夏の韓国グルメ旅
ダイヤモンド・プリンセスのクルーズを探している方はお気付きかと思いますが、お隣の韓国に寄港するコースがとても多いですね。
これには理由があって、ダイヤモンド・プリンセスを含む外国船は日本発着クルーズの際、必ず日本以外の国に寄港しなければならないというルール(国内輸送権:カボタージュ)があるためなのです。貨物船や航空機も同様で、外国籍のフリートが国内輸送を行うことを相互に制限し、国内企業を擁護するものとなっています。
さて、客船クルーズで韓国に寄港する際は日本からだと釜山です。地図で見ると本当に近くて、直線距離だと福岡~釜山間は福岡~広島間と同じくらいなので海外にワンタッチするのにとても便利なのですね。
このようにクルーズの世界ではとても身近な韓国ですが、もちろん便利なだけではなく魅力たっぷりの寄港地です。
先月、釜山ではないのですがソウルに行ってきましたので、大きな魅力のひとつである韓国グルメをご紹介します。
「韓国に行く」と言ったら、同僚から猛プッシュでおすすめされたのがこのカンジャンケジャン。
生のワタリガニを醤油ベースのタレに漬け込んだ一品で、絶妙なしょっぱさに白いご飯が進みます。
定番のチジミ、トッポギも、やっぱり本場はひと味違います。
日本風にマイルドにアレンジされたものも食べやすいですが、辛いものをおっかなびっくり食べるのもまた旅の楽しみです。
ごろごろっと豪快に具が詰まった海鮮鍋も美味でした。
こちらは南大門市場の中です。東大門市場に比べるとこぢんまりしていますが歴史ある市場で味わいがあります。
客引きが激しくて結構気疲れするので、できるだけ外国人に見えないように頑張りました。地図はスマホで撮影しておき、ガイドブックは持ち歩かない、カメラを構えて歩かない等々。
それでも、「落としましたよ!」と日本語で声を掛けられ、「えっ?」と振り向くと、露店のおじさんが「価格が落ちました。ちょっと見てってください!」とにっこり。うまいなぁ。
こちらも定番の冷麺と参鶏湯。夏のソウルは初めてだったのですが、猛暑の日本に負けず劣らず、くらくらする程に暑い中、さっぱりした冷麺と栄養満点の参鶏湯で乗り切りました。
携帯用扇風機の風を顔に当てながら歩いている人の姿もよく見かけました。夏の韓国に行く方はどうぞ熱中症にご注意ください!
ソウル随一の繁華街、明洞は楽しい屋台や可愛らしいスイーツのお店がいっぱい。
キャッシュレス化が進んで、現金の出番がほとんどないソウルですが、屋台だけは現金です。
食べ歩きを楽しみたい方は現金のご用意を。屋台の飲み物や食べ物は日本円に換算すると400円~1000円くらいでした。中にはアワビやエビを使った1200円くらいのものも。
ちなみに、コンビニなどではクレジットカードがサインレスで決済でき明細が出ないのが少々気になるところ(言えば出してくれますが)。
実際、帰国後にクレジットカードの利用歴を確認したら、今回行っていない釜山で数十円分が引き落とされ、すぐに返金された記録がありました。旅先での利用に限らずですが、カードの明細は必ずチェックしましょう!
韓国来たら、やっぱり焼肉食べなきゃね。
というわけで、ホテルの近くのカフェで教えてもらった地元の方で賑わうお店へ。
キムチは焼いてから鋏でカットしてくれました。毎食みんなでキムチを食べているのでもはや匂いは気になりません(笑)。そして、気にするのが邪道なほど、やっぱり本場のキムチは美味しいのですよね。
「花より団子」の食い倒れ旅でしたが、最後にソウルの夜景を一枚。中央奥にグリーンに輝くのはソウルタワーです。
ところで明洞の中心地にはユニクロとダイソーのに大きなビルがありましたが、一方で韓国のデパートや免税店では日本のブランドに一切出会いませんでした。今回は円高やウォン安では無かったものの、免税で買えたらラッキーくらいに思っていたのですが…日本ブランドがまったく無いことに実際の距離とはまた違うものを感じた韓国の夏でした。