飛鳥IIで航く九州島めぐり長崎花火クルーズ〜黒島の思い出II〜
黒島は人口約540人のうち約8割がカトリック信徒で、島の中心部には黒島天主堂(国重要文化財)が建てられています。
島の多くの人々の心の拠り所となっているこの天主堂は、黒島のシンボルであり島一番の観光スポットです。キリスト教解禁後の明治33〜35年にかけて創建されたもので、美しいステンドグラスや祭壇の床に施された有田焼のタイル・フランス製の聖鐘などが当時のまま備えられていました。
黒島は亜熱帯系の植物が多く自生していますが、根谷集落には「アコウ」を防風林として利用し生活の中に上手く取り入れていました。また「サツマサンキライ」という植物の葉は黒島の郷土食「ふくれ饅頭」を敷くのに利用されており、地元婦人会の方々と参加者でふくれ饅頭作りも体験できたことはいい思い出となりました。