▶5/24(火) 神戸発 初夏の神戸・横浜 ぶらり旅クルーズ 3日間
神戸~(終日航海)~横浜
☆おひとりD旅、☆Cスイートトリプル、☆W・Aスイート体験

●5/24(火)▶5/30(月) 初夏の西海道 悠々クルーズ 7日間
横浜~(終日航海)~佐世保~八代~鹿児島~(終日航海)~横浜
☆ダブル乗船割引10%(春の土佐・みやこ大阪クルーズご乗船いただいた方が対象です)
☆Cスイートトリプル、☆W・Aスイート体験

【各種キャンペーンのご案内】
各コースでは、以下のお得なキャンペーンをご用意しております。
☆ダブル乗船割引
 下記の組み合わせで2回乗船いただいた方は2本目のクルーズ代金が10%割引となります。
 ●①神戸発着 春の岩国・中津クルーズ乗船
   →②神戸発着 薫風の長崎・日南クルーズが10%割引
 ●①春の土佐・みやこ大阪クルーズ乗船
   →②初夏の西海道 悠々クルーズが10%割引
 ※②のクルーズは日本郵船株主様ご優待割引券との併用はできません。
☆ミドルエイジ割引10%
 40~50代のお客様は、旅行代金が10%割引となります。
 ※日本郵船株主様ご優待割引券との併用はできません。
☆シニア割引
 60代以上のお客様は、旅行代金が10%割引となります。客室S・Kは対象外です。
 ※日本郵船株主様ご優待割引券との併用はできません。
☆おひとりD旅キャンペーン
 Dバルコニーのお1人様割増代金を110%とお得に設定したクルーズです。
☆Cスイートトリプルキャンペーン
 Cスイートを3名様ご1室でご利用の場合、3人目の旅行代金はKステートの旅行代金(大人お1人様)の25%相当額になります。
☆W・Aスイート体験キャンペーン
 他のクルーズに比べ、W和洋スイート・Aアスカスイートにお得な代金が設定されています。
☆初乗船者向け特典
 飛鳥クルーズ初乗船となる方には飛鳥Ⅱ船内で利用できる船上クーポンをプレゼント。
 ※客室K・E・D=5,000円分 客室C・A・W・S=10,000円(おひとり様)
 ※船上クーポンは飛鳥Ⅱ船内のみでご利用いただけます。ご利用いただけなかった分の返金はありません。


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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年01月12日 | Permalink

2022年は笑門来福で過ごしましょう!


 明けましておめでとうございます。いつも郵船トラベルをご利用下さっている皆様、ブログをご覧いただいている皆様、旧年中は大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

 さて、年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。一昨年に比べますと、日本は新型コロナウイルス感染症も多少収束の兆しがあり、初詣や初買にと賑わいが戻ったように感じられるものの、諸外国は深刻な状況が続いています。残念ながら、海外旅行は少し先になりそうですが、今しばらくは感染症予防対策に万全を期して国内旅行が楽しめる1年となりますように。


「笑う門には福来る」はとても縁起の良い言葉で、お正月に耳にされる機会が多いかと思います。由来をご存じでしょうか。「笑門来福」はお正月に家庭で行う遊びとして知られている「福笑い」のことだそうです。福笑いは目隠しをしたまま顔のパーツを輪郭の上に並べるのですが、たいていはうまくいかずに面白い顔が出来上がるので、見ている周囲の人は大笑いしてしまいます。

 福笑いの輪郭は「おた福」で、「福」をあらわします。そして「門」には「家庭」や「家族」という意味があり、ここから「福笑い」「家族が笑う」「家族の幸せ」とつながり、「笑う門には福来たる」という言葉ができたと考えられています。中国由来の四文字熟語かと思いきや、中国には「笑門来福」という熟語はないそうです。


ふれあいも大切

 ところで、笑いは健康に良い、実際に福を呼ぶと聞いたことはありませんか?「怒れる拳、笑顔に当たらず」ということわざにあるように、怒って拳を振り上げても相手が笑っていると殴れない、という意味です。つまり笑顔はコミュニケーション能力があるのです。


