輪島の花火はやっぱりスゴイ!
奇跡的なくらいの凪が続いた今回の日本一周クルーズですが、実は花火大会が開催されるこの日の輪島は唯一風が強かったのです。
今夜の花火、大丈夫かな…スタッフ一同、少々心配しながら日中を過ごしました。
吹き荒れた風は夕方から夜にかけてだんだんと弱まり、花火の時間には煙がいい塩梅に流されるくらいの、ちょうど良い具合に落ち着きました。あ~、良かった。
乗船したお客様から花火の感想をいただくことが出来たのでご紹介します。
「花火の玉が地上から空に向かって火柱となって駆け登り、はるか上空で大輪の花を咲かせるその一部始終を何も遮るものがない中で見るなんてことは、鳥にでもならない限り無理だと思っていましたが、それが輪島港に接岸しているにっぽん丸のデッキの上で実現しました。
それだけでも奇跡のような話ですが、打上のスピードが半端ではありません。ギネスへの登録を狙うほどのド迫力の花火を空を飛ぶ鳥の目線で見ることができて大満足でした。」
それでは、鳥の目線で見る花火、動画でもご覧ください!
輪島の空にブルーインパルス!
にっぽん丸が輪島に寄港した6月4日は、恒例の「輪島市民まつり」の真っ只中。
にっぽん丸入港の歓迎式典の後、オープニングセレモニーから、様々なイベントが目白押しです。
吹奏楽やマーチングバンドの演奏、クラッシックカ―のパレード等があり、昼間のハイライト、「ブルーインパルス」の展示飛行が行われました。
「ブルーインパルス」輪島の空に舞うのは10年ぶりだとか。
ところで「ブルーインパルスってすごいけど、実はどんなものかよく分からない」というのが、大多数の人の本音かもしれません。
「ブルーインパルス」とは、航空自衛隊の松島基地にある「第4航空団飛行群第11飛行隊」という広報活動をする部隊だそうです。松島基地の戦闘機は、ブルーインパルスか練習機。
スクランブルがかかるような第一線の部隊ではないのだそうです。
ブルーインパルスのパイロットの任期は3年間。航空自衛隊の戦闘機パイロットから選出され、この3年間だけ曲技飛行パイロットとして展示飛行を任務として活躍するそうです。
輪島の青空をキャンバスに白い煙を吐きながら「ブルーインパルス」は、素晴らしい曲技飛行を見せてあっと言う間に飛び去って行きました。
さあ、今日の夜は、お待ちかね「輪島花火大会」です。
ちょっと風が強いのが心配ですが、天気はばっちり、期待できそうです。
輪島のお楽しみ、あれこれ
6月4日の早朝に輪島港に到着した、日本一周クルーズ中のにっぽん丸。
港での歓迎式典のあと、夜の花火大会まで、お客様は思い思いに輪島の休日を楽しみます。
そう、輪島寄港の魅力は花火だけではないのです。
日本三大朝市の輪島朝市にシャトルで出かける方、ちょっと足をのばして「白米千枚田」や「揚浜式塩田」を訪ねる方、「のと里山、里海号」に乗りに行く方などなど。楽しみ方は十人十色です。里海号の列車内で味わうお弁当とスイーツは大人気でした。
また、クルーズならではの楽しみ方としては、外出せずにのんびり船内で過ごすのも自由です。「アクセサリー作り体験」でブレスレットやネックレスを作る方、プロの手ほどきで輪島塗を体験したり、輪島塗の器でコーヒーと輪島市提供の「えがら饅頭」を頂いたりと、輪島の魅力を満喫できる船内イベントも盛り沢山でした。
この日は「輪島市民まつり」も開催中で、船の中も外も大いに盛り上がっています。
写真提供:輪島ナビ
いよいよ、輪島入港
輪島港沖合で漁船の併走で歓迎を受けたにっぽん丸は予定通り6月4日朝、輪島港に入港しました。今回のチャータークルーズの最大のハイライトである「輪島市民大花火大会」を楽しみに、3年連続の寄港です。
輪島高洲太鼓の皆さんによる和太鼓の音色に迎えられて、にっぽん丸は快晴の輪島港に接岸しました。
岸壁では輪島市の梶市長がお待ちかねで、にっぽん丸の管船長と弊社郵船トラベルの社長 磯村が船から降りるのを「ギャングウェイ」まで出迎えていただき、入港式典が始まりました。
今年も輪島花火大会に合わせた日本一周クルーズを催行することができて、スタッフ一同、感慨ひとしおです。
今回、嬉しいサプライズがありました。輪島市から乗客全員分の「輪島サイダー」を振る舞って頂いたのです。輪島の自然を表現した美しい色合いとラベルの輪島サイダーは日本初の世界農業遺産に認定されているそうです。
グリーンのボトルの「輪島サイダー・里山」は、輪島産のお米エキスを使用して地酒の風味がある微炭酸のノンアルコール飲料で、すっきりとした味わいでした。
輪島では5月29日から6月5日まで、「輪島市民祭り」が開催されており、にっぽん丸が寄港したこの日も、輪島港沿岸部に広がる「輪島マリンタウン」近くでは様々なイベントが行われました。
写真提供:株式会社まちづくり輪島(輪島工房長屋)