伝統芸能を園児が!
先日の飛鳥IIチャータークルーズでの寄港地、別府にて。
春の冷たい雨に降られてしまった一日でしたが、出航時間には雨も上がり湯布院の「ひばり保育園」園児のこどもたちが「庄内神楽」の舞いでお見送りしてくれました。
庄内神楽は、安永7年(1778年)からつづいており、豊後神楽発祥の地から伝承されたものと言われています。
こどもたちの可愛らしいお遊戯と思いきや…とんでもない! これは圧巻、見事な伝統芸能です。
素晴らしくキレの良い舞いに目を見張ってしまいました。
聞くところによると、ひばり保育園は庄内町の伝統芸能「神楽」を特別保育の一環に取り入れて24年になるそうです。地域の文化を通して子ども達の心を育て、伝統文化を継承することによって、祖先の残した文化と郷土の良さを知ってほしいと願う思いがこめられていると聞きました。
岸壁で船を送り出す郵船トラベルのスタッフも感動してうっすら目に涙が…。
庄内神楽について:
庄内神楽は、「安永7年(1778年)に社家集団による神楽の奉納が行われた:という記録があり、豊後神楽発祥の地から伝承されたものと言われています。
地域ごとにある12の神楽座が、それぞれに庄内神楽の伝承活動を行っていましたが、平成元年に庄内町経済同友会が、「庄内神楽大会」を実施。それを機に「神楽の里・庄内」というイメージによるまちづくりに取り組んできました。平成2年には、「第1回庄内神楽祭り」を開催。その後神楽とジャズの共演「ミステリアスライブ」や月1回の「定期公演」等で多くの方が訪れています。また国内では東京近郊の出張公演や、海外ではハワイやオーストラリアでの公演を行った実績もあり、平成10年には『大分県知事表彰』平成21年には『地域伝統芸能大賞 地域振興賞』を受賞しています。