リスボンに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日5月2日(水)、ポルトガルのリスボンに到着します。
リスボンは大航海時代に栄華を極めたポルトガルの首都。現代の客船で海から訪れるのはロマンですね!
見どころ満載のリスボンですが、世界遺産のジェロニモス修道院とベレンの塔、また、発見のモニュメントがあるのはベレン地区です。
ジェロニモス修道院はマヌエル1世によって16世紀初めに建設が開始された修道院です。ヴァスコ・ダ・ガマの海外遠征によって得られた資産を投じて建設され、当時のポルトガルの繁栄を伝える大変豪華な修道院です。増築や改修を経て、およそ300年かけて19世紀に現在の形になりました。
内部には王家の霊廟があり、マヌエル1世ら王族が葬られているほか、ヴァスコ・ダ・ガマの棺も安置されています。
ベレンの塔はベレン港を見張る監視砦として建てられました。大航海に出発したヴァスコ・ダ・ガマが、沖合からこのベレンの塔を見たのだろうと想像すると感慨深いですね。
発見のモニュメントはエンリケ航海王子の没後500年を記念して作られました。大航海時代の探検家や芸術家、宣教師などの姿が刻まれた巨大なモニュメントです。
ポルトガル名物のエッグタルトも味見しておきたいところ。サクサクしたパイ生地とカスタードクリームのハーモニーが素朴で優しい伝統的なお菓子です。エッグタルトのお店はたくさんありますが、ベレン地区には老舗の有名店があります。
リスボン近郊に足を延ばすと、ユーラシア大陸最西端であるロカ岬があり、雄大な大西洋の景観とポルトガルの詩人カモンイスによる「ここに地果て、海始まる」の碑文を見ることができます。
リスボンでのオプショナルツアーは「貸切路面電車で巡るリスボン」など。飛鳥IIは今夜はリスボンで一晩停泊するので、たっぷり観光をお楽しみいただけます。
リスボンを出港すると、飛鳥IIはビルバオ(スペイン)に向かいます。
大航海時代のロマンを満喫!
ジブラルタルに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日5月1日(火)、イギリス領ジブラルタルに到着します。初寄港です!
地図を見て「?」と思った方もいらっしゃるのでは。
ジブラルタルはイベリア半島にあるイギリス領なのです。
総面積6.5平方キロメートルと、日本のディズニーランド13個分程というコンパクトな領土です。
ジブラルタルのシンボルはジブラルタル海峡に向かって突き出る切り立った岩山、ザ・ロック。ヘラクレスの柱とも呼ばれる堂々たる姿です。
ジブラルタルはまたヨーロッパ唯一のサルの生息地としても知られます。
イベリア半島にあっても、ここは立派な英国。電話ボックスもポストもイギリス国内と同じでフィッシュ&チップスもいただけます。
世界一周クルーズはクルーズは地中海からヨーロッパへ。
ジブラルタルを出港した飛鳥IIはリスボン(ポルトガル)に向かいます。
ジブラルタルでは半日の短い寄港となります。
マラガに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月30日(月)、スペイン南部のマラガに到着します。
アンダルシア地方に位置するマラガは年間300日以上晴天に恵まれる晴れの街。太陽の海岸コスタ・デル・ソルの中心地です。
11世紀にイスラム勢力によって建てられた丘の上の城塞アルカサバやはアルハンブラ宮殿を模して造られたと言われます。
マラガの大聖堂は16世紀から18世紀にかけて建造され、ゴシック、バロック、ルネサンスなど様々な建築様式が混在するのが面白いところです。
円形のマラゲータ闘牛場では6月~8月に闘牛が行われます。
様々な観点から近年闘牛の開催は難しくなっているようですが、その地に根付いて生まれた大切な文化として捉えたいものです。
ピカソの生家も見どころです。ピカソが子供時代を過ごした家で、1階はショップになっており、2階にピカソの子供時代の写真や、ピカソにまつわる展示があります。
オプショナルツアーとしてロンダとミハスの観光もできます。
断崖の上に築かれた街ロンダの見どころは、崖すれすれまで建てられた建物と、旧市街と新市街を結ぶ高さ100メートルの石橋。
一方、丘の斜面に白壁の家が並ぶ白い町ミハスは童話のような可愛らしさです。
マラガに戻り、デ・ラ・マラゲータ・ビーチではイワシの串焼きを頂くこともできます。
マラガを出港した飛鳥IIはイギリス領ジブラルタルに向かいます。
ビーチの向こうはアフリカ大陸です。
バレンシアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月28日(土)、スペイン南部のバレンシアに到着します。初寄港です!
