選択されているタグ : 大歌舞伎 , 2021年 , 歌舞伎座 , にっぽん丸

タグの絞り込み

にっぽん丸でクルーズを楽しんた後は歌舞伎座で師走の大歌舞伎を鑑賞するユニークな企画が新登場!



 歌舞伎役者と言えば誰を連想しますか?これは日ごろから歌舞伎を鑑賞されている方や年代により異なるとは思いますが、香川照之(九代目 市川中車)、藤原紀香と結婚した六代目 片岡愛之助、NHK大河ドラマ「いだてん」の主人公を演じた六代目 中村勘九郎などは俳優としてTVドラマやCMで見ない日はないほどの活躍ぶりです。彼らの本職「歌舞伎」とはどのようなものなのでしょうか。今回は中部在住の方におすすめ、にっぽん丸の冬の味覚クルーズを楽しんだ後、歌舞伎座で十二月大歌舞伎を鑑賞するとっておきの新企画で体験できる、歌舞伎の世界を探ってみます。

 歌舞伎と言うと小難しい言い回しで誰しもが楽しめない高尚な伝統芸能、と思っている方も多いかもしれません。いえいえ、そんなことはないのです。始まりは戦乱が落ち着いた慶長年間(16世紀後半以後)に、庶民が楽しんだ歌舞が原型です。当時は女性が様々な扮装をして踊り歌う「かぶき踊り」が大流行し、庶民のみならず貴族や武士の間にも広まりました。その後「女歌舞伎」だけではなく「若衆歌舞伎(未成年の男性)」も次々と上演され、だんだんと容色を競う風俗的な意味合いが濃くなってきました。風俗の乱れを恐れた幕府は「女歌舞伎」を禁じ、次いで「若衆歌舞伎」も取り締まるようになったのです。


歌舞伎座(東京 銀座)

 これらの事情があり、歌舞伎は成年の男性が演じる「野郎歌舞伎」となりました。女性の役も男性が演じるようになっため、踊り中心のレビュー的なものから、お芝居へと変化していきました。ケレン味(アクロバティックな要素)の強い仕掛けを楽しめる演目や、人情もの、恋愛ものなど、けっして難しい内容ではなく、現代ではセリフも分かりやすくて誰でも楽しむことができます。ただ、ご覧になる前にあらすじを知っておいたほうがより楽しめますので歌舞伎座で行われる、十二月大歌舞伎の第三部の演目をご紹介いたします。パンフレットも販売されているので鑑賞前に目を通されることをおすすめします。


義経千本桜の源九郎狐と静御前(初代歌川豊国画)

<義経千本桜 吉野山>
出演尾上松緑(佐藤忠信 実は源九郎狐) 中村七之助(静御前)
あらすじ:義経は実の兄、頼朝の兵に追われ吉野山に身を潜めています。義経を慕う白拍子、静御前は形見の「初音の鼓」を持って吉野に向かいます。吉野山でお供の(佐藤)忠信とはぐれてしまい、心細くなり初音の鼓を打つと、いずこともなく忠信が忽然と現れます。この鼓こそ桓武天皇の御代、雨乞いのため大和の国に千年の劫(こう)を経たる狐の皮で作ったもので、義経が天皇より拝領し静御前に形見として与えたもの。その皮の狐の子が親を慕って忠信に化けて静御前に付き添っていたのです。
見所:義経千本桜は本来全五段の大作でとても長い演目なのですが、「四の切」はケレン味たっぷりで特に人気。単独でも演じられています。花道に明かりがつき、観客がそちらに気を取られた一瞬に舞台上の階段裏から狐忠信が登場。長袴姿の狐忠信が床下に消えると、一瞬で真っ白な毛縫いの白狐の衣装に早替りし縁の下から登場。狐の姿で細い欄干(てすり)の上を跳ねるように渡ったり、親の鼓に涙の別れをした源九郎狐が黒御簾の中に飛び込んで消えるなど、とにかく派手な演出で初めて歌舞伎をご覧になる方に超おすすめなのです。登場人物も今回は二人だけ、この人誰だっけ?という不安もありません。※演出は実際と異なる場合があります。

 この他に第三部は信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)も上演します。こちらはなんといっても坂東玉三郎の美しい立女形(たておやま)姿が見所。山中で宴をしている戸隠の鬼女を演じているのですが、歌舞伎でありながら能の装束が使われていて豪華絢爛。金糸・銀糸・色糸をふんだんに使った紅葉柄の唐織に赤い袴姿。能装束を身に着けた玉三郎と鬼女たちを見ているだけでうっとりします。


全国の寄港地から海の幸を厳選。冬の味覚を堪能する特別なフルコース(イメージ)



 にっぽん丸では鳥羽から乗船し、船上で冬の味覚を堪能する特別なフルコースをお召し上がりいただき、船内で1泊過ごした後横浜で下船し、歌舞伎座の十二月大歌舞伎第三部を鑑賞するユニークな新企画を発表しました。歌舞伎鑑賞後はグランドプリンセスホテル新高輪での宿泊をご用意。翌日は品川駅より名古屋駅へ新幹線で戻ります。
 一年の締めくくりに本場の歌舞伎を歌舞伎座の一等席で鑑賞できるなんて素敵です。まだ歌舞伎をご覧になったことのない方も、是非歌舞伎デビューをしてみてはいかがでしょうか。
※特別企画のため、コンフォートステートだけの設定となります。

✿2021/12/18-12/20 にっぽん丸 冬の味覚と歌舞伎鑑賞 3日間
 鳥羽(通船)-横浜-ホテル泊-品川駅-名古屋駅

横浜往復をにっぽん丸に乗船するフルクルーズもございます。歌舞伎鑑賞は含みません。
✿2021/12/16-12/19 にっぽん丸花火と冬の味覚クルーズ ~鳥羽~ 4日間
 横浜-鳥羽(通船)-横浜


クリックするとパンフが開きます。

■ にっぽん丸は新型コロナウイルス感染症への取り組みとして、すべてのお客様に当面の間、事前および乗船当日のPCR検査(船会社指定)を2回実施します。新型コロナウイルスのワクチン接種がお済みの方も、本対応が適用となります。感染予防対策の詳細は郵船トラベルにお問合せ下さい。

上記以外のにっぽん丸新コースの詳細はこちらをご覧ください。ご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、またはコース詳細の【旅行代金・お申込み】から!! お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
無料パンフレット請求はこちらからどうぞ!!


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年11月08日 | Permalink