~あなたのための、大切な装い~ クイーン・エリザベスのガラ・イブニングのお話
初めての外国客船、そして今夜は初めてのガラ・イブニング。女性なら、胸の高まりが止まりません。アフタヌーン・ティーのお菓子もそこそこに、笑顔のウェイターに見送られて席を立ち、今夜に備えてお部屋にあわただしく戻ります。船内の美容室で髪を整え、メイクアップを施し、ドレスをまとい、ジュエリーを付け、ハイヒールを履き、小さなバッグを持つと・・・鏡の中には出会ったことのない「私」の姿が・・・完璧です。
フォーマルウェアを装う機会、とても少ないですよね。日本で暮らしていると夜に開催される結婚披露宴に出席するときくらいしか思い浮かびません。
欧州では日本の和装同様、厳密な服装規定があり、夜間(18時以降)の観劇、オペラやバレイなどの鑑賞、舞踏会、晩餐会などで女性は、夜会服(イブニングドレス)を着用します。日本人ならちょっと抵抗があるベアトップ(腕や肩を出すスタイル)が正式とのことで、長いスカートはハイヒールを完全に隠します。
かたわらにはレッドカーペットに現れるような蝶ネクタイでパリッとキメた男性がエスコート。うーん、憧れるものの、日本で実現するのは難しそうです。
日本の女性に「ご自身のための」ドレスアップの機会を作ってくれたのが船旅です。平成元年(1989年)はクルーズ元年と呼ばれ、ふじ丸(2013年引退)が就航、1990年にはクリスタル・ハーモニー(現在の飛鳥Ⅱ)、1991年に初代飛鳥(現在のアマデア)が相次ぎデビューし、日本でも本格的なレジャークルーズが開始しました。
このころ、日本で誰しも知る最も有名な客船といえば「QE2(クイーン・エリザベス2)」。運営するキュナード社はこちらのブログでご紹介した通り、181年前、英国政府の郵便事業を担う会社として設立した伝統ある会社。QE2でも実施していたガラ・イブニングは階級制度が厳しかった時代の、一等客室の乗客が晩餐に装ったフォーマルウェアで過ごす夜を彷彿とさせます。
日本や米国の客船もこれにならい、ショートクルーズでもフォーマルナイトが設定され「船旅は衣装が大変」と思いこまれてしまう事態となったのです。
クルーズ元年からすでに30年が経過し、クルーズは旅行のひとつの形態として日本でも広く浸透してきました。フォーマルナイトの考え方も変わり、当初はフォーマルの日はルームサービス以外では食事ができないこともあったのですが、現在はお客様の様々なライフスタイルにお応えするために、ドレスコードにかかわらず、カジュアルな服装で利用できるレストランや施設も営業するようになりました。
クイーン・エリザベスではリド・レストラン、カジノ、ゴールデン・ライオン、カフェ・カリンシア、ガーデン・ラウンジ、ヨット・クラブについてはフォーマルウエアでなくともご利用いただくことができます。ただし、夜はTシャツ、半ズボン、デニム、運動靴などのラフな服装はお控え下さい。
とはいえ、折角のガラ・イブニング、めいっぱいお洒落をして過ごしたいもの。服装選びのコツですが、ご自身がお持ちのドレスの中で最も華やかと思えるものをお選び下さい。それでも「あれ、意外と地味だった」と思うかもしれません。シンプルな黒のドレスならアクセサリーやストールを思い切り派手に。ロングドレスのみならず、フレアーパンツやカクテルドレスもOKです。外国客船に乗船すると、ご自身も楽しみながら、欧米人の洗練された洋装を鑑賞するのもガラ・イブニングならでは。
和服派ならぜひともお気に入りの訪問着をお召し下さい。箪笥の肥やしが陽の目を見る時が来ました。外国の方から熱い注目を浴びること間違いなしです。海外で和服を着たい方は多いのですが、国際線航空機の荷物の制限がネック。でも、日本発着のクイーン・エリザベスなら宅配便が利用できるのでらくらくです。
クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も3月~5月にかけて、ゴールデンウィークをはさみ、東京発着にて6クルーズ実施します。2023年クルーズでは完売した人気のグリルクラスの客室も今ならお取りすることができます。ぜひ、ご検討下さい。
英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、日本にいながらにしてお客様一人一人が主人公となる、華やかなガラ・イブニングをお楽しみ頂ける旅に出かけてみませんか?
船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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