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帆船は見るもの、ではなく乗船するもの。2020年の夏はバリ島から秘境クルーズはいかが?


スター・クリッパーと同型船のスター・フライヤー 一番人気のフォトテンダーの様子


 もしかするとあなたは、帆船は見るものだと思っていませんか?あるいは、船員を目指す若者が訓練の為に早朝からデッキ磨きをし、ロープを引っ張って帆を張る練習船・・・自分には関係のないもの、と思っていませんか?いえいえ、ちゃんと乗客をお乗せして優雅に、かつエキサィティングに未知なる世界にお連れする帆船があるのです。
 乗客定員は170名。2,298トン。一般のクルーズ船に比べると小さいながらも4本マストにかかる帆の面積は3,365㎡。畳が200枚並べられる広さです。また、マストの高さは63mで20階建のビルに相当します。



まずは船内をご案内します

 スタッフに誘われて船内へ、ぴかぴかに磨かれたマホガニーと真鍮が素敵な内装、ウェルカムドリンクで喉を潤して、乗船受付をすませたら今日から始まる帆船の旅にわくわくします。
 スター・クリッパーはその船名からうかがえるとおり、19世紀初頭から20世紀半ばまで活躍し、インドから英国にわずか100日間で紅茶を運んだ快速帆船クリッパーに由来します。当時はエンジンがなく、帆の力だけで外洋を走り、速度を競ったのですが、現在の帆船はエンジンも搭載されています。とはいえ、「正統派」のスター・クリッパーは気象環境が良ければ、風の力だけで推進する本格帆船なのです。


カテゴリー2~4のキャビン

 お部屋の鍵はメタルキー。多くの船がICカードを採用している中、なんともクラシックなスタイル。ドアノブを回してお部屋に入ると真っ白なリネンが美しい落ち着いた空間です。メインダイニングでフルコースの夕食をいただいて、夜がふけていく内、船は静かに出港します。


エレガントな内装のダイニング

ロゴ入りプレートで本格的なお料理を

 今回の航路はバリ島よりロンボク島とスンバワ島の間を北上し、無人島のギリ・コンドに寄港。その後コモド島、神秘の火口湖のあるサトンダ島、そしてロンボク島の北西にある人気の二つのギリ・メノ、ギリ、トゥラワガンを訪れます。最後に南下し、ギリ・ナグに立ち寄りバリ島に戻ります。



静かな朝です

 目覚めると、バリ島のベノア港より出港したスター・クリッパーはすでに帆を揚げ、滑るように波を切り、インドネシアの秘密の島とも呼ばれるギリ諸島に向かっています。バリ島の東側にはロンボク島があり、この島の周辺には岩礁のような小さな島々(インドネシア語でギリ)が多数存在しています。珊瑚礁に囲まれているため、喫水の深い船では近寄ることができず、また島によっては半径200m程度の無人島。島内は車の乗り入れができないので大型船の乗客を受け入れることができません。都会の喧騒とはかけ離れた隠れ家ビーチのあまりの海の美しさには驚愕すること間違いなし、のんびりシュノーケリングを楽しみ、ご自身のペースで思い思いにお過ごしください。


移動手段は喫水の浅いボートのみ


老いも若きもとにかく引っ張る!

 船上では、額に汗してデッキ磨き、ではなく、帆船ならではのイベントが行われます。通常は巻き上げ機で、するすると揚げる帆を「ハリヤードを引け!」の合図とともに乗客もいっしょになってロープを引っ張り、手動で帆を揚げます。綱引きの要領なのですが、思った以上に重労働、もちろん、参加は自由なのですが、乗組員も乗船客も一体となる楽しいひとときです。また、毎日行われるセイルアップ、セイルダウンは感動的。是非、サンデッキにお出まし下さい。


こんな眺めが楽しめます

海賊気分でとにかく登る!

 もうひとつ、必ず参加して頂きたいエキサイティングなイベントが「マスト登り」。航行中に海上から高さ17mにある第一見張り台まで登り、船と大海原を俯瞰します。カメラをぶら下げ、ハーネス(安全器具)を装着したら、とにかく登るのみ!一生忘れられない思い出になること間違いなしです。高所恐怖症の方はデッキからクライマーを応援してください。


複雑な景観を持つコモド島。ピンクビーチも必見。


 船はいよいよ、本クルーズのハイライト、コモド島に入港します。世界遺産に登録されたこの島には恐竜の子孫と言われるコモドドラゴン(現地名はオラ)が隣のリンチャ島と合わせて2,500頭ほど生息しています。大人になると体長3m、体重100kg~150kgになり、世界最大。上陸後、専任のレンジャーと一緒に観察します。午後は世界でも珍しい赤い珊瑚が作り出す芸術品、ピンク色と白のグラデーションが美しい、ピンクビーチを訪れます。


美しいテガラランの棚田。結婚式も行われています。


 下船後のバリ島では人気の芸術の村ウブドを訪れます。世界遺産に登録された美しいテガラランの棚田や世界的に名高いバリコーヒーの試飲ができるコーヒープランテーションバリプリナにご案内し、ウブドではバリ島らしいカフェ・ワヤンでランチをご用意しています。まだまだ、ご紹介したいことがたくさんあるのですが、今日のところはこのくらいにして、説明会開催のお知らせです。2020年7月3日出発、コモド・ドラゴンと出会う魅惑の楽園を巡る旅の魅力を十分にご理解いただくため、クルーズ説明会を行います。ゲストにスター・クリッパーズ社日本総代理店、メリディアン・ジャパンの荻原久美子氏をお招きし、帆船の魅力を余すところなくお話しいただきます。お電話にてご予約の上、是非お越し下さい。

東京会場: 2020年1月24日(金) 13:30~15:00 クルーズセンター東京 8階会議室 TEL:03-5213-9987
神戸会場: 2020年1月31日(金) 15:30~17:00 クルーズセンター神戸 会議室 
TEL:078-251-6218


帆船・スター・クリッパー コモド・ドラゴンに出会う魅惑の楽園を巡る旅
2020年7月3日(金)~7月12日(日) 10日間
旅行代金 598,000円~756,000円

<おすすめポイント>
*成田・関空よりガルーダインドネシア航空の直行便でバリ島へひとっ飛び。
*入島制限されているコモド島、ロンボク島周辺の小島の隠れ家ビーチに寄港します。大型船では訪れることはできません。
*ギリ・ナグではスタッフ総出のビーチバーベキューイベントでお楽しみ頂けます。
*バリ島のホテルはヌサドア地区のラグジュアリーなムリア・リゾートをご用意しています。


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2019年12月26日 | Permalink