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2025年、新たなるラグジュアリーな世界が船出します ~飛鳥Ⅱに続く新造客船の名前は2022年度中に発表!~


横浜港の新造客船イメージ 提供:郵船クルーズ


 2021年3月31日、飛鳥Ⅱに続く“飛鳥ラグジュアリー”客船の造船計画が運航会社、郵船クルーズ株式会社より正式に発表されました。それから約1年が経過し、造船計画は着実に進んでいるという嬉しいニュースが飛び込んできました。
 客室レイアウトはほぼ完了し、現在はパブリックスペースを検討しています。船名は2022年度中に決定、発表を予定するとことで期待に胸が膨らみます。
 
 今や日本のクルーズをリードするブランド“飛鳥”は1991年に初代「飛鳥」が就航し、絶大な人気を誇りました。それまで日本人にとって高嶺の花と思われていた船旅を世間に広く知らしめ、1996年初の世界一周クルーズを皮切りに10回も実施しました。
 2006年に世界に冠たるラグジュアリー船「クリスタル・ハーモニー」を前身とする「飛鳥Ⅱ」が就航し、乗客定員も「飛鳥」の604名から872名となり、より多くのお客様が日本のみならず、世界の海を楽しみました。そして初代飛鳥の就航より34年の歳月を経て、いよいよ第3船目が就航予定とのこと、新しい時代の幕開けを予感させます。


新造客船と飛鳥Ⅱの主要目の比較(2021年3月現在) 提供:郵船クルーズ

 新造客船は、船の大きさの目安となる総トン数は「飛鳥Ⅱ」の50,444トンから51,950トンにアップ。乗客定員は逆に872名より740名と少なくなり総トン数を乗客定員一人当たりに換算したスペースレイシオは約70トンと世界トップクラス。一般的に60トン以上がラグジュアリーとされていて、クリスタル・セレニティが63トン、大型客船のダイヤモンド・プリンセスは43トンです。


プールサイドのイメージ 提供:郵船クルーズ

 全客室がバルコニー付き、広々としたスぺースにはレストランやカフェ、バーは15か所以上。モダンでありながら木のやさしさを取り入れた内装、船首に向いた展望露天風呂も備える予定とのことで、和のラグジュアリーを体現します。初代飛鳥が就航したころからクルーズの世界は大きく変化し、当初は夕食を取るメインダイニングは1か所で、指定席。メニューも固定されていました。30年経過した今、EUROPA2を代表とするラグジュアリー客船は複数の選べるダイニング、お席もお客様単位でご用意できるようになりました。船旅と言えば以前はリタイアした方の余暇を楽しむためのもので、クルーズ中は外部との連絡が遮断されることもある意味魅力でしたが、現代のクルーズ船はWi-Fiも充実させ、ワーケーション(仕事をしながら休暇を楽しむ)などの新たな需要にも応えることができるようになっています。     

 今、クルーズ船はお客様の様々なニーズ、ライフスタイルにお応えすべく、自由度が高いことが求められています。寄港地での観光も船社が用意した観光バスで巡るだけではなく、個人で行動される方へのサポートも重要です。また、着岸中でも船内に滞在して楽しめるような多くの施設、イベントがあれば、ハイリピーターが船を目的地とする、というニーズを満足させることができます。未来の新造客船はこれらをかなえてくれそうな気がします。


美しい海を守りましょう

 現代のクルーズ船に求められる重要なファクターの一つが「地球にやさしい」こと。SDGs(持続可能な開発目標)が2015年国連サミットで採択され2030年の15年間で達成するために17の目標が掲げられました。7番目に「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、14番目に「海の豊かさを守ろう」とされています。


 これらを実現すべく、新造客船は環境に配慮したハイテク船となります。日本船籍の客船では初の技術を搭載し、エンジンはLNG(液化天然ガス)、ガスオイル燃料、低硫黄重油燃料と3種類の燃料に対応でき、錨を下ろさず船を停める機能(Dynamic Positioning System)は珊瑚や海底植物の損傷も防ぎます。感染症対策も強化し、100%外気取り込み方式の換気システムや、タッチレス対応エレベーターなどの設置など、安心と安全の対策を予定しています。


新造客船イメージ 提供:郵船クルーズ


 待ち遠しい新造客船の就航に向けて、着々とプロジェクトは推進しています。クルーズ旅行がままならなかった時間を取り戻すべく、来るべき日を楽しみにされていてください。今回は「新造客船が生まれる街」を動画でご紹介しますのでご覧ください。
*サービス内容や画像は、今後変更・中止となる場合がございます。


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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年03月17日 | Permalink