 脳科学者の研究によると、人は楽しいから笑うのではなく、笑顔を作るから楽しくなるという効果もあるそうで、口角を上げるだけでドーパミン系の神経活動が変化し、快楽に関係した神経伝達物質が放出されるそうです。また、前頭前野の血流が活性化し、脳の健康にも良いそうです。
 引きこもりがちになってしまったこの2年間ですが、人とのふれあいや会話も脳の幸福感を高める一つの要因だそうです。そういう意味でもクルーズは幸福感を高めてくれること間違いなしです。


 2022年はマスクの下であっても笑顔で過ごしたいですね。皆様のクルーズライフがより楽しいものとなりますよう郵船トラベルのスタッフ一同、お手伝いさせて頂きます。本年もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

■休業日、営業時間外はホームページよりお問合せ下さい。
郵船トラベルのホームページより、365日24時間、空室状況を確認しながら、直接ご予約いただける機能が加わりました!各コース詳細ページの旅行代金下に表示される「お申込み」ボタンよりご予約へお進みください。 

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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年01月05日 | Permalink

四日市に寄港するクルーズで花とイルミネーションの“なばなの里”を訪れませんか。

なばなの里「チューリップまつり」

 三重県の観光地ならどこを思い浮かべますか。やはり伊勢志摩でしょうか。まずは日本人の心のふるさと“お伊勢さん”、おもちゃを隠し持つラッコのメイちゃんで話題になった鳥羽水族館、平成28年(2016)にG7伊勢志摩サミットが行われた英虞湾に浮かぶ風光明媚な賢島・・・。クルーズ船は鳥羽沖に錨泊し、通船(テンダーボート)で上陸することが多いのですが、もう一つ、三重県には大型船でも着岸できる四日市港があるのです。


河津桜

 四日市といえばコンビナート、商業港というイメージが強いかもしれません。実は観光にとても便利な港なのです。まずご紹介するのはナガシマリゾートの一施設である「なばなの里」。ナガシマリゾートはジャンボ海水プールや白鯨などの数々の絶叫マシンがある「長島スパーランド」、長島温泉、アウトレット、ホテルなども併設されている一大レジャーランドで有名。「なばなの里」とは7kmほど離れた場所にあり、公共バスで結ばれています。

 四日市港から「なばなの里」へはわずか20km、渋滞していなければ車で30分程度で訪れることができます。「なばなの里」は季節ごとに開花する花を楽しむことができ、2月下旬~3月下旬は梅、水仙、桃、河津桜やソメイヨシノなど多様な種類の花を鑑賞できます。3月下旬~4月下旬は桜に加え、面積約43,000㎡(ナゴヤドームのフィールド約3.2個分)もある国内最大級の花園、花ひろばでチューリップまつりが開催され、180万球もの色とりどりのチューリップが花の絨毯を作ります。花ひろばに併設された展望台からは、ひろば全体を眺望でき、春らしい風景ををお楽しみいただけます。


なばなの里イルミネーション「雲海」(画像提供:長島観光開発株式会社)

「なばなの里」の魅力はお花だけではありません。平成16年(2004)から始まったLEDによるイルミネーションは当初、冬のイベントとして11月末から1月末までの開催でしたが、年々規模を拡大し、人気も高まるにつれ期間を延長。今回は2021年10月23日~2022年5月31日まで開催されています。
 イルミネーションは7つのスポットで開催され、メイン会場は毎年テーマが変わります。今回のテーマは「雲海」。大雲海からそびえる山々の雄々しい姿、花々に覆われた山麓の風景、雪化粧の山々と水が生み出す大地の鼓動、そして砂と嵐が織りなす黄金色に輝く大砂丘の絶景美など、ダイナミックに変化していきます。1つのシーンは約3分間。「雲海の花山」、「雲海の雪山」、「雲海の風山」の大きく3つのシーンに分け、約9分間構成となります。


