海外ハイキングとクルーズの情報発信基地〜Mirai(みらい)〜
新年明けましておめでとうございます。港町横浜より「横浜通信」としてホットな情報をお届けさせて頂きます。根岸線関内駅そばに【Mirai(みらい)】という多国籍料理と郵船式を継承した南極ドライカレーをおいしく食べさせてくれるレストランがあります。ここのオーナーの篠原洋一氏はクルーズ客船「飛鳥」と「飛鳥II」で14年間和食コックとして腕を振るい、また南極越冬隊の料理人も勤めた経歴を持つすご腕の料理人です。
お店の壁にはクルーズや南極の写真がところせましと展示され、オーナーの元には旅行好きやクルーズ好きの人たちが集まってきます。このお店の特徴は毎月登山家や旅行ライター等を招いてトークショーなどのイベントが開催されていることです。
レストラン&バー「 Mirai(みらい)」公式ウェブサイト:
http://www.travelbar-mirai.com/
食事やお酒を楽しむだけでなく海外ハイキングやクルーズなどの旅の情報発信基地でもあります。郵船トラベル主催の【海外ハイキング】や【クルーズ】のパンフレットも置かせて頂いております。横浜方面にお越しの際はオーナーの話を聞きに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
尚、【初夏のアルプス お花畑のハイキング 9日間<2014年6月出発>】の受付が開始されております。ご興味ありましたらパンフレット請求お待ちしております。
世界遺産へ行く、の巻 〜Part.5〜
長期に渡った富士山編も、これで最終回となります。
最後の修羅場、下山です!!!
登頂の余韻に浸りながらも一行は帰路を目指します。
帰りは須走(すばしり)ルートを通って下山しました。
登山前は当然、上りよりも下りの方が楽と思っていました。
下山後の昼食の話で盛り上がりつつ、いざ出発!!!!
・・・行きはよいよい帰りは怖い、とはよく言ったものです。
柔らかい砂で足を取られながらの下山は時に、上り以上の辛さで私たちに襲い掛かります。
下り道なために、自分のペースで降りることがなかなかできません。
頂上で回復したパワーも、あっと言う間に底をつきました。
さらに乾燥した砂から巻き上がる砂ぼこりに、一同は文字通り閉口。黙々と足を進めます。
『マスクとゴーグルを持ってくれば良かった――。』砂が口に入るので言葉には出しませんでしたが、この時全員がそう思ったことでしょう。
ふと浮かんできた涙の理由は、決して砂が目に染みただけではありません。
始めは一気に2合下りました。下山バスの乗り場は5合目。あと3合もある・・・
途中の休憩場所で、前日の山口山荘でいただいたお弁当をいただきました。相変わらずうまい。うますぎる。
お腹も膨れて再スタート!
次からは1合とはいわず、休憩所ごとに休みながら下山しました。
地上に近づくにつれ、気温も上がってきました。
写真を撮る余力もなかったのですが、7〜5.5合目あたりの地平線まで広がるまっすぐの下り坂が本当に辛かったです!!
家に帰りたいと本当に思いましたが、今は帰っている途中。それだけが私たちに正気を保たせてくれました。
時刻は午前9時ごろでしょうか。当日は晴天と言うこともあり、気温も8月らしくなってきました。
心臓破りの下り坂を超えたあたりで身体は汗まみれ。平らな開けた場所に出ました。
休憩所があり、たくさんの人が疲れを癒しています。
ようやく5合目、ゴールかと誰もが思いましたが、そこは五合目前最後の休憩所でした。ズコー!!!
ふてくされながらも、やっぱり休憩をする一同。
聞いたこともない銘柄のスポーツドリンクを通常価格の倍で購入し、一気飲み。口に入った砂風味のキンキンに冷えたそれは、案の定とってもおいしかったです。富士山に登ることで、食べ物のありがたさを再確認できています。
休憩所から先は何故か木々に囲まれた林を抜けます。
砂ぼこりは起きませんが、これはこれでキツイ。。
この頃になると、進行方向からこれから登山をされる方がちらほらと見えました。下りであれほどキツイ坂をまさか登りにいくとは、ただ者ではありません。
無邪気な子供と、木の根をジャンプで飛び越えながらすれ違いました。
『そんなに飛ばさない方が良いぞ、少年。』
――心でそっとアドバイスをします。
友達が木につまずいてしりもちを突き、歩けなくなりました。すかさず気遣うふりをして休憩を取ります。
そんなこんなで下山から4時間半。
上りよりもボロボロになりながらもゴールイン!!!!
