アイスランド・グリーンランド紀行~8日目 その1~

北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、投稿が遅れに遅れてしまい、誠に申し訳ありませんでした。10日ほどの旅をのんびりと3年弱に渡って掲載していた本ブログも、間もなくゴールとなります。
旅行記はレイキャヴィークに戻る前日までのお話をさせていただいておりましたが前回は脱線し、都内で行われたTerje Isungset氏のライブのお話をさせていただきました。今回は再びアイスランド国内に話を戻させていただきます。
北欧の良さが少しでも伝わればと事細かに書きすぎたこの旅も、ようやく最終日を迎えることができました!!!(涙)

■8日目 寄り道しつつレイキャヴィークへの帰還、一周旅行最後の宿へ
周囲数十キロにわたり店も家屋もない宿にて、朝を迎えました。時刻は午前9時。今までの旅は日々予定が詰まっていたためこの時間に起きては大慌てのはず。が、この日の予定はレイキャヴィークに戻りきちんと車を返却することのみ。残念な気持ちはわずかです。
早々に支度をして宿を後にします。ありとあらゆるものにアドレナリンを出し続けていたせいか、たくさん寝ることができましたがいまいち疲れが取れていない気がします(笑)
重たい身体にムチを打ち、旅の仲間と呼んで相違ない愛車に飛び乗ります。アイスランド最後のドライブへいざ出発です!

以下のおなじみ写真、この旅行記最後の掲載となるかと思います。そこかしこで「もういいよ」と言う声が聞こえてきそうですが、これで最後ですのでこの日の車窓からの光景を、ご報告させてください(笑)行った方のみがわかる、大自然への共感がそこにはあります。


こんな素晴らしい光景とも間もなくお別れです。。

雨雲ともマッチした、すがすがしい見た目の教会です。

海沿いでは少し雨が降りましたがすぐに止みました。この旅で何度も見た神々しい光が差し込んでいます。

相も変わらずの光景ですが、日本では見られないこの情景を最終日の本日はいつも以上にしっかりと目に焼き付けておかねばなりません。この国で普通に車を運転していることがどれだけ恵まれたことか。仕事や私生活で辛くなった時、この景色を思い出そうと考えながら車を走らせていた記憶が3年弱経った今でも残っております(笑)

2時間ほど車を走らせているとレイキャヴィークやアークレイリなどの主要な都市に見られたラウンドアバウトが。都市部にしかないこれを見るとレイキャヴィークに近づいていることを実感し、嬉しいような悲しいような、複雑な心境になります。


右からぐるりとまわりつつ、行きたい方向でサークルを出るルールです。

お昼少し前に村を見つけました。
ここは下調べもしておらず立ち寄る予定もありませんでしたが、レストランがありそうなほどには栄えていることはそれとなくわかりました。
元より計画があってないようなこの旅。車で街を周りながら、見どころがありそうなところを下車して観光することにしました。


街を見つけてすぐ、上から家々を見下ろします。数日旅をしたからこそ、ここで既にわかったのです。何かしら食べさせてくれそうなお店があることを(笑)

この街の名物でしょうか?可愛らしい灯台が見えてきました。

灯台は雑貨屋さんの絵葉書にもありそうな可愛らしい見た目です。高さは15~20メートルほどでしょうか。

灯台の下にはなぜかは判りませんがキレイな国旗の描かれた小石が並んでいます。真ん中のあたり、日本の石もあることに嬉しい気持ちになります。

観光地としての見どころは灯台と海なのかもしれません。
早々に街歩きを切り上げ、中心部にあったカフェに入ります。地元の方に愛されているような落ち着いた雰囲気のお店です。パニーニとカプチーノを頼みました。


ヨーロッパ圏のパニーニは、日本のそれとは一味もふた味も違うのです。

小麦が違うのでしょうか。はたまたチーズが美味しいのでしょうか。少なくとも物価の関係で価格は2~3倍違います(笑)
ただのハムチーズパニーニでしたが今まで食べた中で一番、と言っても過言ではありませんでした。

小腹もふくれたので早めに街を出てレイキャヴィークの観光を長くとることにしました。
15分ほど車を走らせて時間は午後1時頃。日本では旅の定番ですがアイスランドでは全く予想していなかった光景が、そこにはありました。


この道路に寄り添うように建つ小屋は・・・

そう、この国唯一の有料道路です!
隣が海だからか、ちょうど鎌倉や江の島をドライブしているような気持ちになります。
と、どうしていつも日本にあるものを想像してしまうのかと情けない気持ちになります(笑)

写真中央左にある小屋で通行料を支払います。環状線と基本的に変わりはないのですが、大きな山に差し掛かると、トンネルに突入しました。写真を思わず撮り忘れてしまったのですが、中はオレンジの明かりや数キロごとの換気扇、非常口など日本のトンネルと同じ作りでした。

2~3キロのトンネルを抜けてすぐ、徐々に景色が都会めいてきました。
この旅の終わりにげんなりしている間もなく、15分ほどでレイキャヴィークに到着してしまいました。

レンタカーを返す前に最後の給油をしていると、旅が終わるのを待っていたかのように突然雨が降ってきました。晴れているに越したことはありませんが、本日はレイキャヴィーク市街観光のみなのでさほど気になりません。ドライブの最後に立ち寄ろうとこっそり決めていた、3年前に訪問した時に印象的だった砂浜に向かいます。


3年前と変わらない光景が、そこにはありました。

レイキャヴィーク郊外にある大きな岩が印象的な砂浜です。
名前もついていませんが、昔と同じ光景を見ることができたことに感動していると、雨が止んできました。どうやら一時的なものだったようです。何をするわけでもなく、波の音を聞きつつこの旅での写真を見返していると・・・


お分かりでしょうか?

さらに寄った1枚です。

なんということでしょう。
地平線の奥から虹がかかりました!!
旅の無事をお祝いされているような気持ちになり、少したそがれてみました。まだまだアイスランドを満喫したい気持ちと、もう十分だという気持ちが頭の中で戦っています(笑)

時刻は午後3時。車の返却まではまだ時間があります。車をこの日泊まるホステルに預け、昼間のレイキャヴィークにお土産の買い物に繰り出します。
旅の初日は夜に到着し、翌日はブルーラグーンなどレイキャヴィーク郊外の観光をしていたため初めての街歩きとなります。普通の旅行であればこの街歩きを日々行っているかもしれません。大分ディープな旅になってしまいましたが、ここにきてようやく一般的な情報を発信できそうです(笑)


そして次回はいよいよグランドフィナーレ!最終回とさせていただきます。
筆が遅い割に日本での個展やライブでのお話などの番外編もあったこのブログ。
話を広げ過ぎてはや3年(うち1年半ほど休載)、あまりにも長かった・・・
これを見たあなた!乗りかかった船です。どうぞ最後までお付き合いください!!!


~素敵な旅は、郵船トラベルで~

to be continued...


投稿者名 レモーネ 投稿日時 2018年05月16日 | Permalink