文楽の魅力~粋な日本文化に触れる旅
東京駅や銀座の街を歩いていると、ここ数年、外国人観光客の姿が明らかに多くなりました。京都では、和服に身を包んで観光地を歩く外国人女性の姿も増え、2年後に東京オリンピックを控えた日本の観光化を肌で感じます。
経済産業省が「クール・ジャパン室」を設置したのは2010年のこと。2013年には「クールジャパン機構」が設立され、国を挙げての日本の魅力発信に力が注がれてきました。
当初は、アニメや漫画、ゲームなど、サブカルチャーの海外での人気の高まりがきっかけでしたが、この人気に目を付けた内閣府が食や伝統文化など「外国人がクールととらえる日本の魅力」をすべてひっくるめ、日本の観光化のための素材として発信するべく乗り出した形ですね。
日本人にとっては当たり前だったり、見慣れたものでも外国人が感動しているのを見て改めて見直してしまったり、あるいは伝統芸能など、日本人でも知識が無いと「少し敷居が高いな」と感じるようなものに外国人が知らないなりにも接しているのを見て、「あ、知らなくても素直に見てみればいいのか」と再発見させられたり、逆輸入効果とでも言った効果もありそうです。
ここ数年、飛鳥IIでは、歌舞伎や文楽を船内で上演したり、大相撲の人気力士が乗船する「和モノ」クルーズが毎年運航され、人気となっています。
劇場や国技館に足を運ぶのももちろん良いですが、クルーズ旅行と一緒に船内で鑑賞してみるのもおすすめです。(飛鳥IIでショーが上演されるギャラクシーラウンジの定員は412席。舞台との距離の近さは感動的です。)
今年は9月に文楽クルーズが運航されます。
演じ手が乗船し文楽公演や文楽講座を開催しますので、より身近に文楽の世界に触れることのできる貴重な機会となることでしょう。
優雅なクルーズにクールな伝統芸能をプラスした、「一粒で二度おいしい」体験はいかがでしょうか。
飛鳥II 文楽クルーズ 3日間<2018年9月28日出発>
旅行期間:2018年9月28日(金)~9月30日(日)
出発地/帰着地:横浜港
日数:3日間
世界に誇れる日本文化!