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【発売中】春は12名だけの特別感のある旅へ ~ラグジュアリーバス“GRANDAYS”で巡る嬉野温泉・軍艦島・雲仙の旅~


 大型バス、利用したこと何度もありますよね。定員は何人くらいかご存じでしょうか。一般的な大型バスは正座席45席、補助椅子を加えると53名も乗車できるのです。バスツアーで補助椅子まで使用することはまずありませんが、満席だととにかく乗り降りが大変、手荷物の置き場にも困り、集合時刻になかなか戻ってこない人もちらほら・・・これではせっかくの旅もちょっとストレスです。
 単なる移動手段ではなく、バスツアーもゆったり行きたいですよね。郵船トラベルでは最近話題のラグジュアリーバスを利用した特別感ある旅を企画し、現在募集を行っています。それでは日程を詳しくご紹介しますね!


①羽田空港 4月24日(日)、羽田空港より11:15発のスカイマークにて一路福岡空港に向かいます。スカイマークは2020年度顧客満足第1位、3年連続定時運航率第1位の航空会社で安心。ご昼食はお弁当をご用意します。


2席×6列で本革シート(GRANDAYS)

②福岡空港 13:10福岡空港に到着します。福岡県を拠点とする西日本鉄道株式会社(西鉄)史上最高のラグジュアリーバス“GRANDAYS”がお出迎えします。定員はなんと12名。2名掛けシートを6列に配置し、通路は左側のみ。内装には、国産木材の温もりある風合いと、上品な色合いが特徴の「大川家具(福岡県大川市)」を使用。座席は高級本革を使用したドイツ直輸入のシートを採用、バスとは呼べないほどの贅沢さです。一路、嬉野温泉に向かいます(約100km)。


ハミルトン宇礼志野

③嬉野温泉 まずは九州を代表する歴史ある温泉を訪れます。嬉野温泉は「日本三大美肌の湯」に数えられ、ぬめりあるお湯はナトリウムを含む重曹泉。最も古い伝承では記紀に登場する神功皇后が戦いの帰りにこの地に立ち寄り、傷ついた兵士を温泉で癒したと伝わります。蘭学を日本に伝えたドイツ人医師、シーボルトも利用したとかでその名を冠した「シーボルトの湯」という公衆浴場もあります。

 今夜の宿泊は小高い丘に建てられた瀟洒なホテル「ハミルトン宇礼志野」。和も感じさせるクラシカルなリゾートで郷愁を感じさせる佇まい。温泉施設は男女別の露天風呂付大浴場の他、男女入れ替え制の離れ露天風呂がおすすめ。庭を通り抜けると石造りの建物があり、ガラスの天井はピラミッド型。大浴場とはまた異なる趣に湯った~り。温泉を堪能していただく時間はたっぷりお取りしています。お楽しみの夕食は、地元の方にも人気で地産地消をモットーとした繊細なイタリアンをご賞味いただきます。


軍艦島(空撮)@長崎県観光連盟

④軍艦島 4月25日(月)、ホテルでの滞在をお楽しみいただいた後、長崎市内へ向かいます(約60km)。長崎といえばやっぱり名物「皿うどん」。明治32年(1889)、福建省福州出身の陳平順が創業した四海樓で提供された『支那饂飩(しなうどん)』が後にちゃんぽんとなり、長崎で大ブームとなりました。ちゃんぽんから派生した皿うどんは四海樓が考案したオリジナルメニューなのです。元祖のお店で皿うどんのご昼食後、いよいよツアーのハイライト、軍艦島を訪れます。

 軍艦島は長崎半島南端の沖合にある炭坑跡で世界文化遺産の島。ピーク時には5,300人もの住民が近代的な生活を営んでいました。昭和49年(1974)に無人島となり長らく入島できませんでしたが、現在は許可され、今回のツアーでは長崎港からクルーズ型旅客船「ジュピター」で訪れる予定です(約45分のクルーズ)。上陸後はガイドが安全な通路をご案内します。また、船上からも周遊し全景をご覧いただくことができます。軍艦島についてはこちらのブログで詳しくご紹介しています。


ライトアップされた雲仙観光ホテル


⑤雲仙観光ホテル 軍艦島観光をお楽しみいただいた後はもうひとつのツアーハイライト、雲仙観光ホテルに向かいます(約60km)。昭和10年(1935)創業、長崎県のみならず日本を代表するクラシックホテルのひとつ。ハーフティンバーという木の骨組みを外観に残すスイスシャレー様式を取り入れ、雲仙の自然景観に美しく溶け込み、館内は客船をイメージして建造されました。昭和54年(1979)日本建築学会により「近代日本の名建築」に選ばれ、平成15年(2003)文化庁の登録有形文化財となりました。また、国内に9つしかない「日本クラシックホテルの会」に加盟しています。


