セレニティ 神秘の黒海・魅惑の地中海〜寄港地編(1)スメラ僧院〜
トルコの港「トラブゾン」は黒海に面しています。
古くから交易の中継地点として栄えていました。
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今回は交通の便が不自由な「スメラ僧院」まで足を伸ばしました。
トラブゾンの港から車で50分ほど、
山道を経て僧院の入り口へ向かいます。
=スメラ僧院とは?=
深い峡谷を見おろす270mの絶壁の上にあります。
現存するのは14世紀のもので、
修道士たちの住居跡に囲まれた教会は鮮やかなフレスコ画で覆われています。
現在はここで修道生活は行われていません。
この周辺にはオスマン・トルコ時代に
ポントス人と呼ばれたギリシャ系のキリスト教徒が住んでいた場所でもあります。
スメラ僧院はそのポントス人を例証するための重要な文化財であり、
今後世界遺産に登録される可能性があります。
参考:トルコ観光局
木の根の道を経て階段を昇り、更にもっと急な階段を昇っていきます。
階段の先にはこのような岸壁をえぐったような場所となっていて、まるでミニチュアの街のようですが、石造りでしっかりしています。
当時のフレスコ画を見ることが出来ます。
普段の旅行ではなかなか訪れることも出来ない場所ということもあり、お客さんの期待度はかなり高く、急な階段もがんばって昇ることができました。
黒海クルーズでトラブゾンを訪れた際は、ぜひ健脚の方はスメラ僧院に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。