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日本郵船のルーツ 〜船中八策と坂本龍馬〜



 船中八策(せんちゅうはっさく)と聞けばなにを連想しますか?辛党の方は間違いなく土佐酒を代表する司牡丹酒造の超辛口純米酒「船中八策」が思い浮かびますよね。今回はお酒ではなく、お酒の名前の由来となった坂本龍馬の提案した新国家体制について調べてみました。
 坂本龍馬について調べると何日あっても足りないほど、資料、文献、諸説が多く、一言ではとても語り尽くせない人物です。ただ、間違いなく言えることは今日でも高い人気を誇り、現代の人からも尊敬される偉人の一人であることです。その理由の一つは、事を為すために、古い考えにこだわず、新しい時代の流れから常に学んでいたことです。また、けっして傲慢に、独りよがりに事をすすめるのではなく、反対派も含め周囲の人々の立場や気持ちを汲み取り、共感力があったと伝わっています。
 そういう姿勢が、「薩長同盟」を実現させ、そして「大政奉還」につながる「船中八策」を生み出したのです。それでは船中八策をご紹介します。(  )は現代に生かされた姿です。 


桂浜の坂本龍馬像

一、大政奉還(現代なら首相を国家元首とする議会制民主主義)
一、上下の議会を置き、すべて公論に基づいて政治を行うこと(衆議院、参議院)
一、公卿、大名のほか世のすぐれた人材の中から顧問を選ぶこと(民間人閣僚)
一、新しく国家の基本になる法律を定めること(憲法制定)
一、外国と新たに平等な条約を結びなおすこと(相互協力及び安全保障条約など)
一、海軍の力を強めること(陸・海・空自衛隊)
一、新兵を設けて都を守ること(警察機構)
一、金銀の比率や物の値段を外国と同じようにするよう努めること(変動為替相場制)

 
 154年も前の幕末、1867年(慶応3年)に藩船夕顔丸の船内で上洛中にこのようなアイデアを打ち出したと伝わっていますが、真偽はともかく驚きの内容です。いかに坂本龍馬がラディカルな人物かを表しています。
 坂本龍馬にご興味のある方なら、高知を訪れた際、是非銅像のある桂浜と高知県立坂本龍馬記念館に訪れてはいかがでしょうか。藩船(帆船)夕顔丸の模型や龍馬直筆の書簡、海援隊の船舶部門「日本郵船」の元祖ニ曳の旗印などが収蔵されています。因みに、SoftBankのロゴは二本のシルバーライン。CEOの孫正義氏が坂本龍馬を敬愛しているため、海援隊の旗印から着想を得たそうです。


飛鳥Ⅱのファンネルも二曳きです

 飛鳥Ⅱの下記クルーズでは高知新港に寄港します。高知新港から桂浜、高知県立坂本龍馬記念館は海沿い約5kmの距離です。タクシーで訪れるのがおすすめです。※2021年8月6日現在、飛鳥Ⅱでは感染予防対策として寄港地での自由行動はお控え頂いています。飛鳥Ⅱ主催の観光をご利用下さい。


<高知に寄港する飛鳥Ⅱおすすめクルーズ>
 2021年10月19日(火)発「神戸発着 秋の瀬戸内海航行 土佐クルーズ 4日間」
 2021年11月13日(土)発「門司発着 秋の瀬戸内海航行 土佐クルーズ 4日間」
 2021年11月22日(月)発「神戸発着 秋彩土佐クルーズ 3日間」

 
 さすがの坂本龍馬も海援隊から発展した日本郵船グループが154年後にはおしゃれな飛鳥Ⅱを運航しているとは思ってもみなかったでしょうね。


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■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年04月03日 | Permalink