雲仙観光ホテルのダイニング

 お部屋の内装は日本にいるとは思えないようなノスタルジックな山小屋風、200畳(約330㎡)もあるダイニングルームは雲仙観光ホテルの象徴的空間です。地元産の逸材を味わう、シェフ渾身の雲仙フレンチコースを海外旅行の気分でご賞味下さい。また、雲仙温泉(スパ)も自慢。露天風呂も備えた硫黄泉浴室はドーム型の天井やステンドグラス、アールデコ調のタイルデザインなど洋式ホテルに相応しいしゃれた内装です。


小浜温泉「ほっとふっと105」

⑥小浜温泉 4月26日(火)、ホテル出発は10:00。出発まで徒歩圏内の雲仙地獄の散策を自由にお楽しみください。その後、小浜温泉足湯「ほっとふっと105」にご案内します(約15km)。奈良時代初期に編纂された『肥前国風土記』にも登場する古湯で、ここに日本一の長さと源泉温度を誇る足湯があるのです。源泉は105℃という高温で「湯棚」からこんこんと湧き出るお湯は下にいく間に適温となり、足湯へ流れ込んでいるのです。足湯の長さ105mも源泉温度にちなんで作られたのです。目の前は海が広がるくつろぎのスペース。是非、足湯が体験できる服装でお越し下さい。

 足湯をお楽しみいただいた後、長崎市内へまいります(約45km)。本ツアー最後のお食事場所、こちらも長崎を代表する卓袱料理の名店「長崎卓袱浜勝 長崎総本店」。その昔、隠元和尚などによってもたらされた普茶料理(精進料理の一種で京都の黄檗山萬福寺が有名)の配膳形式に、長崎町民の間で作り出された和・華・蘭のミックスした献立がそのまま盛りつけられ、長崎独特の料理を生み出しました。「卓袱」とは中国風朱塗りの円形テーブルのこと、身分の上下に関わらず円卓を囲み楽しむという意味が込められています。
 乾杯の前に、まずはお鰭(おひれ・手前の赤い椀物)をいただき、楽しい旅への感謝を捧げましょう。お食事後、自由行動のお時間をお取りし、長崎空港へ向かいます(約40km)。


卓袱料理(イメージ)


⑦長崎空港 ラグジュアリーなバスでの移動、クラシカルなホテルでの滞在、温泉体験、産業遺産探訪、長崎グルメなど楽しかった旅の思い出をたくさんお作りいただけたかと思います。長崎空港では長崎ちゃんぽん・皿うどん、長崎カステラ、長崎角煮まんじゅうなどのお土産をお求めいただけます。今回は訪れなかった産地のお土産では、五島手延べうどん、島原手延べそうめんもおすすめです。長崎空港発は17:25、神戸空港を経由して20:20に羽田空港に到着します。お疲さまでした。
※上記日程は予定です。気象・海象・交通機関の都合で変更となる場合があります。
※道路状況などにより、訪問場所の順番が入れ替わる場合があります。
※記載の移動距離(Km)は利用道路により異なる場合があります。

✿2022年4月24日(日)▶4月26日(火) 3日間
軍艦島上陸ツアー付き ラグジュアリーバスで巡る 嬉野・雲仙の旅


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 今回は大型客船によるクルーズではありませんが、ゆとりの少人数の旅、ラグジュアリーバスでゆったり移動し、長崎での軍艦島クルーズも楽しんでいただくことができます。募集人数が少ないツアーですのでお早目のご検討をおすすめ申し上げます。

バスツアーや船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218 
■福 岡☎ 092-475-0011 
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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年03月15日 | Permalink

軍艦島は理想郷だった?! ~日本の近代産業を支えた炭坑と人々の生活探訪~

軍艦島(空撮)©長崎県観光連盟


 鉄橋を渡り、田園風景を走る蒸気機関車、山林に鳴り響く汽笛、黒煙を噴き上げながら激しく回転するピストンの音、郷愁を感じる日本の原風景のひとつでした。蒸気機関車が牽引する定期客車運行は昭和50年(1975)12月の室蘭本線(室蘭-岩見沢間)を走ったC57 135を最後に姿を消しました。その後、蒸気機関車は「SLやまぐち号」など各地で観光列車として運行するこがあります。


SLやまぐち号(C57 1)

 言うまでもないことですが、蒸気機関車の燃料は石炭、火室で発生した燃焼ガスの熱エネルギーで水を沸騰させ、高温高圧を作るボイラーからシリンダーに蒸気エネルギーを送ります。
 電車に替わってしまった蒸気機関車のように、石炭はすでに無縁のモノと思うかもしれません。ですが、現代の日本のエネルギー事情でも重要な担い手であるのです。


 2019年度の日本のエネルギー自給率はわずか12.1%、資源エネルギー庁の「エネルギー源別一次エネルギー国内供給実績」によると、全体に占める割合は石油37.1%、石炭25.3%、天然ガス・都市ガス22.4%で、原子力は2.8%です。つまり現状でも石炭の依存度は高く、主にオーストラリアからの輸入に頼っているとはいえ、様々なメリットがあるが故なのです。まず、コストが安い、常温で固体のため揮発しない、爆発などの危険性もなく備蓄が容易。そしてなんといっても地球全体の埋蔵量が多く、供給の安定性があることなのです。 


黒いダイヤ(石炭)