バレンシアは絹の取引で栄えた地中海の商業都市で、マドリッド、バルセロナに続くスペイン第3の都市です。
歴史的建造物あり、未来的な芸術科学都市あり、伝統の火祭りあり、と見どころが盛り沢山です。またフラメンコの本場、パエリア発祥の地など、スペイン文化が集約された地でもあります。
旧市街のレイナ広場に面したカテドラルは最後の晩餐の聖杯を保存してることで知られます。8角形のミゲレテの塔はカテドラルの鐘楼です。
世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダ、中世に街を守る城壁だったセラーノスの塔は定番の観光ポイントです。
異彩を放つのがSF映画から抜け出したかのような建築が目を引く芸術科学都市。映画「トゥモローワールド」の撮影にも使われました。
スペインの三大祭りのひとつに数えられる「バレンシアの火祭り」は、守護聖人サン・ホセの祝日である3月19日を祝うもので毎年3月15日から19日の5日間にわたってに開催されます。
祭りの期間中は街の大通りににファージャと呼ばれる張り子の人形が立ち並びますが、祭りの最終日には優勝作品を除いてすべて焼かれてしまいます。火祭り博物館ファージャスに行くと歴代の優勝作品を見ることができます。
もちろん食の楽しみもあります。
地中海の恵みが詰まった本場のパエリアはぜひ試したいところです。
新鮮な食材が集まる中央市場は観光客にも地元の人にも人気です。
バレンシアを出港した飛鳥IIはマラガ(スペイン)に向かいます。
バレンシアオレンジ食べた!?
チヴィタヴェッキアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月25日(水)、ローマの北西に位置する港町チヴィタヴェッキアに到着します。初寄港です!
チヴィタヴェッキアといっても通常の旅行ではあまり馴染みがないかもしれませんが、チヴィタヴェッキア港は別名ローマ港とも呼ばれ地中海クルーズの拠点として賑わいます。
港には16世紀に港湾防衛の為に建造された重厚なミケランジェロ要塞があり異彩を放ちます。
実はチヴィタヴェッキアは日本との関わりが深く、1615年に慶長遣欧使節団の支倉常長らが宮城県の石巻を出発してチヴィタヴェッキアに上陸したことが縁で、1971年に石巻市と姉妹都市となりました。1991年には姉妹都市締結20年を記念し、支倉常長の銅像が建立されています。
1864年には日本二十六聖人を記念した日本聖殉教者教会も献堂され、1950年代の再建時に内装を担当した宗教画家長谷川路可は、チヴィタヴェッキアの名誉市民になりました。
旅先で出会う日本の歴史に、何だか暖かい気持ちになります。
チヴィタヴェッキアからはローマやバチカン市国の観光も可能です。飛鳥IIは今夜はここで一晩停泊し、乗客の皆さんにはこのクルーズの目玉の一つである、システィーナ礼拝堂貸切りでミケランジェロの「最後の審判」を鑑賞するプレミアムツアーなど、たっぷりとローマの休日をお楽しみいただきます。
この後、飛鳥IIはバレンシア(スペイン)に向かいます。
東日本大震災の際には、チヴィタヴェッキアから石巻市に義援金が送られました。