お互いをたたえあうこともなく、一同は座る場所を探します。
久しぶりのアスファルトの感覚に感動を覚えながら、ちょうど良い休憩所を発見。どうやらここは、下山用バスの待機所も兼ねているようです。
バス券を購入し、お約束のビールで乾杯します。
仕事を終えた時とは別ですが、何か大きいことをやり遂げた後のビールの感想は・・・説明はいらないでしょう。
その足で、確かめてみてください!!
登りはじめから約18時間。
長く険しい大冒険は、こうして幕を閉じたのでした。
翌日からの筋肉痛により、数日間歩き方が変だったことは、言うまでもありません。
今回数回に渡り文章を掲載させていただきました。
あの時の辛さを思い出して、ついつい言葉が悪かった時もありましたが(笑)、総評としては本当に行って良かったです!一生に一度は、できればもう一度行ってみる価値があると思います。
時期は過ぎてしまいましたが、また来年はこれほどハードでない山を攻めてみて、再度の富士山登頂への自信・モチベーションを取り戻したいと思います。。。
〜fin〜
世界遺産へ行く、の巻 〜Part.4〜
久しぶりの更新になります。
7合目半ばで1月以上更新がなく、何かあったのか、あいつは無事なのか、との問い合わせがありました(笑)
申し訳ありません。
ご心配ありがとうございます。無事下山し、日々元気に過ごしていますよ!
と、言うことで久々に富士山登頂の続きを綴りたいと思います。
23時半に山口山荘を出て数時間。
会話も体力も尽き、ただただ足を前に運ぶ一同。
深夜にも関わらず多くの登山客が列をなしています。眼下を覗けば、道に沿ってライトが炯々(けいけい)と輝き、自分が歩いてきた道を示してくれています。
山頂に着くにつれ人も増えていき、時には歩みを止めてしまうことも。日本一高い所で起こっている渋滞は、間違いなくここ富士山でしょう。
途中何度かの休憩を挟み9合目。残り少ない水を計画的に飲みます。
再び歩みを進め、時刻は午前4時過ぎ。もうすぐ10合目、見上げれば山頂が!!
空が明るくなり始めてきました。足の痛みと渋滞で思うように前に進めません。朝日は私たちがいる道とは反対側で上るため、登頂しない限りはご来光を拝めません。
―――ご来光を、拝みたい・・・・
体力の限界で言葉を発する者はいませんが、皆の想いは一つです。
山頂まであと200,,,100,,50メートル・・・
登頂!!!!
鳥居をくぐって全員でゴールイン !!
皆の顔に笑顔が戻ります。
今までにない達成感が、身体の疲れを吹き飛ばします。
ご来光の瞬間は残念ながら拝めず既に陽が出ていましたが、この悔しさをばねにもう一度挑戦する気には、残念ながらなりません。
「グリンデルワルトのゆうべ」に郵船トラベルが出展します!
美しい映像や楽しいトークで、スイス・グリンデルワルトをご紹介する
「グリンデルワルトのゆうべ」
(主催:グリンデルワルト村・グリンデルワルト観光局 共催:株式会社モンベル)
こちらのイベントに郵船トラベルが出展し、スイス・ハイキングツアーのご紹介をいたします!
【会場】-要予約/ご参加無料/各会場先着定員200名様
☆大阪/2013年11月8日(金)モンベル大阪本社ビル 18:30〜20:30
☆東京/2013年11月9日(土)モンベル高輪ビル 16:30〜18:30
お申込みは先は株式会社モンベル広報部「グリンデルワルトのゆうべ」お申込み事務局となります。詳しくはこちらを御覧下さい。