なばなの里 光のトンネル「華回廊」(画像提供:長島観光開発株式会社)


 この他にも、200m続く光のトンネル「華回廊」、木曽三川の流れを現した水上イルミネーション「光の大河」など鑑賞者を飽きさせない演出の数々。一度はご覧いただく価値のある日本最大級のイルミネーションです。点灯時刻は季節により変わり、ぱしふぃっく びいなすが四日市に入港する4月3日は18:30の点灯を予定しています。2021年12月現在、21:00までの営業ですが今後延長となる可能性もあります。


熱田神宮(名古屋市)

 四日市は三重県なのですが、名古屋へは好アクセス。近鉄四日市駅から近鉄名古屋駅までは近鉄特急で30分程度です。飛鳥Ⅱが※観光ツアーを予定している三種の神器の一つ、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を主祭神とする愛知県を代表する神社、熱田神宮へは四日市港から渋滞なしで車で1時間程度で訪れることができます。


伊勢神宮「内宮」宇治橋の鳥居

 また、ぱしふぃっくびいなすが※オプショナルツアーを予定している伊勢神宮「内宮」へは車で2時間ほど。自由行動なら伊勢神宮外宮のある近鉄伊勢市駅までは近鉄四日市駅から近鉄特急で1時間弱で訪れることができます。「なばなの里」のみならず、少し足を延ばして観光するのも良いですね。

※観光ツアー、オプショナルツアーとも別料金となります。
※新型コロナウイルス感染状況により、自由行動に制限がかかる場合があります。
※「なばなの里」のイルミネーションが鑑賞できるのは、ぱしふぃっく びいなすのみとなります。

 春といえば咲き誇る花々や桜を愛でる旅が一番。春の花が一堂に会する「なばなの里」へぜひクルーズでお出かけ下さい。以下のコースが四日市に寄港します。

<飛鳥Ⅱ>
✿2022/3/7(月)▶3/10(木) 横浜 結航路 春の四日市・紀州日高クルーズ 4日間
 横浜~四日市~日高(和歌山)~横浜

✿2022/3/19(土)▶3/22(火) 春の連休 四日市クルーズ 4日間
 横浜~四日市~<終日航海>~横浜

<ぱしふぃっく びいなす>
✿2022/4/2(土)▶4/4(月) なばなの里 花まつり&イルミネーションクルーズ 3日間
 横浜~四日市~横浜

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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年12月17日 | Permalink

平安時代の添乗員は大変だった? ~現代の熊野詣はクルーズでらくらく~

熊野古道(写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)


 「陸の孤島」という言葉があります。文字通り、陸地にありながら絶海の孤島のように容易にたどり着けない場所です。日本列島の約70%が山岳地帯と丘陵地に占められているためこのような場所が多いのですが、その一つが紀伊半島の南端、熊野です。昭和34年(1959年)に紀州本線が開通するまで「陸の孤島」と呼ばれていました。

 車も列車もない平安時代、907年の宇多法皇から1281年の亀山上皇までの374年の間におよそ100度の熊野御幸(上皇・法皇が外出すること)が行われました。その後、中世期には「蟻の熊野詣」と言われるほどブームになり、庶民にも広がったそうです。とはいえ京都から最短でも片道約200km、現在ですら、クルーズ船が寄港する新宮港までは車でも列車でも4時間もかかるにもかかわらず・・・です。


熊野那智大社 牛王神事
(写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)

 当時の熊野御幸の様子は平安時代の有名歌人藤原定家の日記「明月記(国宝)」に残っています。これによりますと、当時22歳の後鳥羽上皇の御幸に供奉(同行)した藤原定家は40歳。
 1201年10月5日に京都の城南宮を出発、16日に熊野本宮大社、18日に熊野速玉大社、19日に那智の滝に到達し、難所を越えて26日に京都に帰着する22日間のグランドツアーです。

