チヴィタヴェッキアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]

チヴィタヴェッキア港のミケランジェロ要塞〈イメージ〉


飛鳥IIは本日4月25日(水)、ローマの北西に位置する港町チヴィタヴェッキアに到着します。初寄港です!

チヴィタヴェッキアといっても通常の旅行ではあまり馴染みがないかもしれませんが、チヴィタヴェッキア港は別名ローマ港とも呼ばれ地中海クルーズの拠点として賑わいます。

港には16世紀に港湾防衛の為に建造された重厚なミケランジェロ要塞があり異彩を放ちます。


実はチヴィタヴェッキアは日本との関わりが深く、1615年に慶長遣欧使節団の支倉常長らが宮城県の石巻を出発してチヴィタヴェッキアに上陸したことが縁で、1971年に石巻市と姉妹都市となりました。1991年には姉妹都市締結20年を記念し、支倉常長の銅像が建立されています。
1864年には日本二十六聖人を記念した日本聖殉教者教会も献堂され、1950年代の再建時に内装を担当した宗教画家長谷川路可は、チヴィタヴェッキアの名誉市民になりました。
旅先で出会う日本の歴史に、何だか暖かい気持ちになります。

チヴィタヴェッキアからはローマやバチカン市国の観光も可能です。飛鳥IIは今夜はここで一晩停泊し、乗客の皆さんにはこのクルーズの目玉の一つである、システィーナ礼拝堂貸切りでミケランジェロの「最後の審判」を鑑賞するプレミアムツアーなど、たっぷりとローマの休日をお楽しみいただきます。


この後、飛鳥IIはバレンシア(スペイン)に向かいます。


東日本大震災の際には、チヴィタヴェッキアから石巻市に義援金が送られました。


投稿者名 アヒル船長 投稿日時 2018年04月25日 | Permalink