 かつて国内で採掘されていた石炭は明治時代より日本の近代化に寄与し、鉄道や船舶の燃料、製鉄、製塩などに使用され、“黒いダイヤ”と長年もてはやされてきました。昭和に入り、1950年代に中東やアフリカで大油田が発見され、世界的なエネルギー革命が起こりました。日本でも昭和37年(1962)に初めて石油が石炭を抜いてエネルギー供給の首位の座に就き、日本各地の炭坑も次々と閉山となりました。あれ、いまだに石炭需要があるのになぜ炭坑は閉山したのでしょう?日本は坑内掘りが中心だったので、石油よりも採掘コストがかかる上、落盤事故など危険が伴うからだったのです。


軍艦島(空撮)©長崎県観光連盟


 昭和35年(1960年)、長崎半島南端の沖合に軍艦のような形をした、長さ約480mの小さな島が深夜でも不夜城のようにキラキラ輝いていました。島の名は端島(はしま)、当初の姿は小さな岩礁でしたが、石炭採掘のため明治時代より埋め立て工事が行われ半人工島となりました。その形から軍艦島と呼ばれ約5,300人の住民が東京都の18倍の人口密度で生活していました。当時のエネルギー自給率は驚異の58.1%。いかに石炭採掘が貢献していたかが理解できます。

 彼らが支えていたのは日本一の炭質を誇る「瀝青炭(れきせいたん)」の採掘、3交代制で24時間行われていました。炭坑夫と言えば、過酷な上、貧しい生活環境を想像してしまいますが、島民は当時の日本で最も近代的な生活をしていたのです。


高層RC造アパート57号棟©長崎県観光連盟

 日本初の高層RC造(鉄筋コンクリート)アパートに住み、全国のテレビ普及率が10%の時代に軍艦島では、ほぼ100%の家庭がテレビを楽しんでいました。日本で初めて2本の海底水道が通じ、飲料水も確保され、小中学校、保育所、病院、商店(島内の生協の他、島外からハサミ研ぎ、コウモリ傘修繕、金魚屋なども訪れていました)、プールなどもあり、なんら不自由はありません。
 この他にも映画館、飲食店、パチンコ、麻雀、ビリヤード、囲碁、釣りなども楽しめ娯楽施設も充実、お祭りや運動会、文化祭なども行われ陸上と変わらぬイベントに島民は熱狂していました。この他、この島特有の風物詩に「大波見物」があり、要塞のように強固な島は台風時に高波を楽しむ余裕すらあったとのことで驚きです。これらが故に近代日本の理想郷とも呼ばれていました。


テレビ普及率100%©長崎県観光連盟

 そんな軍艦島も前述のエネルギー革命のあおりも受け、その後衰退し、島民も減っていきました。昭和45年(1970)に鉱命終了期を発表、昭和49年(1974)1月の閉山時には人口は2,000人、同年4月には全員が島を離れ無人島となりました
 建造物の老朽化、廃墟化により、長らく島内の立ち入りは禁止されていたのですが平成21年(2009)より観光客の上陸・見学できるようになりました。そして平成27年(2015)に世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼・造船・石炭産業~」として登録されました。現在、軍艦島へは5社が上陸ツアーを実施しています。


軍艦島に着岸するジュビター

 郵船トラベルでは軍艦島コンシェルジュが運航するクルーズ型旅客船「ジュピター」を利用した軍艦島上陸が組み込まれたラグジュアリーバスツアーを企画しました。長崎港から軍艦島へは45分の船旅、上陸後1時間程度、見学通路220mをガイドとともにご見学頂きます。通路外は海上からも周遊し、ご覧いただくことができます。高層アパートはそのまま残されています。かつての賑わいや人々の生活の営みを想像しながら、日本の近代産業を支えてくれた彼らの功績をたどってみてはいかがでしょうか。
*参考資料
経済産業省 資源エネルギー庁 WEBサイト
軍艦島コンシェルジュ WEBサイト
長崎県観光連盟 WEBサイト(ながさき旅ネット)

 今回のバスツアーは羽田発着、12名様限定の郵船トラベルオリジナルツアーです。九州一のラグジュアリーバスGRANDAYSに福岡空港から乗車、まずは嬉野温泉を楽しみ、翌日は長崎へ。軍艦島クルーズをご体験いただいた後、日本に9つしかないクラシックホテル、雲仙観光ホテルにお泊りいただきます。最終日は雲仙、小浜温泉などをお楽しみいただき、長崎空港からフライトを利用します。

✿2022年4月24日(日)▶4月26日(火) 3日間
軍艦島上陸ツアー付き ラグジュアリーバスで巡る 嬉野・雲仙の旅


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 今回は大型客船によるクルーズではありませんが、ゆとりの少人数の旅、ラグジュアリーバスでゆったり移動し、長崎での軍艦島クルーズも楽しんでいただくことができます。募集人数が少ないツアーですのでお早目のご検討をおすすめ申し上げます。

バスツアーや船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218 
■福 岡☎ 092-475-0011 
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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年03月10日 | Permalink