 彼の任務は一行に先駆けて船や昼食、宿所を設営することでした。日頃はインドア派、小倉百人一首の選者になるほどの歌人は、不慣れながら上皇のために馬を馳せ、御経供養や奉幣(社寺に御経や供物の提供)に奔走します。予定していた宿舎が忌中で利用できないなどのハプニングに見舞われ、夜は上皇に請われエンターテイメントとして歌会の開催。とにかく、ボロボロになるほど大変だったと日記には記載されています。南紀の暑さで体調を崩し、後半は日記の筆がすすまなくなるほど、辛い状態になりました。
 京に戻った翌日は、早朝から旅で利用した雑物(アウトドア用品?)を洗い、先達(山岳の指導者)に返却したとも書いてあります。ご苦労さまでした。


熊野速玉大社
(写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)

 あれ、筆者は全く縁が無いと思っていた平安歌人に急に親近感がわきました。定家が行ったことは、まさにお客様のために東奔西走する旅行会社の添乗員!旅行会社の業務は手数料が収入になる営利行為ですが、こんなに大変な目に遭いながらも手配を請け負った定家の目的はなんだったのでしょうか?

 ズバリ出世です。一説によるとこの時の位は左近衛少将でしたが、中将に取り上げて欲しかったそうです。功績をあげて、課長から部長になりたい、という感じでしょうか。
 この話には残念なオチがあります。この年の12月23日徐目(任官の儀式)の日、定家には何の音沙汰もなかったとか(泣)。

  来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ
                          (藤原定家 小倉百人一首) 


熊野古道(画像提供:新宮市観光協会)

 藤原定家のように苦労しなくても、現代の熊野詣はクルーズなら、らくらくです。ちなみに、熊野御幸は天皇を引退した上皇・法皇のみで、現役の天皇は1度も行っていません。
 熊野詣は聖地を目指し、蘇りを願う信仰であり修行であったのですが、実際には遊興の意味合いも兼ねていました。時間もお金も自由に使える引退後の長旅は、いつの時代も現役では難しいようです。

 平成16年(2004年)熊野古道は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。代表的なルートは紀伊半島の西側「紀伊路」、東側は「伊勢路です。前者がご紹介した御幸が通った道で、道筋には休憩所を兼ねた王子社がまつられていました。後者は、江戸時代に伊勢参宮を終えた旅人達が辿った道で、いわば庶民の道でした。そして中央には熊野三山を結ぶ「中辺路」が通じています。これらの熊野古道は今ではトレッキングを楽しむ方が多く、木々に囲まれた石畳を歩くと夏でも涼やかな風が吹いています。

 熊野古道は新宮市の熊野速玉大社、田辺市の熊野本宮大社、そして那智勝浦町にある熊野那智大社を詣でる道です。古代より神々の霊が隠れ籠る独自の聖域をなした場所に祀られていた熊野三山ですが、不便な場所にあるからこそ、いにしえの高貴な方々を魅了したのかもしれません。すでに訪れている方も多いかもしれませんが、34回も御幸した後白河上皇のように、蘇りを願い、何度も訪れてみてはいかがでしょうか?          


熊野本宮大社(写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)


 古代からの聖地、熊野を訪れ、いにしえの人々の足跡をたどってみてはいかがでしょうか?下記のクルーズが新宮に寄港します。

 ✿2022/1/4(火)▶1/7(金)
  初春の宝船 にっぽん丸 新宮・瀬戸内海 4日間


 ✿2022/3/16(水)▶3/19(土)
  飛鳥Ⅱ 横浜 結航路 駿河・新宮クルーズ 4日間

 
 ✿2022/3/28(月)▶4/1(金) 
  ぱしふぃっく びいなす 春爛漫 黒潮海道クルーズ ~新宮・高知・日高~ 5日間


 上記の他にも多数コースがございます。お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218 
■福 岡☎ 092-475-0011 
無料パンフレット請求はこちらからどうぞ!!


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年12月16日 | Permalink